前説
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フレデリックというバンドが好きである。
独特のひねくれさがあるし、ダンスとサイケを絶妙な濃度で混ぜている感じも好きである。
というわけで、この記事では個人的に好きなフレデリックの楽曲を紹介したい。
飄々とエモーション
フレデリックの歌の中でも群を抜いて“壮大”な感じが強いこの歌。
フレデリックの新章を予感させる歌で、2番のサビのコーラス部分が特に良い。
「オドループ」で一躍ブレイクし、ロック系ダンス・ミュージックのイメージが強かったバンドだけど、いつまでもそのモードでは行かないぜ、っていうのを「飄々と」という言葉で表現してしまうセンスも良い。
サビが始まって視界が開ける感じも個人的に好きである。
LIGHT
いわゆる縦ノリのダンスビートではなく、横揺れを換気させるテンポ感が良い。
もともと様々な音楽を吸収しているフレデリックではあるけれど、ブラック・ミュージックな装いを強くしたこのビート感が個人的にすごくツボなのである。
というか、「リズム」の部分をここまで楽しく堪能させるバンドってそうはいないんじゃないかなーと思うのだ。
シンセンス
冒頭のギターのカッティングが心地よい。
おしゃれなんだけど、どこか不思議な違和感もあって、それが良い。
音に隙間を感じさせる音響の構築も良いし、打ち込みとバンドサウンドのバランスもちょうど良い。
ってか、サビでワンワードを連呼するフレデリックの歌はつくづく間違いないよなーと思う。
RAINY CHINA GIRL
ってか、このビート感のフレデリックの歌が好きすぎる説がある。
これくらいのビート感だと、フレデリックが持っているリズムの良さが引き立つのである。
早いテンポだとどうしてもリズムの抑揚が見えづらいが、こういうテンポだとそういうものが際立つのである。
これこそが、フレデリズムって感じがするのである。
ベースやドラムのリズム帯がしっかりしているからこそ、こういうアプローチの歌も映えるんだよなーとつくづく思うのである。
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逃避行
音の選び方にどこかレトロなものを感じさせるのもフレデリックの特徴だよなーと思う。
普通のバンドだったら積極的には選びに行かない音を、フレデリックは選んでくる感じがするのだ。
どことなく80年代のミュージック感もあるし、でも古臭くはないバランス感もあるのである。
イントロやサビ部分で、ハンドクラップを忍ばせて、リズムのフックを随所に入れ込んでいる感でいる周到さも絶妙である。
愛の迷惑
イントロのこの音使いとメロディー。
フレデリックならではだよなーと感じさせるのである。
ふわふわした浮遊感のあるメロディーを、キャッチーに落とし込んでいる。
これもフレデリックならではの持ち味だよなーと思うのである。
フレデリックの良さが詰まった玉手箱のような歌である。
真っ赤なCAR
こうやって聴いていくと、ドラムは打ち込み主体で、ギターの音が良い感じに響いている歌が自分のツボなのかなーと思ったりする。
何度も書くが。フレデリックが良いのは、このふたつだと思う。
リズムと音選び。
ここが飛び抜けて、自分のツボなのである。
これにより、サウンドが他のバンドにはない独特なもので輝くのだろうし、こういうことができるのはフレデリックが様々な音楽をルーツに持つハイブリットなバンドだからだと思うのだ。
キャッチーなのに、ひねくれさも感じさせる、フレデリックというバンドだからこそだと痛感するのである。
SPAM生活
自分がフレデリックにハマるきっかけとなった歌。
変なイントロと、中毒性となるサビ。
すげえバンドがいるんだなあーと遅まきながらに気づいた瞬間だった。
今聴いても不思議な歌だなーと思うもんな。
AメロとBメロとサビ、全て方向性の違う不気味さを感じさせるもんなあ。
フレデリックにしか作れない屈指の名曲のひとつだと思うのである。
まとめ
というわけで、個人的に気に入っているフレデリックの楽曲をいくつか紹介してみました。
良い曲はたくさんあるけれど、なるべく個人的な趣味が見えるような選曲にしてみました。
よかったら参考にしてみてくださいな。
では、今回はこの辺で。
ではではでは。
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