ジャニーズWESTの「黎明」の話
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Mステを観終わって、「あ、今日はジャニーズWEST」のことを書こうと思って筆を進めている今。
OAを観ながら現在進行系で言葉を綴っている。
ところで。
ある程度、テレビで観たことがあるアーティストって、パブリックなイメージって、知らず知らずのうちにできてしまう。
濃いファンならきっと違う部分もたくさん知っている。
んだけど、部分的にしか知らないアーティストに関しては、パブリックなイメージ先行でその想像を膨らませることになる。
自分にとって、ジャニーズWESTはそういう距離感である。
正直、めちゃくちゃ詳しいというわけではない。
でも、顔は知っているし、どんな歌を歌っているかもある程度は知っている。
自分的に、ジャニーズWESTは「元気」とか「エネルギッシュ」というイメージが先行している。
バラエティー番組で活躍する姿をみているから、余計にそんなことを思ってしまうのである。
その一方で、ひとたび歌を披露すると、ぐっとその世界に引きずり込まれることが多い。
「証拠」は、そんな代表的な楽曲のひとつだ。
そして、今回Mステで披露した「黎明」も、ジャニーズWESTの歌って良いなあと改めて実感させてくれる一曲になっていた。
優しいボーカル
「黎明」は、ジャニーズWEST初のミディアムバラードとのこと。
ということもあってか、自分が「黎明」を聴いてまず感じたのは、<優しい>だった。
例えば、寝るときに身体にかける毛布って、肌に触れると<優しさ>を感じると思うのだ。
ベクトルは違うけれど、「黎明」を聴いて感じたのは、五感に触れた瞬間に走り抜ける<優しい>の感覚だったのだ。
というのも、だ。
この歌のボーカル、どこを切り取っても優しさが滲み出ているのだ。
ミディアムバラードだからこその魅力だとも言えるけど、歌を大事にしているジャニーズWESTだからこその魅力だとも言える。
そういえば、「黎明」はどこまでもボーカルが胸に届きやすいアレンジになっている。
アレンジが歌を邪魔することがないし、変にサウンドが目立つこともないのだ。
「黎明」はサウンドアプローチとかビートメイクといった楽曲の枠組みで魅了するのではなく、ジャニーズWESTのボーカルそのもので魅了していく。
メンバーの個々のパートも良いし、メンバーの歌声が重なる部分も良い。
誰かの歌声が<変に>目立つことがないのも良い。
もちろん、それぞれの歌声に魅力があるのだが、多人数グループとしてきちんと全員の歌声の統一感があるのが良い。
だからこそ、<歌>を通してぐっと響くものがあるのかなーと思うのである。
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だからこそ拘るダンスも注目
一方で、ミディアムバラードながらもダンスを魅了する構成なのも良い。
7人という人数を生かしたダンスフォーメーション。
テンポがゆったりしているから、トメとキメを効果的に使った振り付け。
<歌>だけでも伝わる歌にも関わらず、<ダンス>という武器でも表現するところが良いし、どちらも妥協なく表現を研ぎ澄ませていることにぐっとくる。
YouTubeで楽曲に触れていると、歌声よりもダンスに魅了されてしまっている自分に気づく。
どうみても<ボーカル>が本腰の歌でしょ・・・・と思っていたら、そんなことはないことに気づくわけだ。
この辺りが、ジャニーズWESTの真骨頂といえるのかもしれない。
少なくとも、一縄筋ではいかない魅力に溢れたグループであることを実感する。
観ても良し、聴いても良し。
「黎明」って、そんなとんでもない歌なんだなーと思っている自分がいる。
まとめに替えて
Mステのパフォーマンスも良かった。
ただ、どうせならもっとしっかりとパフォーマンスを観たかったなーなんてことも思う。
他も観たい・・・と思えるパフォーマンスだったということだ。
いやーにしも、ジャニーズWEST、ほんと良い歌を歌うなーとただただ思ってしまっている自分がいる。
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