前説
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最近は行けてないけれど、カラオケって行ったら楽しい。
特に同じ音楽の趣味を持つ人とのカラオケはたまらなく楽しい。
けれど、最近の邦ロックはカラオケでチャレンジするきっかけすら与えてくれないほど難易度の高い歌を歌うバンドが多い。
というわけで、この記事では、そういう歌うチャンスすら与えてくれないバンドを紹介していきたい。
本編
Mrs. GREEN APPLE
突き抜けるハイトーンボイス。
ややこしい譜割りの連続。
並のリズム感と歌唱力の人なら脱落しなければならないレベルの歌を軽やかに歌う恐ろしいバンド。
高音になるタイミングがあまりにも唐突だし、振り切りすぎるのだ、このバンドは。
Fear, and Loathing in Las Vegas
まず、クリーンとデスボイスを両方歌える人でないといけない、という時点でハードルが高い。
しかもロックとパラパラ的なダンス・ミュージックを融合させたようなリズムパターンが歌いにくさいのレベルを挙げている。
歌詞には英語もあるし、そもそも息継ぎがもたなさそうだし、色んな意味で鬼畜レベルの高いバンドである。
King Gnu
根幹に90年代以降のJ-POPの要素をたぶんに含んでいる。
はずなのに、カラオケで歌われることを意識して作られていた90年代のポップスとは歌いやすさがまったく異なる。
ツインボーカルとハイトーンボイス、そしてキレキレのリズムが再現度の難しさをバク上がりしている。
売れている人の歌だからと、安易に手を出すと火傷してしまう、非常に危険なバンドである。
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オメでたい頭でなにより
あ、歌詞的に「歌にくい」という話ではない。
オメでたの楽曲って、ひとつの歌の中に様々な要素を忍び込ませている。
ラウドな要素もあるんだけど、行進曲っぽいテイストを入れ込んだりしていて、それが歌の難易度をあげている。
ボーカルのパターンも豊富で、ひとつの歌い方では追いつかない展開をみせるのだ。
だから、カラオケでチャレンジしようとしてもくじけてしまう歌が多い。
合いの手まで表現しようと思うなら、待ち構えているのは、地獄である。
TOTALFAT
歌えばわかるけれど、息を整える余裕がないのだ。
全体的なキーも高くて、聴いている以上の大変さを歌うと実感する。
少なくとも自分はBUMPのサビに入るちょっと前で酸素不足に陥ってしまう。
テンポがそこまで早くはないけれど、その分歌いこなすには相当な肺活量が必要となるのだ。
TETORA
キーの高さとか、呂律とかそんなんじゃなくて、根本的に「チャレンジできない」タイプのバンドだよなーと思う。
このバンドが、このボーカルが歌うからこそ完成する歌すぎて、カラオケで歌うという発想になりえない曲、とでも言えばいいだろうか。
バンドの歌ってわりと、こういうタイプだったりすることが多い。
みんなでカラオケで歌うことが野暮になっちゃう的な。
Tik Tokで使われるとあまりにも魅力が変わってしまうタイプの曲は、だいたいこの枠に入るよなーと思う。
UNISON SQUARE GARDEN
https://youtu.be/vIMIJt7W-fw
ユニゾンの歌って、keyの高さやリズム感も歌うことの難易度を上げているんだけど、個人的に斎藤が時より魅せる「セリフのような歌詞」も難易度もあげているように思う。
だって、あんなセリフみたいな歌詞をかっこよく歌うことなんて絶対できないもん。
普通の人がみんなの前でやっちゃうと、あまりにも雰囲気が出てなさすぎて絶望しちゃうもん。
そういう意味で、田淵もまた、ファンに歌わせる気のない楽曲をつくるタイプのバンドマンだよなーと、そんなことを思うのである。
まとめ
というわけで、カラオケでチャレンジするきっかけすら与えてくれない邦ロックバンドを紹介してみました。
つくづく90年代の歌と今の歌だと「リズム」と「譜割り」の意識が大きく変わったことを実感する。
ポップスと言われているバンドでも普通に歌うのが難しかったりするもんなあ。
昔の歌のリズムに慣れている自分からすると、この10年代のリズムに合わせる時点でハードルが高かったりするし、こうやって振り返ってみると音楽って進化しているんだよなーと改めて思うのである。
そんなオチのないまとめをラストにおいて、この記事を終わりにしようと思います。
ではではでは。
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