もし、ほとんどの音楽を聴かない人に、”2024年の話題の音楽”でオススメは何か?と聴かれたら何を答えるかな選手権

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ということで、タイトルに今回の記事のコンセプトを書いてみた。

自分はわりと色んなタイプの音楽を聴くんだけど、仮にあんまり音楽を聴かない人に、2024年の”顔"と自分が感じる楽曲をいくつか紹介するなら、どの曲の名前を出して紹介するかなと考えて、それを発表する記事である。

好きな歌とか、特定のジャンルであればとかとは違う切り口で、10曲ちょっと選んでみたので、「あ〜わかる」とか「いや、あの楽曲も必要なのでは!?」とか色んな思いを持ちながら、読んでもらえたら幸いである。

では、どうぞ。

本編

[Alexandros] 「todayyyyy」

まあ、この歌は12月29日発表の楽曲なので、厳密に言えば、2023年の楽曲ではある。

でも、発表されてからCMなどで罹りまくっていて、耳馴染みのある人も多かったと思うので、2024年の顔の楽曲のひとつとして紹介したい。

[Alexandros] の近年の楽曲の中でも、特に真っ直ぐで耳馴染みが良くて、しかもかっこいい。

きっと、[Alexandros] というバンドをしっかり追いかけていない人でも、耳に残っているし、心惹かれたリスナーも多いのではないだろうか?

関連記事:[Alexandros]、「todayyyyy」のキラメキが尋常じゃない件

Vaundy 「タイムパラドックス」

映画「ドラえもん のび太の地球交響楽」の主題歌であるこの歌。

ドラえもんの世界観を適宜に汲み取りながら構成された歌詞世界と、ゆったりとしたテンポ感で繰り出される爽やかなメロディーラインが印象的な楽曲である。

自分のイメージとしては、スルメ曲的な装いが強くて。

ド派手なパンチ力で痛烈なインパクトを与えるというよりは、何回も聴いているうちにどんどん楽曲の魅力に惹かれるし、一度聴いても気がつくとまた耳にしてしまっている人懐っこさがある印象。

Vaundyの伸びやかなボーカルも印象的だし、老若男女が”さらり”と聴ける楽曲という印象も強い次第。

関連記事:Vaundyの凄さと、「タイムパラドックス」の話

Number_i 「GOAT」

己のパフォーマンスを研ぎ澄ませられるだけ研ぎ澄ましたようなかっこよさがあった楽曲。

歌もラップもダンスも高いレベルで展開しており、外野から突っ込まれる野次も、パフォーマンスのレベルの高さで封殺してしまうような力強さがある。

日本のポップスに、新たな時代がやってきたようなワクワクももたらせてくれる、そんな楽曲。

関連記事:Number_iの「GOAT」が全能的無二性感

ヨルシカ 「晴る」

TVアニメ「葬送のフリーレン」オープニングテーマ。

相変わらず、n-bunaの楽曲構成力が素晴らしくて、タイアップソングとしての解像度も高いし、かつ、タイアップソングでありながらも、色んな”解釈”ができる楽曲になっているのも素晴らしい。

そして、n-bunaの世界観により深い彩を与えるように、表情豊かなsuisの歌声が歌詞を紡ぐのが良い。

男女のユニットアーティストがどんどん躍進している中でも、ヨルシカの存在感は不動だなあと改めて感じる楽曲だ。

関連記事:ヨルシカ「盗作」の感想と考察

tuki. 「サクラキミワタシ」

ABEMAの恋愛番組「今日、好きになりました。卒業編2024」の挿入歌であるこの歌。

恋愛番組を彩る楽曲ということで、 「サクラキミワタシ」も真っ直ぐかつ赤裸々で等身大的な学生の恋愛ソングとなっている。

第二ボタンというフレーズからはじまって、学校の景色を丁寧に描くフレーズを盛り込み、それを情感豊かに歌うtuki.のボーカルが良い。

自分的には、懐かしさもあるような、そんな一曲。

五十嵐ハル 「少しだけ」

五十嵐ハルは“元警察官”という異色の経歴を持つシンガーソングライターらしい。

あまり人となりは詳しくは知らないんだけど、ゴリっと感と甘さの両方を持ち合わせるボーカルで、真っ直ぐな恋愛ソングを歌う感じが、シンプルに突き刺さる。

余計なものを歌に持ちかまず、然るべきメッセージを真っ直ぐに表現している感じが良いなあと思っているし、ここからさらに2024年の顔になる楽曲として、たくさんの人に広がる予感。

