おいしいメロンパンとおいしくるメロンパンの魅力を比較してみた。

RO69JACKというアマチュア・アーティスト・コンテストがある。

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年に2回、夏と冬に開催され、1回につき数組の優勝アーティストが選出される。

まずは過去の優勝アーティストをみてみたい。

第1回2008年夏

CoolRunnings
ALL OFF
ブルボンズ
オーイェーズ
plenty
SALADBOWL

第2回2009年夏

スメルマン
snap
the crickets
溝渕 文
COLORS DEPARTMENT
真空ホロウ

第3回2009年冬

うずしお
日本マドンナ

第4回2010年夏

BxAxG
WHITE ASH

*優勝を逃した中にはindigo la Endもいる。

第5回2010年冬

Ain Figremin
ハヌマーン

*優勝を逃した中にはindigo la Endもいる。

第6回2011年夏

shepherd
The モラトリアムスパゲッチーズ

*優勝を逃した中にはキュウソネコカミもいる。

第7回2011年冬

イツキライカ
パンパンの塔

第8回2012年夏

Noise and milk
さよなら、また今度ね

第9回2012年冬

RAGOUT

第10回2013年夏

Buckwheat
QOOLAND

第11回2013年冬

赤色のグリッター
Lamp in terren

第12回2014年夏

ATLANTIS AIRPORT
the quiet room
deronderonderon
鳴ル銅鑼
プププランド
魔法少女になり隊

第13回2014年冬

東京パピーズ
21g
Half time Old
リアクション ザ ブッタ

第14回2015年夏

OH!!マイキーズ
絶景クジラ
NEVERSTAND
パノラマパナマタウン

第15回2015年冬

I Promised Once
響心SoundsorChestrA
GrandStand
ゴードマウンテン
Takaryu

見てもらったらわかるが、アマチュアコンテストとはいえ、優勝したバンドにあまりぴーんとこない人が多いのではないかと思う。

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というか、ほとんどのバンドが優勝したところでブレイクできていない。

ブレイクするのは難しいものということがよくわかる。

で、今回この記事で取り上げるのは第16回2016年の夏の大会で優勝した、おいしくるメロンパンというバンド。

今回は、このおいしくるメロンパンの良さについて書こうと思うのだが、せっかくなので、今回は普通の「おいしいメロンパン」と「おいしくるメロンパン」を比較しながら、彼らの良さを語っていきたい。

こうすることで、RO69史上、例にみないブレイクへと繋がる手伝いができればと考えた次第。

早速、両者を比較していこう。

まずはおいしいメロンパンから。

こちら、大阪市内の駅チカのパン屋さんで購入したメロンパンである。

コンビニのメロンパンとは違い、外はさっくり中はふわっとを実現させた極上の一品となっている。

こんなにも艶やかなボディと、食欲をそそる匂いを充満させておきながら、お値段なんと130円。

次においしくるメロンパン。

こんなビジュアルのバンドである。

KANA-BOONの鮪の声をさらに女ったるくしたような声をもつボーカルと、クリーン寄りの音を響かせるギターと、少し軽い音のするシンバルを細かく打ち鳴らすドラム。

その3要素をミックスさせたバンド。

名前に違わず、女子ウケを狙った感のあるマッシュヘアーのボーカルが特徴。

こんな名前でありながら、ボーカルはそんなにメロンパンが好きではないらしい。

さて、おいしいメロンパンの方に戻ろう。

まずは中身をみてほしい。

中が見事なまでにふわっとしている。

外はかりっとした食感でありながら、甘すぎない甘さ。

まったく重たくないのだ。

そして、中はクロワッサンかよってくらいに柔らかい。

口に放り込んだら一瞬で溶けてしまう。

まるでわたあめのようである。

極上の一品だ。

対して、おいしくるメロンパンの方に戻ろう。

RO69優勝者の名にふさわしく、演奏力は手堅く、安定感はあるが、名前のわりにコミック性はなく、良くも悪くも普通のバンド感が強い。

ただし、ボーカルのナカシマの声は甘いのだが、中核にある「演奏力」は手堅いので、ボーカルとバンドサウンドのギャップにやられる。

おいしいメロンパンは外と中でギャップをつけることで俺の舌先を翻弄したように、おいしくるメロンパンはボーカルとバンドサウンドのギャップでリスナーの耳を翻弄するのだ。

結論。

おいしいメロンパンとおいしくるメロンパンは似てる部分もあるが、両者はまったく別のものであった。

ぜひ一度、おいしいメロンパンとおいしくなるメロンパンに触れてみてほしいと感じる次第。

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