2025年上半期におすすめしたい若手バンド・アーティストたち
このブログでは毎月のように、今おすすめしたいバンドやアーティストをピックアップして、紹介している。
まもなく2025年も半分が終わろうとするタイミングということで、今月はmusicる TVやリアルサウンドでも特集を組んで、いくつかバンドやアーティストを紹介した。
今回の記事ではmusicる TVで紹介した4組に加え、俺的に今おすすめしたいバンド・アーティストをどどどどんと全部で12組紹介してみたいと思う!
また、記事タイトルは便宜上、「若手バンド」という言い回しにしているが、キャリアとか活動履歴とか所属とかは関係なく、頭によぎったアーティストは惜しみなく紹介したいと思う。
過去にブログ上で紹介したバンドもいくつかいるが、そのあたりも含めて、楽しんでもらえたらと思う。
では、どうぞ。
EVE OF THE LAIN
大阪発の4人組ロックバンド。どこまでも真っ直ぐな歌詞と、感情をむき出しにしたボーカルが特徴的。ギターロックとしてのある種の王道と向き合いながらも、現代のバンドシーンだからこその感性も織り交ぜたアップデート感が真骨頂。等身大のメッセージは、リスナーの心に突き刺さる。飛ぶ道具でド派手に魅せるというよりは、ある種の泥臭さで突き抜けていく感じ。
iCO
Vo/Gt.吉國唯とDr.ヒロチカによる音楽ユニット。視覚的な演出にもこだわったMVの中、葛藤や鬱屈といった感情をも歌に落とし込む世界観が魅力。ボーカルには独特の渋みがあって、音の世界を奥深く響かせる。「DAYBREAK IT」はTikTokで反響を呼び、界隈を超えて音楽が届いた感。まさに、今注目すべきアーティストの一組。
PompadollS
2024年結成、ユーモアのある歌詞と、技巧でスリリングなアンサンブルで魅了するオルタナティブ・ロックバンド。「スポットライト・ジャンキー」は、特にバンドが持つ疾走感やアグレッシブさが全面に音に落とし込まれている。鍵盤もギターもベースもドラムも容赦なく暴れる。なのに、ボーカルはそのサウンドに埋没せず、まっすぐに届く。物語性のある歌詞も魅力で、潜るように音楽の世界に耽溺したいタイプの魅力もあり。
Gum-9
九段中等教育学校発、4人組ギターロックバンド。時に瑞々しさを全面煮出して、時にパッション溢れるギターロックを披露する。繊細ながらも切れ味鋭いサウンドと、エモーショナルな歌声によって、全員で歌の世界を作り上げるのが最大の魅力。着実にキャリアを積み上げ、年々バンドとして進化している。気がつけば、2025年の今こそ特に注目しておきたいバンドの筆頭の一組に。
SunnyGirl
3ピースロックバンド。とにかく歌のハートフル感というか、歌が熱量持って寄り添うエネルギーが半端ない。ストレートなメロディとドラマ性のある歌詞、血の通ったシンプルイズどっしりなバンドサウンドが良い。日常の切り取り方や感情の汲み取り方も素晴らしいし、ライブの熱量も必見だし、色んな意味で要注目のバンド。
らくガキ
大阪発5ピースバンド。キャッチーで、カラフルで、どこか朗らか。ピアノの音が響くポップ・ロックが好物の人なら全員が突き刺さるようなキャッチーさがある。ぬくもりを持ちながらGOODなミュージックを響かせている感。付きな人にはとことん突き刺さる人懐っこさがあって、一度ハマるとどんどん沼に引きずり込まれる。
シェカラーシカ
等身大の音楽を届ける、4ピースバンド。自分たちの視点で青春をを再構築している感じがある。ボーカルはしっとりしているが、ギターはノイズを持って響く感じのバランスが良い。すっぴんな感じがあるのに、別にストレートなわけでもないという感触。透明感もあるし、でも独特のトゲもあるし、不思議な魅力を持つワクワク感が全編に漂う。
徒然書簡
文学的+芸術的+パワフル。そういう世界観を持つバンドの音楽が聴きたい人には、絶大的に勧めたいのが徒然書簡。楽曲ごとに世界観をガラリと変える達者感と、細かい部分にもこだわったクリエイティブに胸打たれる。でもマニアックではなくて、キャッチーさもあるのが良い。最注目の一組。
komsume
神戸発スリーピースロックバンド。余計なものを削ぎ落として、「気持ち良い」だけを音に乗せている潔さがたまらない。ライブハウスで聴くと、破壊力が凄そう。日常で多少嫌なことがあっても、秒で吹き飛ばしそうな疾走感があって、パンチ力のあるバンド音楽が聴きたい人はぜひ。
Hello Hello
洗練された世界観。薄い色の絵の具も巧みに使いながら、鮮やかな絵を描くような繊細さ。優しくて、力強い音楽がたまらない人には、ぜひHello Helloの音楽を。ボーカルのハイトーンな感じの耳馴染みも素晴らしいし、まずは一曲聴いて観てほしい系バンドの代表。
前髪ぱっつん少年
ロックとポップを自由に横断しながら、独自の世界を作り上げる。ボカロ的なエッセンスもあるし、ロックバンドだからこその攻撃性もあるし、マジで中毒性がエグい。リズムへのアプローチのスキのなさがとにかくたまらなくて、一度聴いたら、身体の髄までビートでワクワクしちゃうという魔法。
Cloudy
2023年7月結成。今年界隈で大きな話題を集めているバンド。ソリッドでパンチ力のあるロックサウンド。バンドにはある種のアナキーさを求める人にも突き刺さるようなエッジさを音の中に隠し持っている。あと、ボーカルのどことないオラオラなパワフルさ。このボーカルと、このサウンド。そりゃあ、かっこいい。
まとめ
今回紹介した12組は、それぞれに個性が炸裂している。
そうい初実でも、今こそ出会ったほしいバンド・アーティストばかり。
音源でもライブでも何でもいい。
新しい音楽との出会いのきっかけになれたら、とそんなことをぼんやりと思う、そんな月曜日の夜。