前説

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自分の皮膚感覚としてYouTubeで1億再生を突破すると、国民的なヒットになった感覚を覚える。

今年の歌であれば、どういう歌が1億再生突破しているのか。

この記事で紹介したい。

本編

瑛人「香水」

今となって国民の大多数が認知しているメガヒットソングとなった「香水」。

好き嫌いはともかくこれほどまでに一曲のセンテンスが多くの人に届いた歌はそうはないのではなかろうか。

メジャーアーティストになると固有の商品名を歌詞に入れることは避けがちだけど、瑛人のこの歌はそれをすることで圧倒的な成功を収めた感。

まったくメジャー的な資本を入れずとも、国民的ヒット曲を生むことは可能であることを証明したアーティストでもある。

ライブでみるとボーカルとしての完成度は高いことは実感するし、来年以降もマイペースに活動して、根強い人気を獲得してほしいなーなんて思う。

YOASOBI 「夜に駆ける」

「香水」とともに、音楽シーンにおいて圧倒的な存在感を示したYOASOBIの「夜に駆ける」。

ヨルシカやずとまよとともにネット発の「夜」系のアーティストとして同じ括りにする人もいるけれど、ダンサンブルなサウンドメイクと、パリッとした音色は圧倒的な個性を確立していると思う。

なにより、YOASOBIは「夜に駆ける」の一発にとどまらず、どんどんヒット曲を生み出していったところが強いよなーと思う。

どの歌もタイトルが若干スピッツの歌と被っているところが特徴。

2020年以降もきっと音楽シーンを駆け抜ける存在になるんだろうなーと思う。

今後がさらに楽しみである。

あと、紅白出演おめでとうございます。

NiziU 「Make you happy」

瑛人は一切音楽業界的な資本を入れないブレイクなのだとしたら、NiziUはその対極のような位置づけのグループである。

それが良いとか悪いとかではなくて、こういう巻き込み方をして、シーンを盛り上げることができるのかという面白さがあった。

アーティストの成長を巧みな物語的ショービジネスにして、きっちりその成長に似合うハイクオリティな音楽を生み出す。

ただ、NiziUの凄さは自分たちのコンテンツにどっぷり浸からせるコアなファンを生み出すのと並行して、ライトな音楽ファンやカジュアルに音楽を楽しむ人たちもファンとして組み込んだところにあるのかなーと思う。

マネしやすい歌ではあるんだけど、マネできない圧倒的な魅力を放つ。

漫才でいえば、ミルクボーイのネタのような、そういう魅力をNiziUは持っているなーと思っていて。

この2つを兼ね備えていたからこそ、2020年の音楽シーンの顔になり、日本を代表するアーティストになったのだろうなーと改めて思う。

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Official髭男dism 「I LOVE…」

もう「Pretender」の人とは言わせない。

まさかの2年連続の1億再生を突破したOfficial髭男dism。

ほんと、このバンドはすごい。

しかも「I LOVE…」は過去曲の焼き直しではなく、明らかに新たなアレンジを提示しているのだ。

常に音楽的に意欲的な姿勢をみせて、しかもその新しさできっちり心を掴むのだから、マジで言うことないという感じ。

あと数字的には「「I LOVE…」がダントツではあるんだけど、その他のシングルも毛色違いの名曲ぞろいだったりする。

今後も音楽シーンにおいて不動の存在感を放つのだろうなーと改めて思う。

米津玄師 「感電」

逆にこの男は億単位の再生数を何回経験しているんだって突っ込みたくなるわけだけど、マジで人気に陰りをみせないからすごい。

しかもこの人こそ規格外、ポップスの常識を覆す楽曲ばかりを生み出す人間で、冷静に考えるとなんでこれだけ支持されているのかわからなくなるときがある。

クリエイターという言葉がこんなにも似合うアーティストはいないことだろう。

「感電」だって、米津玄師が歌うから「いつもの感じ」になっているけれど、普通のアーティストだったら相当な個性派ソングなのだから。

にしても「感電」って本当にアレンジが気持ちいい歌だよなーと思う。

あと、今年はついに米津玄師がサブスクを解禁した年でもある。

ただサブスクを解禁してもすべての数字が下がることがない辺り、米津玄師の凄さが改めて実感できる。

いやー来年もマジで楽しみである。

LiSA 「炎」

音楽シーンにとどまらず、日本のエンタメ全体でも圧倒的な存在感だったLiSA。

もうじき日本で一番売れた映画の主題歌を歌っているアーティストという称号も手にするんだから、考えたらレジェンド級のアーティストになったんだなーと改めて思う。

ロッキン的に言えば、まだメインステージに立ったことすら(確か)ないはずだから、考えたら不思議な話である。

「炎」はザ泣き歌バラードという感じで、その王道感にぐっときてしまう。

LiSAに関しては、来年どんな存在感を魅せるのか未知数ではあるところであるが、LiSAにしかできないやり方でどんどん音楽シーンを塗り替えてほしいなーと思う。

まとめ

というわけで、1億再生を突破した曲を紹介しました。

こうやってみると、2020年って色んな歌が国民的ヒットを果たしたんだなーと思うし、それが面白いなーと思う。

エンタメ的にもアニメなら「鬼滅の刃」、ドラマなら「半沢直樹」が話題になって、かなり国民的レベルのヒット作が多数出た一年だったのではないかなーと思う。

なんだかんだで、たくさんの人が盛り上がるコンテツが出てくるとワクワクするよなーと思った一年だったのでした。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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