前説

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サウンドを聴くと、なんとなく「懐かしい」と思うバンドっていると思う。

その「懐かしさ」の内容はバンドによって違うとは思う。

オールドロックな音を鳴らすとか、レトロミュージックな感があるとか。

内実は色々だと思うけれど、とりあえず、この記事では、そういう楽曲から懐かしさを感じるバンドを紹介したい。

本編

THE BAWDIES

THE BAWDIESのサウンドは60年代や70年代のロック・ミュージックのイズムを感じるものが多い。

一周まわってそれが新しいと感じる人もいるかもだが、やっぱりあの頃のロックの良さが詰まったサウンドという印象が強いと思う。

ロックンロールという言葉がよく似合う音を鳴らしているように思う。

ちなみに、こういう懐かしさをロックの場合、重要なのは音の響き方にあると思う。

単純に「うるさい」だけでは成立せず、音に深みがないといけない。

THE BAWDIESのサウンドはそういう細かなサウンドメイクをこだわっているからこそ、あの頃のロック的な質感を覚えるのだ。

それは凄いことだし、そこがTHE BAWDIESの大きな魅力だと思う。

関連記事:圧倒的ルーツミュージックTHE BAWDIESの話

OKAMOTO’S

OKAMOTO’Sの音楽も昔の音楽にルーツを感じるものが多い。

まあ、THE BAWDIESほどわかりやすいルーツではなく、そこに多少のごちゃまぜ感はあるかもしれない。

けれど、絶対にメンバー全員「流行り」の音楽よりも、あの頃に鳴っていた音楽が好きなんだなーと感じるサウンドメイクが良いのである。

あと、オカモトショウの歌声が、微妙に懐かしさを出してくれる。

ハマオカモトはじめ、メンバーの演奏技術も高く、色んな時代の音を再現できるのも大きな強みのように思う。

関連記事:最高にセンスの良いバンドOKAMOTO’Sの話

ベッド・イン

どうみてもバブル時代の風貌。

サウンドの質感もバブルっぽいものが多い。

そういうコンセプトのアーティストなのだから、そう感じるのは当然なんだけど、その懐かしさの徹底ぶりが流石だなあ、と思うし、バブル感の出し方が絶妙なのである。

ネタ的なアーティストのふりして、がっつり歌が歌えるギャップがあるところも良きである。

ヤユヨ

最近話題のインディーズバンド。

コンセプト的にどうなのかは知らないが、妙にこのバンドにも懐かしさを覚えるのである。

MVやアー写の色合いが妙にレトロな感じがするからそう感じるのだろうか。

でも、音の響きとか楽曲の構築にも、良い意味でタイプスリップしたものを感じるのである。

少なくとも、流行りを追っているタイプのバンドの音ではない。

こだわりを持って、自分たちが衝撃を受けた音楽をやりたい、そういう意志を感じる音なのである。

話題になっているだけあって、オススメのバンドの一組。

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浪漫革命

モノクロの映像が似合うタイプのバンドだと思うのだ。

ちょっと前の大学の景色が脳内によぎる音というか。

絶対、Tiktokとかで使われることがないようなタイプの音楽。

とにかく一度聴いてみて、音にのせてタイムスリップしてみてほしい。

never young beach

はっぴいえんどくらいまでロック史を遡れそうな音を鳴らすバンド。

トロピカルなギターのサウンドが印象的で、その音だけで日本のロックの歴史を想起してしまう。

「今」ではなく、「あの頃」を思い起こさせるようなサウンドがnever young beachの良さ。

シティーポップという名の流行にのるのではなく、自分たちのルーツを音に反映させていったところがnever young beachの良さだなーとつくづく思う。

関連記事:never young beachのニューアルバム「STORY」の感想

サカナクション

戦力的な懐かしさ。

そういう言い方もできるかもしれない、サカナクションの「忘れられないの」。

「新宝島」や「モス」もそうだが、サカナクションはときより数十年前に流行った歌謡曲を楽曲の中に組み込むことがある。

その組み込み方が秀逸で、懐かしさとともに新しさを感じさせることが多い。

このバランス感覚はサカナクションだからこそ為せる技だし、様々な音楽を自分たちの引き出しに入れてきたからこそできる芸当である。

今年はまだ「新曲」はリリースしていないわけだが、果たしてどういう音を世の中に提示するのか。

それが今から楽しみである。

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まとめ

というわけで、サウンドから懐かしさを感じるバンドたち、なのでした。(一部バンドではないけど)

もちろん、どんなバンドだって過去の音楽作品をルーツに持っているから、他にもたくさんの懐かしさを感じるバンドはいるはずなんだけど、今回は7組にしてみました。

もし聴いたことがない人たちがいれば、ぜひ一度聴いてみてほしい。

どの人たちも渋くも魅力的なサウンドを鳴らす人たちばかりだから。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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