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たまーにしたり顔で、こんなこと言う奴がいる。

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今の日本の音楽はガラパゴス化している、同じような音楽しか売れない、同じような音楽しか量産されない、ま〜た劣化○○のようなバンドが生まれたぞ、個性を標榜する某個性なバンドたちの群、まるでそこは閉鎖的なムラ社会のようである、と。

ふむ。

確かにその指摘が間違ってるとは思わない。

今のインディーズシーンを見渡すと、上手いんだけどなんとなくパッとしないバンドがたくさんいて、悪くはないけど聴く気にはならないバンドがたくさんいて、どのフェスでも同じようなメンツばかりが発表されているのをみると、なんだかなーと思うことはある。確かに。

が。

その一方で、そんなこともないでしょ?そのムラ社会から視点をズラしてもっと広いところを見てみたら、刺激的な音楽を鳴らしている人なんて幾らでもいるでしょ?とも思うわけだ。

そもそもどんな音楽を聴いても、何もかもが同じように聴こえてしまうのは音楽のせいではなくて、自分の側にあるのではないか?という考え方だってあるわけで。

どっかの藤原さんは、某ライブのMCで 「もしかしたら明日君たちの心が僕らの音楽の届かないところへ行ってしまうかもしれない」なんて言ってたけど、遠のくのはいつだって音楽側ではなくて、僕ら側なのかもしれない。

ということを踏まえると、自分の聴いている音楽が同じ音楽ばかりに感じてしまうのだとしたら、それは自分の心がその音楽に向かなくなってしまっただけな可能性が高いわけだ。

変わったのは音楽ではなく、心。

少なくとも、昔の音楽は良かったが、今の音楽はダメだとやたらめったら否定する人は、そのキライがあるのではないかと思う。

仮にそうじゃないとしても、月額1000円払えば、世界のありとあらゆる音楽作品に簡単にアクセスすることができる昨今において、同じ音楽としか思えない音楽しか選べていないのだとしたら、お前のアンテナの張り方に問題があるのでは?と突っ込みたくもなるわけで。

いや、言いたいことはわかるんだよ。

要は、ちょっと努力してディグれば世の中にはこんなにも素晴らしい音楽が溢れているのに、なんでお前らはこんなしょーもない音楽で満足してるんだ!と文句を垂れちゃいたくなるその気持ちが。

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で、売れている音楽や人気が出ているアーティストの音楽に耳を傾けたら、どれも似たり寄ったりに感じてしまい、なんでこんな音楽しか売れないんだ、と辟易しちゃう人の気持ちが。

でも、あえて言うわ。

そう感じてしまうような生き方をしてるお前がもうダメ。

その貧しい心が音楽を聴くことそのものをダメにしちゃう。

そう言いたくなる。

あと、同じように疑問を感じてしまう物言いがあって、最近の日本のバンドは洋楽の香りがしないよね〜というやつ。

待て待て待て待て待て待て。

どうせそんなことを言う奴は、ゆらゆらゆらゆらすることで一世を風靡した昆虫のような名前のバンドだったり、しまむらとかユニクロとかアパレル系に分類されそうな名前のバンドだったり、焼きそばみたいな頭をしたボーカルがいるバンドだったり、泣き虫メガネがいるバンドのこととかを想像しているのだと思う。

が、そんな氷山の一角を指して、洋楽の影響を受けてるバンドはいなくなっちゃったよねーなんて言ってたら、大阪の堺が誇る世界のCFのコイエ辺りからグーパンが飛んでくる。

というか、コイエに限らず、世界の音楽をたくさん吸収してるバンドはたくさんいる。

米津のように(恐らくは)あまり洋楽を聴いていないはずなのに、洋楽の規格を超えてしまっているアーティストだっているし。

何が言いたいか。

なんとなく大きなことを言って、音楽のシーンを見据えたフリをして、それっぽいことを言っているように見せているけれど、その物言いは全然核心は付けていないし、本当は音楽はもっと複雑怪奇なんだよ、という話。

え?誰のこと揶揄してるかって?

自分の昔の記事を読んでそう思ったっていう話。

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