前説
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バンド名に動物が出ているバンドたちは強い。
そういう持論が最近強めになっているので、本当にそうだろうか?という視点でこの記事を書いていきたい。
本編
King Gnu
厳密には、ちょっと違うんだけど、一応バンド名に「ヌー」がいるこのバンドを紹介してみたい。
あつ森といい、100日後に死ぬワニといい、動物系のコンテンツが盛り上がりがちである。
じゃあバンド界隈はどうだろう、と考えたとき、ヌーの躍進が「動物に冠するバンドの躍進」を象徴しているように思う。
今となっては、日本の代表するロックバンドと言っても差し支えがない存在感。
音楽系のネットニュースでも、King Gnuのワードは客引きにも近い意味合いを宿している。
いかにこのバンドの動向が注目されており、待望されているのかがわかるというものである。
最近はその流れが過剰すぎて井口が苦言を呈すこともあるけれど、存在感がとても大きいことは間違いない。
キュウソネコカミ
自分たち世代からしたら、動物にゆかりのあるバンドといえば、キュウソがわりと速攻で頭に浮かぶ。
ただ、たまに思うのは、今のロック好きの高校生はキュウソってどういうふうに映っているのだろうか、ということだ。
自分からしたら、キュウソってこういうイメージだ。
信じられないほどスベってしまう、よくも悪くもヒヤヒヤするバンド
→マスコットキャラクターが大人気のサブカル勢に人気のバンド
→社会風刺の強いコミックバンド
→ユーモアも大事にする熱いバンド
→オモロイよりもかっこいいが勝るライブバンド
こういう変化を感じるのである。
当然ながら、インディーズ時代からリアルタイムで見てきたからこその感じ方なんだけど、今の若い子たちはどういうふうに見えるのかって少し気になる。
たぶん、その人ごとの見え方があるんだろうなーと思うのである。
スピッツ
スピッツって犬の名前なんだけど、もはやバンドを表す固有名詞と捉えている人の方が多いのではないだろうか。
スピッツという言葉をみて、犬を思い浮かべる人よりも草野マサムネの顔を思い出す人の方が多い気がする。
90年代にブレイクしたロックバンドだけど、未だにその勢いが衰えることはない。
あの頃の名曲があの頃のまま愛されている稀有なバンドである。
そして、動物の名前がバンド名の界隈でもレジェンド的な存在であるといえるだろう。
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Saucy Dog
犬のバンドといえば、スピッツをイメージする人も多いだろうが、もう一組、忘れてはいけないバンドがいる。
Saucy Dogである。
Saucy Dogの特徴はギターロックで魅せるバラード曲に秀逸なものが多いところだろう。
ストリングスに頼らず、バンドのコアな音だけで魅了していく芯の強さがある。
ドラマチックな方向になびかず、じわじわと空間を広げていくような心地よさがある。
動物界としても、次のホープとして、期待大である。
数式とライオン
バンド名に「ライオン」が入っているこのバンドを紹介したい。
サウンドがかっこよくて、硬派にバンドアンサンブルを奏でていく。
「TRANCE」は冒頭のスラップの時点で既にかっこいい。
演奏がかっこいいバンドを望んでいた人なら、きっと刺さるタイプのバンドではないだろうか。
SUPER BEAVER
サブスクを解禁したことで、きっとより多くの人が彼らの音楽に夢中になっていく気がする。
もちろん、彼ならの本質はライブにこそ現れていると思うけれど、ライブが映えるのはベースにある曲があるからだ。
今までは代表曲以外は聴くチャンスがなかった人もいるだろうが、これからはより間口が広がっていく。
ビーバーの音楽に触れるきっかけを手に入れた人も多いのだろうし、こういうタイミングだからこそ彼らの魅力に改めて気づく人もいるのだろう。
ストレートに言葉の強さを感じる彼らの音楽。
こういう時代からこそより突き刺さるのだと思う。
にしても、ビーバーって、今回紹介した中で一番小柄な動物だなーと、ふと思う。
MAN WITH A MISSION
バンド名には“動物名”は入ってないけれど、(一応)狼バンドということで、特別に紹介してみた。
いや、別に彼らは狼ではないぞ、ただのおっさんだぞ、という指摘もあるかもしれないが、それは「言わないお約束」である。
ところで、個人的に「Emotions」の冒頭が、もっとも彼らの“設定”を思い起こさせてくれる気がする。
究極の生命体が地球に降り立つようなイメージを喚起させるのだ。
冒頭の英語のナレーションもそういうイメージを強めてくれるしね。
まとめ
というわけで、バンド名に動物が入っているバンドをいくつか紹介してみた。
もし今まであまり聴いたことがないバンドがいたのなら、なにかの参考にしてもらえたらと思う。
では、今回はこのへんで。
ではではでは。
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