「えくぼ」に対抗意識を燃やしまくるUVERworldのTAKUYA∞
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UVERworldのTAKUYA∞には色んな伝説がある。
転売されている自身のチケットをみて、自身がそのチケットを買い、転売相手と直接対面をして、バチバチなポーズを取ったとか。
売れっ子バンドなのに、時より小さい箱でライブをしたり、<人気者>ではなく、知名度は無視して<本当の仲間>と対バンしたりとか。
自分が持っている哲学は絶対に負けない男らしさがある。
これだけ<行動>で自分の哲学を示している人間もそうはいないと思うし、だからこそバイブス際立つオラオラモードな歌詞も冴え渡る、というものである。
だから、自分は「えくぼ」という歌を聴いて、ついにTAKUYA∞、ここまでやりやがったか・・・流石だぜ・・・・と思うところがあったのだった。
「えくぼ」の話
冒頭の歌詞が、こうだ。
“えくぼ”って前世で愛した人を忘れたくないと付ける
“しるし”なんだってさ
僕にはないから 大好きな人に前世で会えなかったんだね
世の中、色んな感性がある。
好きな相手に対しては、色んな部分にキュンとくることがあると思う。
もちろん、「えくぼ」も確かなキュンポイントのひとつだと思う。
ただ、例えば相手の「えくぼ」をみて、自分にはえくぼがないことを知り、<自分はこの人と前世で会えなかったのか・・・>と落ち込むのは、想像力が全盛期のミニ四駆バリに暴走している。
あまりにも突飛っぷりに、きいている自分が「おおおおおおおおおおおお??????」となってしまう。
一時期、誰よりも「前世」と向かい合うことになった野田洋次郎すらも、きっと「そうなの!?」と驚嘆する前世史観である。
いや、たしかに「前前前世」も相当な過激派なのかもしれないけども。
君が全然全部なくなって チリヂリになったって
もう迷わない また1から探しはじめるさ
むしろ0から また宇宙をはじめてみようか
と語っていることからも分かる通り、どこかしらにエヴァンゲリオン的破滅思考をのぞかせているところに、ヤバみを覚えてしまうからだ。
自分の愛を表現するうえで、何かを破壊しないと気が収まらなさそうな狂気をどことなく感じてしまう自分がいる。
「えくぼ」と「前前前世」からにじみ出てくる途方もない強靭な狂人オーラ。
しかも、単に狂人なのではなく、「いや、俺、別に普通だけどな」な顔をしながら、誰よりもヤバイ性癖を真顔で語ってみせるようなヤバみがある。
映画「羊たちの沈黙」の登場人物ですら、ドン引きしてしまうようなベクトル違いのヤバみがあるのだ。
つくづく思う。
この2曲の屈折したピュアソウルの<ヤバみ>に触れてしまうと、ヤバイTシャツ屋さんの「ヤバみ」は、マジでポップでキャッチーだな、と。
この2曲に比べたら、<ヤバさ>の浅瀬にすら到達してない感があるなと思わずにいられない。
というか、狙ってボケっているタイプと、真顔でボケてしまっているタイプの違いがある感じ。
今年のM-1で言えば、前者はランジャタイの国崎で、後者はモグライダーのともしげ。
ん?
つまり、ヤバTはランジャタイ・・・・!!!!???
確かに猫に対する愛着にも通ずるものがあるしな・・・。
ふざけたキャラなのに、根っこの部分は相当真面目(らしい)というのも通ずるものがあるしな・・・。
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閑話休題
話がおおいに脱線してしまった。
話を「えくぼ」に戻そう。
そう、「えくぼ」の歌詞、切れ味が鋭いよなーというのが、この記事の主題だ。
<えくぼ>という入り口からここまで壮大かつ重厚なる愛のストーリーを描けてしまうTAKUYA∞の感性、半端ないなあ、という話。
俺の心の中にいるトータルテンボスのアフロの方が、常にオーバーラップしてしまうレベルである。
しかも、この歌、歌としての壮大感も半端ないのだ。
もっと真っすぐなラブソング的歌詞でも映えるような仕上がりだし、サウンドのテイストも含めハートフルなミディアムソングになっているのだ。
別に「えくぼ」一本で、勝負しなくてもいい感がなくもない。
でも、自分の哲学を曲げず、ここは「えくぼ」一本で勝負をするTAKUYA∞に、途方もない男らしさを感じるのである。
まとめに替えて
えくぼは、<愛>のしるしであるということを「えくぼ」の歌から学んだ自分。
でも、本当にそうなのだろうか。
ふと気になって、えくぼのことについてググってみた。
「えくぼ 作り方」
すると、出てくるわ出てくるわ、<えくぼの作り方!短期間ですぐ簡単に作れる方法とは??><顔の印象がまるで変わる?自己流えくぼの作り方><自宅で簡単に出来る方法とは?>といったハウトゥー記事が。
おいおいおいTAKUYA∞、ヤバイぞ、えくぼ、実は即席のものなら思ったよりも簡単につくれるぞ。
「前世で愛した人を忘れたくないと付ける
“しるし”なんだってさ」
って歌っているけど、お前がみていたそのえくぼ、もしかしたらマジもんのそれじゃないかもしれんぞ!!!!!!!????????
顔面にある顔のくぼみだけで判定するのは安易かもしれんぞ!!!!!!!????????
なお、Mr.Childrenの桜井は、「しるし」にて、<愛のしるしは>
泣いたり笑ったり 不安定な想いだけど
それが君と僕のしるし
と歌っている模様。
この辺りのバットな感情も肯定的な色合いに替えて言いくるめるやり方表現方法、流石と感服せずにはいられない。
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