前説
仕事の片手間にうっかりTwitterをみてしまい、旋律した。
今日のタイムラインはいつもと空気が違うのだ。
普段のタイムラインはコロナの影響でどうしても殺伐としている。
SNSに疲れを覚え、離脱している人もいるそうだが、今日のタイムラインは様相がいつもと違うのだ。
不気味なしょくぱんのグッズを撮影していた写真なり動画なりが、どんどんと流れていくのだ。
まるで、たくさんの人が何者かに乗っ取られたかのように、嬉々として、しわくちゃのしょくぱんのグッズをタイムラインに流しているのである。
おかしい。
だって、どうみてもそのグッズは嬉々としてタイムラインにあげるような見た目はしていなかったから。
なんせ、グッズになっているしょくぱんの顔が、ことごとくブサイクなのだ。
モノを擬人化したキャラクターってたくさんある。
でも、大方、そういう擬人化型のキャラクターって、かわいくデフォルメされがちだ。
つぶらな目と、小さな口をあしらった、いかにもキャラクター的な装いをするのが普通である。
でも、件のグッズのしょくぱんは、ぎろっとした目玉と、残酷な口元を擁しているのである。
逆にしょくぱんの形の中に、目と口しかデザインされていないはずなのに、言葉にできない不気味さが内包しているのだ。
邪悪なオーラをそのキャラクターから覚えるのである。
ほんと、一度でいいからタイムラインをのぞきこんでほしい。
恐怖のあまり、卒倒してしまうだろうから。
だが、何よりも恐怖なのは、そんなひどい顔面をした人面しょくぱんのグッズを指差して「カワイイ」だのなんだのと騒いでいる人が少なくないことなのである。
そうなのだ。
いわば、人面しょくぱんを話題にして、みんな束の間の休日を楽しんでいるのである。
とんでもないことが起こっている。
そう実感したのだった。
本編
状況を知らない人に端的に説明すると、今日、UNISON SQUARE GARDENのグッズが配送されていたのだ。
ちなみに、たぶんいないと思うが、UNISON SQUARE GARDENというバンドを知らない人は下記の動画をみてほしい。
こんなバンドである。
で、発想されたそのグッズの中にしょくぱんくんというキャラクターをモチーフにしたものがあって、ユニゾンファンの多くは、本日届いたそのグッズの写真を撮影して、騒いでいたというわけだ。
いや、まあ、そのグッズが人気なのもわかるのだ。
なんせ、そのしょくぱんくんの生みの親が、ユニゾンのボーカルである斎藤宏介なのだから。
歌ってるときはとてもクールでかっこいい。
なのに、絵をかかせたら、あんな感じになってしまうというギャップ。
つまりは、あのしょくぱんが斎藤ブランドだからこそ、不動の地位を確立しているというわけだ。
が、目を覚ましてほしい。
切に願ってしまう。
だって、あのしょくぱんはどこからどうみてもブサイクだからだ。
好きなのは良いし、購入したグッズを愛するのは素敵なことだ。
でも、あのしょくぱんは断じて可愛くはない!!
それだけは強く主張したい。
試しに、Twitterでしょくぱんくんをサーチしてみてほしいのだ。
なかなかにパンチの効いたデフォルメをしているから。
まとめに替えて
しょくぱんくんが反乱するタイムラインをみて、何か苦言を呈さなければと思い、気づいたらこんな記事を書いていた。
最初、この記事を書いた動機はしょくぱんくに対するある種の憎しみだった。
だが、この記事を書きながら、改めてしょくぱんくんのグッズを見つめていると、ふと思ってしまうのだ。
これはこれで、悪くはないのかも・・・と。
いわゆる、ゆるキャラとは一線を画した特徴的なデフォメルに愛着が湧かないことはないし、フォロワーが描いているしょくぱんくんのイラストには、愛らしさを感じないこともない。
もしかしたら、間違っていたのは、僕なのかもしれない。
そんなことを思ったとき、今回から新たに仲間入りしたユニゾンのキャラクターのグッズも、目に入った。
ま?????????!!!!!!!!
・・・グロい。
おまえだけは認めないからな、と心に誓うのだった。
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