ここ近年の邦ロックの歴史を振り返ると、2013年という年は、わりとキーポイントだなーと勝手に思うのだ。
というわけで、2013年、どんなロックが誕生したのか?それについて、簡単に振り返ってみたい。
サカナクションの項
サカナクションが最後にオリジナルアルバムを出したのはいつかご存知だろうか?
聞いて驚いてほしい。
2013年なのである、2013年。
まさかこの2013年にリリースされた「sakanaction」というアルバムが、平成最後のサカナクションのオリジナルアルバムになるなんて、リリース当時、誰が思っていたことだろうか(今年はもうリリースが絶望と勝手に判断)
ほんと、X JAPANとサカナクションのニューアルバム出す出す詐欺はマジでひどいもんである。HUNTER×HUNTERの連載再開くらい期待できない。バンドマンの「(会場名及びフェス名)が一番大好きだーっ!」ってノリのMCくらい信用できない。
いや、確かにアルバムタイトルがバンド名になっている作品が、平成最後のオリジナルアルバムになるって、ほんのちょっとカッコイイけどさ。
いや、でも、平成が終わるまでまだ時間あるんだからさ、そろそろ新譜に関する音沙汰のひとつくらい頂戴よ!ツアーの情報も嬉しいけど、新譜を出す気配だけでもいいからさ、そういうヨダレの出そうな情報ひとつ、頂戴よ!
マキシマム ザ ホルモンの項
実は、マキシマム ザ ホルモンが(おそらく)平成最後のオリジナルアルバムをリリースしたのも、この2013年になる。
「ぶっ生き返す」のリリース当時はまだかなり若かった俺も、次のアルバムである「予襲復讐」がリリースされる頃には、もうすっかり大人になってたんですよ。浦島太郎もびっくりのタイムスリップですよ、マジで。
ほんと、よくも6年間も待たせやがったなこのヤローって感じで。
ただ、無駄に待たせる相手には文句のひとつも言いたくなるけれど、リリースを待たせるバンドに限っては、悔しいことに期待を裏切らないんだよね。想像以上の素晴らしい作品をリリースするんだよね。文句を言いたいのに褒めざるを得ない。
そんな、待ちに待った作品であったはずの「予襲復讐」も、今や5年ほど前の作品に。
結局、「予襲復讐」がホルモンの平成最後のオリジナルアルバムとなってしまったわけだ。
なんてこった。
ここから言えること
サカナクションであれホルモンであれ、この2枚のアルバムって、その年の年間オリコンチャートでもけっこう高い位置づけになった作品で、色んな意味で2013年のロックシーンの最高峰に君臨するようなアルバムだったりする。
で、2018年の今になってもこのアルバムや、このアルバムに収録されている曲たちって、シーンに大きな影響を与えているし、盛り上がりまくりだったりする。
実際、今でも、サカナクションもホルモンも、どのフェスに出演しても集客力がエグい、看板バンドとして君臨している。かなり客層が変わってるはずのシーンにおいて、驚くほど不動の存在感を放っているわけだ。
the telephonesの項
2013年のthe telephonesは「Laugh,Cry,Sing… And Dance!!!」というアルバムをリリースしているが、実はこのアルバム、telephonesとしては象徴的な部分がある。
実は、楽曲タイトルに「DISCO」というワードがある作品を収めた時期の、ひとつの節目のように見えるアルバムなのである。以降の作品では、以前よりも「DISCO」との距離感が少しずつ変わっていく。
つまり、以降のテレフォンズは、DISCOに頼り切らない歌作りへと向かい、バンドの見せ方を少しずつ変えていったように見える。
けれど、その変化がすぐに広く浸透したわけではなく、ワンマンとフェスで求められる役割の差も大きかったように思う。そうした転換期を経て、のちにテレフォンズは活動休止も経験することになる。
テレフォンズが、そういう道を選ぶきっかけになった上でも、2013年という年はすごく大きいのかなーと勝手に思っていて、2013年にどういう音楽が人気を博していたのかを考えるうえでも、大きな要素になっていたりする。
当時、新世代の躍進
下記の楽曲をみてほしい。
KANA-BOON「ないものねだり」
キュウソネコカミ「ファントムバイブレーション」
クリープハイプ「ラブホテル」
パスピエ「S.S」
ゲスの極み乙女。「キラーボール」
グッドモーニングアメリカ「未来へのスパイラル」
これ、ぜ〜んぶ、アルバムに収録されて全国流通でリリースされたのは、2013年なのである。
やばくないですか?2013年。名曲リリースされすぎでしょ?マジで。
いかに2013年が、フェスとセットになってロックシーンそのものが盛り上がっていたのかがよくわかることだと思う。
さらに、2013年ブレイク組が、今のシーンにおいてどういう存在感になっているのかを想像すると、5年という歳月がロックシーンにおいては「昔々」になるんだなーと実感するエピソードだったりもする。(いま、もっともシーンを賑わしているWANIMAやヤバTは、まだこの年は全国リリースの音源すらリリースしていなかったことからも、移り変わりの速さを実感することができる)
ちなみに、KEYTALKやSiMがメジャーデビューを果たしたのも、この2013年だったりする。
あるいは、THE ORAL CIGARETTESがブレイクするきっかけとなった「オレンジの抜け殻、私が生きたアイの証」をリリースしたのも、SHISHAMOがブレイクするきっかけとなった「卒業制作」をリリースしたのも、この2013年だったりする。
また、今シーンをブイブイ言わせているsumika、Suchmos、Mrs. GREEN APPLE辺りが結成したのも、この2013年だったりする(余談だが、このバンドのボーカルは全員FM802のMUSIC FREAKSという番組DJを担当している)
ちなみに、2013年は既に日タグ文化が活況だった印象もある。
色んなバンドの浮き沈みが激しいのに、日タグだけは安定した勢いで、まだまだブイブイ言わせてるって単純にやばくないですか?
まとめ
5年という歳月で、変わらないものと変わっていくものがはっきりと見えてきたし、移り変わりが早いようで、でも、そんなことないなーって部分もあって。
次の5年後のシーンがどうなっているのか全く想像がつかないからこそ、この先のロックシーンも楽しみだなーって、そんなことを改めて感じる次第。
ってか、2013年の楽曲って名曲多いので、このタイミングでどんどん掘ってもらえたら幸いである。
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私がちょうどバンドにはまりだしたのが2013年だったので、ストンと腑に落ちたというか、なるほどなぁ、と思いました。
当時私が1番よく聴いていたのはKANA-BOONでしたが『フルドライブ』以降なんかなぁ、ってなって今は当時ほど聞かなくなりました。逆に当時変な声でよくわからない歌詞を歌ってる印象だったクリープハイプが今は1番好きなバンドで必ずライブに行っています。
私の中の音楽の好みも、5年の年月を経てだいぶ変化したようです。
フェスではありませんが私にとっての2013年と言えば、バンプのベストアルバム発売記念のQVCマリンフィールドでのライブ!日本武道館でのray初披露!があった年。この2つが目撃出来ただけで何も言うことないです。私的な細かいエピソードを言えばキリがありませんが、BUMPはこの年、大進化をとげましたね!