前説
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定期的にインディーズや、若手バンドにスポットを当てるような記事が書けたらなーと思っている2021年。
そこで、この記事では個人的にオススメしたいそういうバンドをいくつかしたい。
ちなみにこの記事では、なるべく最近、新譜をリリースしたバンドにスポットを当てられたらなーと思う。
本編
あるゆえ
1st E.P.『私以外、騒音』をリリースしたあるゆえ。
このepがすごく良い。
瑞々しい衝動を音にしている感じがして、ぐっとくるのである。
特に「騒音楽」が良い。
力強いボーカルとソリッドなサウンドで、何かを切り開くような勢いを覚える。
語りのようなテンションで言葉が繰り出されるパートも秀逸で、ボーカルの表現力の高さが伺える。
レイラ
2021年1月から配信された「ふたりのせかい」が自分のツボなのである。
歌声が単純に好きだというのもあるんだけど、メロパートのサビのパートとでも微妙に楽曲の温度が変わる感じが個人的にグッと来るのだ。
立て付けとしてはシンプルなバンドサウンドなんだけど、そのサウンドの中での緩急の付け方が惹き込まれるというか。
そういう構成をするんだという面白さがあって、聴けば聴くほどどんどん惹き込まれるのである。
MVでは演者がマスクをしているんだけど、そういうところも丁寧に今の世相を切り取っている感じがして良い。
これが楽しみなバンドの一組。
ユレニワ
昨年の12月に発表された「Birthday」。
この歌が面白い。
特に面白いと思ったのが、イントロで。
妙に不穏に感じさせるサウンドの構築が絶妙で、不思議な気分にさせられるのだ。
マジで、開始3秒でユレニワの世界に惹き込まれてしまう。
インディーズの頃はわかりやすい差別化をすることが難しいけれど、ユレニワのサウンドアプローチは「あ、ユレニワだ」って感じがして、すごく良いのである。
「Birthday」というタイトルなのに、こういうアプローチをするセンス含めて、自分のお気に入り。
立ち耳スコティッシュフォールド
1st Mini Albumとなる『見えない季節の水彩画』を発表した立ち耳スコティッシュフォールド。
その中でも「昔の写真」という歌が良い。
鮮やかな男女ツインボーカルも素晴らしいんだけど、ボーカルの感じがリアルというか、吐息すらもうっすら見えるような心地なのだ。
吐く息が白くなるような感じすら、この声から見えてくるというか。
いや、勝手な偏見なんだけどね。
なんにせよ、ボーカルの響き方が個人的にぐっときたという話。
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the scented
しっとりとしたテンションの楽曲から繰り出される凛とした女性ボーカル。
ボーカルそのものが楽曲の世界を作っているような感じがして、グッと惹き込まれる。
楽曲の空間の中に残響していく儚げなサウンドもたまらない。
「moon down」は、このバンドならではの魅力がたっぷりと詰まった一曲である。
「moon down」が収録された「sent」は3月にリリースされるらしいが、個人的には今の時点で大注目だったりする。
マイアミパーティー
「グリコ」という歌を1月に発表したマイアミパーティー。
楽曲としてはそこまで派手な演出がなくて、比較的淡々と進んだけど、その感じが妙にエモくて妙に感傷的な気分になる。
それくらいにどっぷりと歌の世界に惹き込まれるのは、ラップのように丁寧に言葉を重ねていくボーカルがあるからこそ。
マイアミパーティーらしい魅力が存分に出た一曲である。
Re:name
洒脱でうっとりするような気分になるRe:nameの「seventeen」 という一曲。
ただし、単純にオシャレというわけではなくて、言葉にも惹き込まれる強さが宿っている。
シンプルなアレンジで歌うからこそ、響くものがある。
なんというか、洒脱な中に妙な温かさも感じるのだ。
後半になって、バンドサウンドが入ってくる流れも良い。
丁寧に楽曲をもりたてる感じ、うっとり具合が加速していく。
LAUSBUB
Twitterで大きく話題となった、女子高生によるニューウェーブ・テクノバンドLAUSBUB。
現在、軽音楽部に在籍している彼女たちの音源はまだSoundCloudなどにしか挙がっていないのだが、現在音源化している楽曲だけでもその才能に脱帽する。
既存のジャンルを丁寧に継承しつつも、若い感性でそのジャンルを再構築したような凄まじさを覚える。
音の使い方、楽器の鳴らし方、構成の仕方のすべてに才能を覚えるのだ。
近年の音楽シーンでは若い才能が、既存の音楽の常識を変えるようなとんでもない名曲を生み出すことが多い。
サブスクをはじめ、音楽の接し方が変わってきたからこそなのかなーと思うわけだけど、LAUSBUBもまたそういう圧倒的な存在を放つバンドになりそうな感。
まだ聴いていない人は、ぜひ一度聴いてみてほしいバンドである。
まとめ
というわけで、インディーズを中心に若手(という言い方が正しいかは微妙だが)バンドを紹介してみた。
どのバンドも才能豊かでぐっとくる楽曲を歌うバンドだと思うので、よかったら聴いてみてほしいなーと思うばかり。
では今回はこの辺で。
ではではでは。
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