前説

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レコード会社と言っても色々ある。

ビクターやエイベックスのようなメジャーレーベルもあれば、ピザオブデスとかUKプロジェクトのようなインディーズレーベルもあるわけだけど、この記事で取り上げたいのはTOY’S FACTORY。

理由は単純に好きなアーティストが多いから。

というわけで、いってみたいと思います。

本編

Mr.Children

トイズのバンドといえば、ミスチルを思い浮かべる人も多いかもしれない。

トイズの功労者であることは間違いないし。

それにしても、ミスチルって不思議なバンドである。

ザ・ポップスというか、大衆バンドとしての役割を一新に受けているわりには「深海」をはじめ、わりとマニアックというか、売れ線狙いとは程遠い、妙に暗いアルバムを制作した経歴があったりするし。

もしかしたら、ミスチルがトイズに所属していたから、こんなディスコグラフィーになったのかもしれない(詳細は知らんけど)。

そして、このミスチルはここにきて新たな進化を遂げる。

脱ポップスというか、ロックバンドとしての挑戦心をむき出しにしているのだ。

若手ロックバンドに挑戦状を突きつけるかのように。

これもミスチルがトイズに所属しているからかもしれない(詳細は知らんけど)。

ちなみに、ミスチルはアルバムのテイストもよく変わるが、ベースの髪型がよく変わるのも特徴である。

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BUMP OF CHICKEN

方向性はまったくもって違うものの、ミスチルと同様、国民的な人気を放った感のあるバンドあり、ある意味で、ミスチルと同じ道をたどりつつあるバンドである。

ただし、BUMPの場合、音楽史に与えた影響がミスチルとはまたちょっと違うし、バンドの歴史の重ね方も違う。

BUMPの場合、サウンドの属性はポップスというよりも、どこまでもオルタナティブロックである。

むしろ、オルタナをここまで多くの世代に普及させたのはBUMPの功績なのではないかと思う。

さらには、若手ロックバンドに大きな影響を与えただけに留まらず、ボカロ的な想像力にも影響与えたり、ゲーム的世界観とロックを近づけたりと、その功績を挙げたらとんでもないことになる。

00年代のロックを塗り替えたと言っても過言ではないバンドなのだ。

ちなみに、ミスチルと同様、ベースの髪型がよく変わるのが特徴である。

関連記事:BUMP OF CHICKENが単にヤバイバンドであることに気づいた

SEKAI NO OWARI

思えば、セカオワも国民的な人気のバンドである。

所属バンドの数に対して、国民的バンドの数が多いところが、トイズの末恐ろしいところである。

しかも、セカオワもまた、ミスチルやBUMPと音楽性がまったく違う。

ここが何よりの凄さで、ひとつのレーベルでここまで音楽性も、媒体で放つメッセージ性も違うバンドが属しているのは、本当に珍しい気がする。

今年リリースされた二枚のアルバムに、あそこまで時間をかけて制作できたのはトイズに所属していたからなのではないかと思っているし、時間をかけた分、今年を代表する名盤になったように感じる。

そうなのだ。

音楽性もキャラクターも異なるこの三バンドが唯一共通していること。

それは、近年のリリースペースがわりと遅めなところなのである。

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UNISON SQUARE GARDEN

上記バンドのリリースペースが遅いことが関係しているのかはよくわからないが、ユニゾンのアニメタイアップ率は異常に高い。

そして、バンド側が「しばらくリリースしないぜ!」みたいなメッセージ出しておきながらも、上記3バンドでは考えられないスピード感で新曲がリリースされる。

タイアップの依頼を受けたので、とりあえず曲を作った。良い曲がたくさんできたのでリリースすることになりました・・・みたいなテンション。

リリースペースの安定感は、このバンドだからこそなせる技。

リリースペースだけに限れば、トイズ界隈の良心のような存在である。

今年リリースされるシングルも、アニメタイアップの楽曲である。

田淵は他アーティストにも楽曲を提供しているはずなのに、コンスタントに楽曲を作り続けるから恐ろしい。

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BRAHMAN

トイズのバンドは、キレイ目系な人たちが多い。

年の割に若い人が多いというか。

そういう意味で、BRAHMANは浮いているというか、異端な存在である。

まあ、昔はトイズにもマッチョなアーティストがいくつもいたんだけど、気がついたらそのほとんどが移籍してしまっていた。

ちなみに、BRAHMANもご多分にもれず、メジャーバンドとは思えないほどリリースペースが遅い。

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でんぱ組.inc

たまたまメンバーの結婚の話題があったので、改めて曲を聞き直してみたんだけど、今のでんぱってすごく良い曲を提供してもらっていると思うのだ。

アイドルとしての水準でみていいとかそんなんじゃなくて、単純にアーティストの楽曲として聞き込みたくなる歌が多いというか。

メンバーが結婚を(隠さずに)発表したのも、おそらく、でんぱというグループを今後、どういうものにしていきたいのか?というメッセージ込みの判断だったのだと思う。

是非は置いとくとして、一言で言えば、アイドルの可能性を拡張するような存在として、グループを末永く継続させたい意志があるんだろうなーとは感じたのである。

ファンからすれば、メンバーの結婚発表がどう映るのかは何とも言えないし、きっと人それぞれ思うところはあるはずだ。

その気持ち自体は誰かに咎められるものでもなければ、否定されるものではないと思う。

悲しみに暮れる人だっていることは充分承知である。

ただ、少なくとも、でんぱは既存のアイドルではできない歴史を刻もうとしていることは確かだ。

メンバーの脱退があってもひたむきに活動したのは「その先」を目指しているからだと思うのだ。

使い捨てとしてのアイドルではなく、成熟したアイドルだからこその、価値を提供しようとしているのだと思う。

そして、新曲にもそういう価値が反映されている気がするのだ。

何が言いたいかよくわからなくなってきたが、そういうことなのである。

まとめ

というわけで、一通り思いついた人たちを並べてみました。

冗談抜きで、トイズには自分の好きなアーティストが揃っているからびっくりするし、一度でいいからビクターロック祭りみたいに、トイズ音楽祭りを開催してほしいなーと思う。

遠征が必要だとしても、わりとマジでチケット取りに行くからさ。

そんな夢を描きながら、この記事を締めたいと思います。

ではではでは。

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