前説

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バンドにはギャップがつきものである。

そのギャップはバンドごとに違う。

演奏だったり、キャラクター性だったり、色んなところにギャップがはらんでいるからだ。

そこで、今回の記事では、MCでは物腰が柔らかそうなのに、演奏に入ると急激に激しさを持つ、そういうギャップのあるバンドを紹介したい。

本編

sumika

見た目は優しそうだし、お辞儀の深さをみても分かる通り、礼儀の正しさも兼ねそなえている。

まさに演奏以外の面では物腰が柔らかそうな代表のバンドである。

しかし、ひとたびチャンネルが入ると、強烈かつ刺激的な演奏を披露する。

アップテンポの曲もバラードの曲もベクトル違いの強烈な熱量で魅了していく。

そんな激しさを持つバンドである。

UNISON SQUARE GARDEN

このバンドのライブのMCは本当に過不足がない。

余計な情報は与えず、丁寧に行儀の良い言葉を紡ぐ。

しかし、演奏中はMCでみせる行儀の良さとはまったく様相が異なるパフォーマンスを展開する。

なお、ライブでは喋らない人ほど、ステージでのパフォーマンスがアグレッシブになる。

そういう稀有なバンド。

フジファブリック

MCでは良い意味でゆるい空気が流れがちなフジファブリック。

良い意味でまったりした空気の中で、マイペースに言葉を紡ぎがちである。

が。

演奏に入ると、さっきのゆるさは何だったんだと思えるくらいに、容赦のない切れ味鋭い演奏を披露する。

全メンバーの演奏力が高く、華麗なアンサンブルで場の空気を自分たちの色に染め上げる。

このギャップもまた、今のフジファブリックの大きな魅力なのである。

ゲスの極み乙女。

MCのテンションと演奏の激しさに大いなるギャップがある、という意味ではゲスの極み乙女。も負けてはいない。

本当に演奏のかっこよさは天下一品。

リズム帯の躍動感や鍵盤の存在感は、随一だと思う。

しかし、MCはかなり独特のテンションで展開される。

ウケるとスベるの合間を絶妙なラインで泳ぎ切るクール(?)なMCをしがちである。

ベクトルは違うけれども、フジファブリックと双璧をなすマイペースさではないかなーと思っている。

演奏はマイペースと対極なので、余計にその部分が鮮やかに映る。

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THE ORAL CIGARETTES

「狂乱 Hey Kids!!」がYouTube上での再生回数が1億回を突破したTHE ORAL CIGARETTES。

THE ORAL CIGARETTESのMCも独特だ。

ここで紹介している他のバンドと色が違うけれど、ある種の柔らかさで包まれているのだ。

山中も関西弁が、ある種の柔らかさを生むのかなーと思っている。

だからこそ、演奏モードに入ったときのダークな感じにゾクゾクさせられる。

このバンドもまた、ギャップが鮮やかであり、だからこそ内側に秘めた美しさが際立つんだよなーと思う。

MAN WITH A MISSION

まあ、そもそもこのバンドの場合、MCができるメンバーが一人しかいないんだけどね。

ただ、見た目も踏まえたキャラクター性と、ライブの迫力には大いなるギャップがあるバンドだよなあと思う。

そもそも、このバンドがたくさんの人をつかんだのはキュートな見た目と、ゴリゴリのバンドサウンドにあるのだから、当然といえば当然な話かもしれないが。

最近は、そこに人間味のある優しさも加わっているから、どこまでも無敵になっているMAN WITH A MISSION。

新しくリリースされた「「ONE WISH e.p.」も良い意味でヤバイ作品である。

Official髭男dism

MCでの物腰は柔らかい。

しかし、演奏はどこまでも激しい。

この2つのど真ん中を射抜いているバンドといえば、やはりこのバンドも忘れてはならない。

Official髭男dismである。

ある種の優等生感がある立ち振舞い。

老若男女に愛されるバンドだからこその正しさと優しさを、態度とMCで綺麗に示しがちである。

だが、音楽面におけるパフォーマンスはそういう部分を綺麗に打ち破っていく。

とにかく、演奏ではゴリゴリのゴリゴリで魅了していくのだ。

整った美しさがウリの楽曲もあるけれど、ライブ・バンドとしての迫力も兼ね備えているからこそ、Official髭男dismはどこまでも凄いのである。

まあ、こんなことを書きながら、自分は2018年からOfficial髭男dismのライブは生で観れていないんだけどね・・・。

なんにしても、このバンドもまた、ギャップが凄まじいバンドであることは間違いない。

まとめ

というわけで、MCはわりと物腰柔らかそうなのに演奏に入ると急激に激しくなるバンド特集、なのでした。

やっぱりギャップは大いなる沼だよなーといつも思うし、振り返ってみると、いつも沼の入り口にはギャップがあったなーなんて思う。

この記事をきっかけに、改めて好きバンドのギャップを見つめてもらえたら嬉しい限り。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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