前説

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この冬もぐっとくる楽曲がたくさんリリースされている。

というわけで、この記事では男性ソロアーティストという区切りを設けて、この冬、ぐっとくる楽曲をリリースしているアーティストを紹介していきたい。

本編

秋山黄色

「約束のネバーランド」のオープニングテーマとなった「アイデンティティ」。

秋山黄色らしい言葉の強いロックチューンでぐっとくる。

ただし、初期のロックチューンとは違って、ただただ衝動にまかせて魅了するのではなく、洗練されたテクニック的なものを垣間見る。

冒頭はミクスチャーロックっぽい雰囲気もあるし、エモさを際立たせたギターロックな感もあるし、今の秋山黄色だからこそ紡ぐ作品感がある。

人気アニメの主題歌ということもあって、きっとよりたくさんの人に彼の音楽が届くのだと思う。

今はそれが楽しみで仕方がない。

関連記事:ロックとポップを兼ね備えた秋山黄色の話

Vaundy

クールで洒脱な雰囲気。

ちょっとストリート感もあって、ナチュラルな感じが良い。

楽曲ごとに違うアイデアとカラーを魅せているVaundyだからこその楽曲である。

昨年で一通り自己紹介が終わった感があるし、今年より遠くまでその音楽を届けるのだと思う。

「世界の秘密」はそんな劇的な一年の始まりに相応しい楽曲な気がする。

聴けば聴くほどにハマっていく中毒性も備わっている。

関連記事:2021年にもっともバズることが期待されている一人、Vaundyについて

崎山蒼志

ついにメジャーデビューを果たした崎山蒼志。

「find fuse in youth」というアルバムは今年の音楽シーンでも圧倒的な立ち位置になる一枚な気がする。

崎山蒼志の過去と未来が繋がったような作品で、「Heaven」のような楽曲から、メジャーになった今だからこそのポップな一曲目で幅広い色を提示する。

それにしてもギターの腕前と作曲センスは相変わらず素晴らしい。

ぜひ根っこの部分は変わることなく、崎山蒼志だからこそ生み出すことができる音楽センスで色んなものを貫いてほしいと思う。

ちなみに自分は「「Heaven」がとても好き。

関連記事:存在がチートのような崎山蒼志の話

小林私

今、一番ハマっている男性ソロアーティストかもしれない。

それくらいに「健康を患う」という作品をよく聴いている。

色っぽさとハスキーさのふたつの面を持つボーカルで紡がられるニオイのする楽曲世界。

荒々しい美的なものを楽曲から感じるのである。

まだ聴いていない人はぜひ一度聴いてみてほしい。

きっとその歌声にぐっときてしまうと思うから。

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優里

「ドライフラワー」をはじめ、ヒット曲を量産している優里。

どの歌も切なく胸に届く言葉と、一聴すると頭に残るメロディーラインがたまらない。

「インフィニティ」はジャズっぽい洒脱なギターが印象的な軽やかなナンバーである。

シンプルな楽曲だからこそ、ボーカルの素晴らしさがよりストレートに届いてくる。

今年もより存在感を示すことが予感させられる一曲である。

関連記事:優里の「ドライフラワー」がなんだかんだで刺さってしまう理由

岡野昭仁

眩しさで貫いてくる力強い歌声。

岡野昭仁だからこそ放つことができる光に包まれた「光あれ」という一曲。

こんなにも「光あれ」というフレーズが似合うボーカルもいないんじゃないかなーと思うし、淡々としたメロディーラインに惹き込まれる。

この歌が歌えば、どんなテイストの歌も自分の歌になるんだなーということを改めて実感させた一曲である。

押し付け感がないのに、そのポジティブさに触れると元気になるという不思議な一曲。

ちなみに作詞はあのヨルシカのn-bunaというのも面白い。

関連記事:音楽シーンにおいて常に<光>だった岡野昭仁の「光あれ」論

キタニタツヤ

こちらヨルシカに繋がりがあり、ヨルシカのサポートベースを担当している キタニタツヤ。

サポートベースを担当しているということもあって、新曲の「Cinnamon」は音使いが素晴らしい。

ギターのカッティングと、ブリブリいわせてくるベース音。

かつ、個性的かつ技巧的な楽器をうるさくさせずに綺麗に調和させる。

いかにキタニタツヤがアレンジャーとして優れているのかがよくわかるサウンドメイクである。

星野源

https://youtu.be/j3q1V3QHSU4

この冬、紅白で披露した「うちで踊ろう」が大きな話題となった星野源。

とにかく話題となったのは、新たに追加された二番の歌詞である。

コロナで経験した様々な感情を丸さと鋭利さのもった言葉で表現していく。

このフレーズを提示できるのは、星野源しかいないよなーと思わせる圧巻のフレーズであった。

ただし、素晴らしいのは歌詞だけではなく、サウンドメイクにも言えること。

音楽をはじめとする、様々なカルチャーを愛して、全方位で高いレベルの完成度を提示する星野源だからこそのスキのなさ。

歌詞であれ、サウンドであれ、きっと何かひとつは引っかかりを作る、そんな名曲である。

あと、誕生日、おめでとうございます。

関連記事:星野源の歌が好きだということを語るだけの記事

まとめ

というわけで、この冬にぐっときている男性ソロアーティストたち、なのでした。

まあ、名前をあげたらエンドレスでぐっとくる人が出てくるんだけど、その中でも「特に」と思う人に絞って紹介してみました。

知らない人がもしいたら、よかったら聴いてみてほしい。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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