前置き

スポンサーリンク

皆さん、フェス尺のライブで感動したことってありますか?

まあ、どんな人でも何組かいるとは思います。

であれば、ライブを見るたびに同じくらい感動しちゃうバンドって何組くらいいますか?

しかも、テンション爆上げにもなる中で、でも、死ぬほど感動もしちゃう、そういうタイプのバンド。

そんなバンド、何組くらい、いますか?

ちなみに、僕がそう問われると、まず頭をかすめるバンドのひとついる。

それが、サンボマスターだ。

本編

サンボマスターはライブがとにかく良い

ワンマン尺はなかったとしても、フェス尺であればサンボマスターのライブを観たことがある人は、多いのではないだろうか?

そして、そのライブをちゃんと観た人のほとんどは、「サンボマスター、めちゃ良かった」と思ったのではないだろうか?

フェスによっては、その日のベストアクトにサンボマスターをあげる人も多いと思う。

なぜなら、すごくライブが良いから。

でも、サンボマスターほど、フェスのセトリがパターン化しているバンドもいないと思う。

事前に何を歌うか大体予想ができるし、基本的にはその予想が外れることもない。

けれど、その「いつものセトリ」で体験できるライブは、良い意味でいつも期待を裏切られるのだ。

いつもの曲が、いつもの展開で始まるだけのはずなのに、そこで得られる体験は、いつも全く違うのだ。

しかも、めっちゃテンションあがるし、めっちゃ感動するのだ。

こんな不思議なライブ体験ができるのは、サンボマスターだけだと思う。

なぜ、そんな体験ができるのかといえば、とにかくMCが熱いからだと思う。

そして、そのMCは(たぶん)台本なんてなくて、その時の熱量をぶちかますように、言葉や単語を連呼する。

叫ぶように歌うし、なんなら歌うよりも語る時間の方が長いことも多い。

真面目な顔きて、流れるように言葉をぶちかます山口のパフォーマンスに、胸打たれ、そのライブに飲まれてしまうのだ。

ちなみに、サンボマスターの凄さは、単に山口のMCに熱量だけに依拠しない。

留まることなく言葉が流れていくそのパフォーマンスだけが全てではないのだ。

だって、叫ぶようにMCをするバンドなんて、いくらでもいるでしょ?

サンボマスターの凄いところは、あんなに叫んでいるのに一切声量が落ちないボーカルにある。

マジで声が乱れないのだ。

なんならギター弾きながら歌っているはずなのに、そのギターも一切乱れることがない。

いや、ほんとにすごいんですよ。

一回、某フェスのラジオ音源を聴いたことがあるんだけど、ほとんどのバンドは「ライブ中ならそれで良いけれど、素面で音源を聴くときついなー」って思うことがほとんどなのだ。

ボーカルも演奏も、本当に滅茶苦茶で、聴けたもんじゃないことが多いのだ。

でも、サンボマスターは違う。

あれ?これってCD音源だっけ?って疑ってしまうくらいに、安定した演奏を披露しているのだ。

あんなに激しくてエモーショナルなパフォーマンスをしているはずなのに。

あんなに叫んでいるはずなのに、「歌う」部分に一切乱れがないのだ。

演奏も安定していて、完璧なクオリティで楽曲が披露されているのだ。

スポンサーリンク

実は演奏も上手いし、サウンドも個性的

サンボマスターって勢いだけのバンドと思われがちだけど、演奏はめっちゃ安定している。

楽器隊がしっかりしているから、山口はああいうパフォーマンスができるんだよなーと思う。

あと、サンボマスターってハードコアパンク的な要素が強めであるが、サンボマスターの奏でる音楽自体は幅が広い。

ソウルミュージック的な要素もあるし、サルサやダブにも通じていたりする。

ハードコアパンクなのに、オシャレと言えば聞こえが悪いかもしれない。

けれど、色んな音楽に通じた音を鳴らしているのだ。

音楽愛がとても詰まったサウンドになっているのだ。

そういう要素もしっかりしているからこそ、エモーショナルな部分がガツンと響くのだ。

ただ熱さを感じるだけではない、とんでもないライブを観た心地になるのは、基本となるバンドの演奏力がらとても高いからこそなのだ。

まとめ

そんなサンボマスター。

不思議と僕は、サンボマスターで好きなのはこの歌、っていうのがない。

でも、フェスにサンボマスターが出ていたら絶対に観に行っちゃうし、どれだけ気待ちが落ちていてもサンボマスターのライブを観ると、元気になる。

ライブがすごいからだ。

最強のライブバンドのひとつだなーと改めて思う。

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket