ライブバンドについて
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よく○○はライブバンドだ!という褒め方をする。
この言葉の真意を端的にいえば、このバンドは音源よりライブの方が良いのだ、という褒め言葉になる。
この<音源よりもライブが良い>っていうのは、バンドを褒めるときの常套句である一方、内実は色んな意味が含まれている。
例えば、音源はそんなに好きじゃないんだけど、ライブはめっちゃ好きなんだ!というパターン。
あるいは、音源もめっちゃ好きなんだけど、ライブはそれを超えてくるんだ!といういうパターンもあるだろう。
あるいは、歌がどうとかそんなんじゃなくて、MCが熱くてライブでもらえるエネルギーが半端ないんだ!というパターンもあれば、推しが動いているところさえみらたら幸せなんだよ俺らは!というパターンもあるかと思う。
さて。
この記事で取り上げようと思っているネクライトーキーもライブバンドだと思っている。
では、ネクライトーキーにおける「ライブバンド」とはどういう意味になるだろうか?
ネクライトーキーはライブバンド
もしかしたら音源を聴いたことがない人もいるかもしれないので、代表曲を紹介しておきたいと思う。
こんなノリだ。
かっこいいサウンドと、ノリノリなリズムと、キャッチーなメロディーと、可愛い歌声が特徴のバンドだ。
声がなんだか可愛い感じなので、ライブは迫力がなさそうと思う人がいるかもしれない。
まず、ここで言っておこう。
そんなことはまったくない。
ライブでは迫力ないなあ・・・と感じるどころか演奏はキレキレで、ボーカルもその演奏に埋もれることなく際立っている。
要は、音源よりもライブがかっこいいのだ。
だから、ネクライトーキーはライブバンドなのだ。
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ネクライトーキーのライブにおける良さについて
とはいえ、ライブがかっこいいんだよ、っていう褒め方はどんなバンドにも当てはまる常套句だし、いまさらこんな言葉をドヤ顔で語ったところで「知ってるよ」という話にしかならないと思う。
なので、演奏がキレキレという言葉の真意をもう少し突っこんでみたい。
ネクライトーキーって、とにかく演奏に対するバンドメンバーの息がすごく合い方がとてつもないのだ。
いわゆる「せーの」っていうテンションで演奏を始めることがなく、突然曲が始まったり、連続して曲を披露することが多いのに、そのタイミングがことごとく完璧にハマっているのである。
この「リズム」に対する正確さがネクライトーキーの演奏のキレに繋がっていると思うのだ。
元々、ネクライトーキーのメンバーのうちギター、ベースはコンテンポラリーな生活のメンバーであり、ドラムは同バンドのサポート。
ギターとベースは10年以上一緒にバンドをやってきた仲であり、故に、息もぴったりなのである。
とはいえ、コンテンポラリーな生活のメンバーだけがハマっているわけじゃなくて、ネクライトーキーの5人のサウンドが、カチッとハマっているのだ。
「許せ!服部」をライブで聴けば、ここで言いたいことが、よりクリアになると思う。
なんせ、この歌のライブバージョンがかっこいいのだ。
なんとか、この楽曲のライブバージョンのカッコよさをお伝えしたいなあ〜と思っていたら、ありがたいことに公式で動画があがっているじゃないですか。
というわけで、見てほしいんだけど、
1分50秒辺りからの流れ。
ここからがライブバージョンの真骨頂となる。
この部分のテンポ感だけでもわかると思うんだけど、ネクライトーキーって本当に畳み掛けるように楽曲展開させていくのだ。
次の楽曲に移るときも、その繋ぎ方というか間合いに無駄がなくてシャープなのである。(前述の動画でも動画終わりに次の曲のドラムが聞こえていることからも、そのスムーズさがよくわかるかと思う)
「こんがらがった!」や「オシャレ大作戦」のような代表曲でもわかるように、ネクライトーキーの曲はノリが良い。
これは、ドラムのビートの刻み方が的確で、飛び跳ねたくなるビートを作り出しているからだ。
このワクワクするビート感がネクライトーキーの持ち味だと思うんだけど、ライブではこの「リズム」の部分がよりキレキレになるのだ。
だから、音源だけでも中毒性があるのに、ライブだとその中毒性が倍増する。
だからなのかわからないけれど、ネクライトーキーのライブを見に行くと沼っている人が多いように感じるし、実際、フェスとかでも毎回、お客さんのノリが完璧なのである(おそらく、リピーターが多いことの現れだと思う)。
リズム以外のネクライトーキーの良さ
あとは、やっぱりもっさの歌声って良いよなーと思う。
もっさの声って高い。
わかりやすく甲高い。
あの声はおそらく好き嫌いが分かれると思うんだけど、あのキーで歌うからこそ、他の楽器と音がぶつからなくて、すーっと耳に入ってくるのだ。
キーボードもいるし、ギターも2本あるから、ネクライトーキーの音ってにぎやかだし、ガチャガチャしている。
ドラムの主張も激しいし、ベースも躍動している。
けれど、その音に埋もれることなく、きちんとボーカルが軸となってバンドサウンドを展開できているのは、もっさのあの歌声があるからだと思うのだ。
声量があるとか息が全く切れないとかいう、基本のベースを抑えているのは当然なんだけど、よりボーカルが魅力的に輝いているのは、ボーカルがあのキーの高さだからだと思う。
まとめ
なんにせよ、この記事で言いたいのは、ネクライトーキーってライブバンドなんだよ、ということ。
そして、ここでいうライブバンドとは、歌と演奏そのものの質なのだ、ということ。
歌と演奏が素晴らしいから、ネクライトーキーのライブは音源を超えてくるのだ。
例えば、煽りが上手いからライブがよく感じるとか、MCが巧みだからライブ後の満足度が増すとか、そういう意味でのライブバンドではないということだ(もちろん、MCの掛け合いも良いのは承知なのだが)。
歌うことと演奏すること。
バンドとしてのこの根本で、ドキドキさせてくるのだ。
だから、ネクライトーキーはすごいのだ。
この部分を改めて主張させてもらったうえで、この記事のまとめとさせて頂けたらと思う。
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