ライブを観たら軽率に心を奪われるし、音源だってすべからくかっこいいバンド特集
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ライブが好きな人って多いと思う。
では、どんなバンドのどんなライブが好きだろうか?
これは人によって違うと思う。
ピースフルで多幸感のあるライブを行うバンドが好きな人もいるだろうし、映像技術を駆使して視覚的に”魅せる”パフォーマンスをするバンドが好きな人もいるだろう。
あるいはダイブを起こしまくるアグレッシブで破壊力があるバンドが好きな人もあれば、美しいハーモニーを響かせるバンドが好きな人もいるだろう。
バンドごとに魅せ方があって、バンドごとの魅力がある。
どれが上も下もない。
でも、その中でも自分はこういうバンドが特に刺さる、という趣向はきっとあると思う。
そこでこの記事では、自分的に「ライブを観たら軽率に心を奪われる」と感じるバンドを取り上げて紹介してみたい。
今回特集して紹介するバンドの系統はあまり聴いてこなかった人はぜひ参考にしてもらえたら嬉しいし、「知ってる!」「こういう系統は好きだ!」という人は紹介する流れの中で、追ってもらえたら嬉しい限り。
では、どうぞ!
本編
a flood of circle
a flood of circleのライブはかっこいい。
なので、心が惹かれる。
とはいえ、ライブがかっこいいバンドってたくさんいるんだけど、a flood of circleのライブのかっこよさは他のバンドとちょっと違う。
前提として、ライブを観ているとアガるライブではあるんだけど、バンド側が既定路線を作って、そこをなぞるようにアガる・・という感じではない。
ライブに余白があるというか、ちゃんとロックだからこその自由度があるというか。
ライブで拳がアガるバンドって、バンドによっては拳を上げる余地しかないバンドもいる中で、a flood of circleの場合は、そういう感じがないというか。
熱さもあるし、パッションが沸き立つ心地もあるし、拳が突き上がってしまう衝動もある。
でも、「それ」だけじゃないし、「それ」を超えた自由さもある感じがするので、自分的によりぐっとくるように感じる次第。
その上で、音源はロックバンドとして、あえて「揺らいでいるもの」も積極的に収音して、かっこよさを音に落とし込んでいるの印象なのが良い。
ビレッジマンズストア
音源でもライブでもエッジが聴いて、色んな期待を裏切らない存在であるなーと感じるバンド。
こういうバンドの「こういう」が色んな角度で研ぎ澄まされて、パンチ力のあるサウンドでぶちかましていく感。
わりと和のテイストを感じさせる楽曲も多く、故に激しさがありながらも、哀愁みたいなものも感じさせるところが特徴的な魅力だなーと勝手ながらに思っている。
climbgrow
最近ライブを観たんだけど、かっこよかった。
絵にかいたように、ライブを観たら軽率に心を奪われた瞬間だった。
サウンドの感触、ビートの刻み方含め、自ずと拳が突き上がるような、音で頬をなぐってきて何かがバチリと目覚めるような、でも夜のような暗がりのシーンにもハマりそうな空気感も作品にはあって、そんな不思議な魅力を持ったバンド。
ライブハウスでどかーんと鳴り響いたときのパンチ力が劇的かつ鮮烈。
ガストバーナー
全方位が個性的で、一回耳に入れたら、どこまでも頭に残る作品性。
ボーカルもギターもベースもドラムも全てに個性が宿っている感。
作品は独創的。しかし、ライブは圧倒的な再現力で音源を超えて強いインパクトを与えていく。
唯一無二という言葉が常にとなりにあるタイプのバンドだなーと思う自分。
MARSBERG SUBWAY SYSTEM
最近ライブを観たんだけど、とにかくかっこよかった。
それこそ、ライブを観て軽率に心を奪われた。
そして、そこから音源を聴くと、すべからく心が奪われたのだった。
明確に「こういうのが好き」な人には、明確に突き刺さる類のバンド。
色んなタイプの音楽がある中で、右往左往せずに「これ」が好きな人の趣向を突き刺していく潔さがあるなーと思う。
だからこそ、ライブを観たときの突き刺さり方が半端ないなーと感じた自分。
THE PINBALLS
THE PINBALLSは音楽性もそうだし、アーティストビジュアルの立ち振る舞いもそうだし、「自分たちはこれが好きで、自分たちの美学はこれ」というメッセージが研ぎ澄まされている印象。
なので、サウンドを聴いて、ぐっとくる人はどこまでも突き刺さる。
そういうかっこよさがあるバンドだなーと思う自分。
今はすぐにライブを観ることはできないバンドではあるんだけど、音源はあまりにも不動でかっこいいし、きっと今もしライブを観る機会ができたら、想像を絶するかっこよさを展開するんだろうなーと思う次第。
WOMCADOLE
このバンドも、ライブで観た印象がどこまでも鮮烈。
だからこそ、いつか是が非でもライブハウスで観たいと思ってしまうバンド。
ただ、今聴ける音源を耳に響かせても、バンドのアンサンブルが生み出す衝動は引けを取らない。
激しくて、儚げで、荒々しくて、でも瑞々しくて、繊細。
ナイーブさと激しさを持ち合わせたようなバンドだからこそ、生み出すことができる流れが、WOMCADOLEの音楽にはあるなーと思ってしまう自分がいる。
バックドロップシンデレラ
ある種の汗臭くもある。
ある種のコミック感もある。
なので、ライブのワクワクが半端ないし、初見でもがっと心をとりこにする凄さがある。
バックドロップシンデレラのライブはシンプルにかっこいいんだけど、こういう音が好きな人にはもちろん突き刺さるし、こういう音は普段はあんまり聴かない人でも巻き込んでワクワクさせる凄さがある気がしていて、その辺りにバックドロップシンデレラの凄まじさを覚える自分。
ただ、そういう魅了のさせ方ができるのは、土台となるバンドとしての演奏やパフォーマンスがかっこいいからこそ。
音源を聴いても、良い意味で安定感があって、さっとエネルギーをもらえる。
強いし、音源聴いていると、ライブを観たくなるという罠。
まとめに代えて
というわけで、ライブを観たら軽率に心を奪われるし、音源だってすべからくかっこいいバンド特集、なのでした。
お題を決めてから、バンドを選出してみたんだけど、今は自分は”こういうバンド”のライブが観たいなーが反映されまくったラインナップになった。
紹介したバンドは通ずる部分も気がするし、異なる個性もある気がする。
でも、総合的に言って、ライブがかっこいいし、音源も魅力的。
今はライブを観ることができないバンドもいるけれど、バンドの状況とかは無視して、その辺は紹介してみた次第。
あーライブに行きたいなー。
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