SixTONESの「音色」「ONE by ONE」「LIKE THAT」の話
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SixTONESの「音色」を買った。聴いている。良い。
ということで、せっかくなので、カップリング曲も含めて、簡単な感想をブログに残しておきたいと思う。
「音色」の話
美しいハーモニーが印象的。
メロディーの美しさも際立つ、爽やかで聴きやすいポップチューン。
ドラマ主題歌ということもあって、ジャンル性の面白さよりは、「歌」の力を存分に体感できるところがポイント。
どのパートも素晴らしく、聴きやすくて、素敵な歌だと思うんだけど、改めてフルで聴いた感じたのが、2番の魅力。
特に、Aメロ。
ここは流れの中で、ソロ→ラップ→ハモリ→ラップという展開があるんだけど、ここが秀逸。
あの短いマイクリレーをこういう割り振りで魅せてくるとは・・・という面白さがある。
どのパートも歌の世界観を綺麗に育みながら、次のパートに最善の形で渡している。
この聴き心地は、今のSixTONESの真骨頂なのではないかと思っている。
多人数のボーカルで魅了するグループってたくさんいて、技術的に優れているかっこいいグループはいるけれど、そういう中でもSixTONESの魅力とはどういうものか?という解答が、この2番のAメロでより存分に体感できたと感じる自分がいる。
ハモリも美しい。
個々がソロで歌う面白さもある。
ラップとボーカルを織りなすミルフィーユ戦法も良い。
素早く細かい歌割りでも魅了する面白さもある。
その上で、最後のサビでは、サウンドを止めて、全員でユニゾンだけで魅了するパートが、なによりもインパクトをもって響くのが良いなあと思ったのだった。
わかりやすい曲の個性で魅了するタイプの楽曲ではないからこそ、SixTONESの歌の魅力にぐっと迫っているのが良いなあと、「音色」を聴くたびに思うのだった。
「ONE by ONE」の話
オートチューンがかかったボーカルが印象的なナンバー。
スタイリッシュなテイストとクールな空気感が気持ち良い。
オートチューンがかかったボーカルが軸になっているということもあいまって、良い意味で、「音色」で固まった世界観を粉砕してくれる痛快感もある。
「ONE by ONE」って、おしゃれとかっこいいの塩梅が絶妙で、マニアックとポップの塩梅も微妙な気がする。
もともとカップリングの予定だったのかどうかはわからないけれど、A面ではなかなか見せない魅力がここにある気がする。
この辺は人の好みにもよると思うけど、「音色」とは違う構造で歌を作っているからこそ、そこではやらないチャレンジがあるような気がして、オートチューンがかかったクールなボーカルも、そういう要素のひとつになっている。
とはいえ、それぞれのボーカルのバトンの妙がキーになっているという根本は変わっていない。
曲が進むごとに「このパートはこういう形で魅せる」を突き詰め、3分ちょっとの楽曲の世界は豊かなものにしていく。
「LIKE THAT」の話
アッパーで、ラップのパートが冴え渡るナンバー。
ライブでも盛り上がりそうな雰囲気だし、Aメロ→Bメロ→サビへと変化するビートメイクの流れが秀逸。
特にBメロからサビにいこうするビートメイクが個人的に好きで、ワクワクする。
聴きながら、踊れるような心地にもなりそう。
実際、ライブとかでダンスを組み合わせると、よりかっこよさが際立つんだろうなーと、音源を聴きながら思う。
とはいえ、この楽曲もカップリング曲だからこその魅力があって、サビはわかりやすく耳に残るキャッチーなサビにはなっていないところがポイント。
それこそドラマ主題歌だと、もっと「わかりやすく」が求められる気がするけれど、「LIKE THAT」はそういう方向に舵をきらず、曲のかっこよさを成立させるためのメロディーがそこにあって、そのかっこよさを際立たせるためにSixTONESのボーカルがいて、という感じがして、好きだ。
自分はこういう場合、共犯関係になっている、みたいな言い方をするんだけど、かっこよさを作り出すため、曲とSixTONESが共犯となって、より鮮やかなかっこよさを作っているイメージ。
なお、根底の部分では、「ONE by ONE」と通底するような空気感も覚えるので、CDとして流れで聴くと、どんどんスタイリッシュの深淵を覗き込んでいるような心地になるのも良い。
「音色」から入ることで、こういう気持ちよさまで行き着かせてくれるなんて・・・と、SixTONESの幅の広さを体感できる瞬間でもある。
まとめに代えて
ということで、すでに「音色」の感想は別記事で書いていたいので、今回はカップリングも含めた感想を書いてみた次第。
「ここに帰ってきて」もすでにYoutubeにアップされているし、ここからのSixTONESの躍進がさらに楽しみだなーと思っている、そんな次第。
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