乃紫 「全方向美少女」

乃紫の「全方向美少女」も、2024年を代表する楽曲となりそうな予感。

一度聴くと、中毒的になるメロディーと楽曲構成。

そして、ゴリゴリ感のあるアレンジと、凛としたボーカルというバランス感が絶妙。

今の時代の空気感を持ち合わせた、今の時代の主人公の描き方をしている感じなのも、個人的に良いなあと思っている次第。

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SPYAIR 「オレンジ」

劇場版『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の主題歌である、この歌。

SPYAIRだからこそ、ハイキュー!!の楽曲を歌ったときのエネルギーがとんでもないことになるし、色んなフェーズを経た今のSPYAIRが紡ぐ歌だからこそ、より印象を残って響く部分も強い。

・・・という要素を抜きにして、シンプルに良い歌で、耳馴染みが半端ない。

アニメ主題歌としての王道感を持ちながら、キャッチーなメロディーと力強い歌声を響かせる。

関連記事:ロック好きじゃなくてもハマるそんなバンド、SPYAIRについて

back number 「冬と春」

最強バットエンドソングの伝道師であるback number。

そんなback numberが渾身の切ない冬(あるいは春)ソングを歌いこなす。

back numberに求めていた「これ」と「これ」を嫌というほど詰め込みつつ、2024年の最新モードとしてそれを昇華していくパワフルさを感じる楽曲。

関連記事:back numberの「冬と春」の歌詞、悲しいドラマすぎる件

Mrs. GREEN APPLE 「ナハトムジーク」

こういう切なくて、胸に突き刺さる楽曲を歌ったときのMrs. GREEN APPLEの破壊力は半端ない。

「ナハトムジーク」を聴くと、改めてそんなことを思う。

各サブスクのヒットチャートランキングでも、Mrs. GREEN APPLEの歌はたくさんランクインしているが、2024年に発表される楽曲も過去の楽曲と引けを取らない輝きを放っていて、大森のソングライティングの素晴らしさが光続けることになる。

関連記事:Mrs. GREEN APPLEの「ナハトムジーク」の歌詞が強く酷く突き刺さった件

藤井 風 「満ちてゆく」

まだリリースしたばかりなので、2024年の音楽の”顔”のひとつになるのはここからなのかもしれないが、既に圧倒的な存在感を放っている藤井風の「満ちてゆく」。

序盤は、藤井風らしいピアノの弾き語りで楽曲が進み、ボーカルの深みをたっぷり堪能させる。

楽曲が進むと、少しずつ音が足されていき、美しくも刺激的な音楽体験へと誘う。

関連記事:藤井風の「満ちてゆく」に感じた”深さ”の正体

Omoinotake 「幾億光年」

TBS系 火曜ドラマ『Eye Love You』主題歌である、Omoinotakeの「幾億光年」。

サブスクのヒットチャートでも常連になるほどに大きな話題を集め、この楽曲で改めてOmoinotakeの素晴らしさに気づいた音楽リスナーも多いのではないだろうか。

確かにこれまでに築き上げたOmoinotakeの良さもありつつ、今回のタイアップソングだからこそのキャッチーさもありつつ、華やかなアレンジも冴え渡りつつで、とにかくスキのない楽曲になっている。

これまでもOmoinotakeは、たくさんの話題曲を生み出してきたと思っているが、「幾億光年」
が生み出す求心力は、これまでのヒットソングとは少しレベル違うエネルギーを解き放っている印象。

あんまり音楽を聴かない人にも、いの一番でオススメしたい、そんな楽曲のひとつである。

関連記事:Omoinotakeの「幾億光年」が、ついに何かを突出させた件

Creepy Nuts 「Bling‐Bang‐Bang‐Born」

TVアニメ「マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編」のオープニングテーマ。

素晴らしい作品には、素晴らしい主題歌が登場してくるものだが、TVアニメ「マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編」とCreepy Nutsの「Bling‐Bang‐Bang‐Born」の関係性は、まさしくそういった類なのではないかと思う。

もともと売れっ子だったCreepy Nutsのことをまったく知らない人はそこまでいないと思うけれど、もしまだCreepy Nutsのことを知らない人がいたとしても、さらにトドメをさすように、この楽曲で知名度と存在感を上げたような印象。

R-指定の高速フロウと、DJ 松永のツボを刺激しまくるフック満載の楽曲展開。

Creepy Nutsの楽曲としても、タイアップソングとしても強いし、短尺動画のBGMとしても、一曲をしっかり聴くシチュエーションでも強すぎるこの歌は、現時点で、もっとも2024年の顔と言える楽曲なのではないかなーと思う自分。

関連記事:Creepy Nutsはマジでヤバイと感じる理由

まとめに代えて

というわけで、もし、ほとんどの音楽を聴かない人に、”2024年の話題の音楽”でオススメは何か?と聴かれたら何を答えるかな選手権、なのでした。

お題的に、基本的には今年の話題のヒットソング、今年の音楽シーンの顔になりそうな楽曲を並べてみた次第。

よかったら参考にしてみてくださいな。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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