今ライブを観ておきたい、かっこいいライブをするバンドたち
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このブログでは定期的に「今プッシュしたいバンド」を紹介している。
プッシュしたいの理由は様々で、ライブがかっこいいというケースもあれば、リリースされた楽曲が好きだから、というケースもある。あるいは、今はまだ荒削りな部分もあるが、これからの成長がエグいから楽しみだからプッシュするというケースもある。
兎にも角にも、何かしらの引っ掛かる部分があるから、このような形で名前を挙げているわけだ。
ところで、8月はライブシーズンである。
夏フェスがあったり、サーキットイベントがあったりと、ライブが活況するシーズンだし、学生であれば夏休みだからいつもよりはライブが観やすいシーズンかもしれない。
そこで、当ブログでは「今ライブを観ておきたい、かっこいいライブをするバンドたち」を取り上げて、勝手ながらにプッシュしてみたいと思う。
では、どうぞ。
本編
メメタァ
2009年結成で、現メンバーになったのは2018年からのメメタァ。
東京を中心に活躍しているバンドで、ライブパフォーマンスにも定評があるバンドだ。
“メメタァ”といえば、ジョジョの奇妙な冒険シリーズに出てくる擬音として認識している方も多いが、メメタァというバンド名の由来が、ジョジョの奇妙な冒険にあるのかは知らない。
ところで、メメタァのバンドの良さって何だろうか。
自分的にはサビでがんがんシンガロングする感じが好きである。
最近はサビがパワフルで、メンバー全員でシンガロングするバンドの楽曲って減った気がするけれど、メメタァってそういうパフォーマンスをかっこよく行う。
なので、メメタァの楽曲って、他のバンドにはないエネルギーと躍動感が生まれている。
エグいくらいに歌詞が刺さるし、どの歌も主人公も「どこかイケてない感じ」なんだけど、それでも今いる地点を突破してやるぜ的な気概を感じられて、それが刺さるのである。
ユレニワ
2016年千葉で結成したバンド。
GO TO JAPAN JAM 2018 優勝、MASH A&R主催 「MASH FIGHT vol.7」グランプリ受賞など、数々の功績を持っている。
ユレニワも変化球的な”節”を持っているバンドで、この節をあえて簡単な言葉で表現するならば、王道でポップな方向に突き進んでも、気がつけば真ん中からずれたところでかっこいいを作り上げるバンド、だと勝手ながらに捉えている。
例えば、「遺書」って楽曲としてのカラーはキャッチーで耳馴染むの良い歌なんだけど、タイトルは少し不穏だし、歌詞にもここぞの部分で印象的なフレーズを放り込んでおり、こういう部分にはユレニワの”節”を感じることになる。
また、楽曲ごとにサウンドの音色や楽器が紡ぐメロディーやリズムががらりと表情を変えるのも特徴である。
今年はメンバー脱退もあったが、ユレニワとして変化していく中で、よりユレニワが持つ表現力は研ぎ澄まされたものになっていくのではないかと思っている。
Chevon
2021年北海道で結成されたロックバンド。
まだバンド結成から2年ほどなのだが、発表された楽曲は大きな話題を生み、年々その人気は大きなものになっている。
Chevonの魅力はいくつもあるが、大きな要素としてあるのは谷絹茉優のボーカルであろう。
とにかく表情が豊かなのだ。エッジの効いた低音のボイスと、ファルセットを効果的に使用した高音のボーカルを巧みに織り交ぜる。聴き方によってはツインボーカルなのではないか?と思わせるようなボーカルの広がりを谷絹茉優は作り上げていく。
楽曲も中毒性のあるものが多く、どの歌もこの展開のあとにこんな展開を作るなんて面白みがあるし、はやくこの歌だったらこのフレーズの部分を聴いてアガリたい的なポイントを用意しているのも特徴である。
ロックバンド、という立ち位置ではあるが、他の音楽カルチャーと接続しそうな空気感があるのも特徴で、そういう部分もこのバンドが持つ不動の立ち位置を作り上げている印象。
バウンダリー
2013年に大阪で結成したバンドで、2015年から現メンバーで活動している。
とにかくライブはパンチがあって、3人のアンサンブルが爽快な印象。
気持ちが音にのっているし、ベースとリズムの切れ味が良くて、聴いているとスカッとした気分になるのも良い。
また、スリーピースバンドってバンドによってはギターは和音の部分だけを担うというケースもある中で、バウンダリーはゴリゴリにギターを弾き倒すのも特徴。
歌いながらギターを弾いているはずなのに、いくつもの展開をギターのパートに用意して、ぐいぐい楽曲を進行していくのだ。
メンバーのコーラスワークが聴きどころの歌も多く、似たようなバンドいそうな気がする・・・と思って頭をめぐらせてみると、バウンダリーみたいな立ち位置・魅せ方をするバンドっていないことに気づいて、
アルステイク
2017年に岡山で結成した、スリーピースバンド。
アルステイクの印象は、楽曲は赤裸々で真っ直ぐ。
ライブは激しくて、アグレシッブ感が半端ない。
なので、ライブの盛り上がり方も超絶・・・という印象だ。
嘘のつかない恋愛ソングと、激しいライブで人気と意味で、My Hair is Badが好きな人は刺さると公言できる部分もあるが、アルステイクの楽曲やライブはMy Hair is Badと確かに通ずる部分はありつつも、それぞれで違う刺さり方がするのも特徴。
岡山という地でキャリアを詰んだところ、コロナ禍のタイミングで今のメンバーで固まり、そういう状況の中でライブとして進化を果たしているところも、アルステイクがアルステイクでしかない進化を遂げている理由のひとつな気がする。
ライブの高揚感にスポットが当たりがちだが、シンプルにスリーピースバンドとしての佇まいがかっこよく、演奏のときの”動き”がかっこいいのも特徴。
また、シンプルにボーカルの声が良く、ライブとして切り離して歌だけ切り取ってもぐっとくるのがこのバンドの特徴。
まだまだ進化の途上という感じはするので、ここからさらに化けていく気がしてならないし、”その先”が楽しみなバンドである。
まとめに替えて
そんな5バンドが一堂に会すイベントが大阪で開催される。
それが、ロッキン・ライフ vol.7だ。
https://natalie.mu/music/news/521731
手前味噌な話になるが、当ブログが主催となって行うイベントになっている。
このイベントに関しては「自分が今ライブを観たいバンド」を軸に、オファーさせてもらったバンドが集う1日になるので、どこを切り取ってもかっこいいが溢れる余地しかない1日になるとは思っている。
うっかりまだチケットが残っているので、よく考えたらこのイベント、行った方が良さそうだぞ!となった方はぜひ遊びにきてくださいな。
https://eplus.jp/sf/detail/3859740001
ではではでは。
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