下半期、圧倒的に飛躍すると思う若手バンドたち

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よく年明けのタイミングで「今年ブレイクするバンドは?」とか「バズるバンド20選」みたいな記事を書きがちだと思う。

とはいえ、12ヶ月の幅で世のトレンドを見回すのは、そもそも無理だよなーというのが最近思うところで。

「バズる」「ブレイクする」という枠組みをどう捉えるのか、という問題はあるにせよ、ライトな音楽ファンにせよ、コアな音楽ファンにせよ、トレンドって一年のスパンでは語りきれないほどに早いスパンで変化しているよなーというのが自分の所管なわけである。

なので「ブレイクする」という切り口で記事を書くとすれば、「今年」という単位だけではなく、もっと細かい単位で情報発信するべきなんだろうなーなんてことを思うわけだ。

というわけで、この記事では「下半期」という単位で捉えつつ、圧倒的に飛躍すると思う若手バンドたち、という切り口でいくつかのバンドを紹介したいと思う。

<圧倒的に飛躍>とはどの範囲を差すのか、<若手バンド>というどの範囲を差すのか、という問い立てはあるだろうが、この記事では下記のように考えてみた。

<圧倒的に飛躍>→いわゆる<界隈>に留まらず、ライトな音楽ファンでも話題にすることが増えそうなバンドたち

<若手バンド>→某M-1にはなぞらえて結成15年以内は全て<若手>という認識

まあ、今以上に音楽シーンで存在感を示すことになりそうなバンドを紹介したいのがこの記事の趣旨なので、よかったら出会いのきっかけにしてもらえたら嬉しい限り。

本編

NEE

メジャーデビューが発表されたNEE。

おそらく今までとは違ったメディア露出も展開されるだろうし、よりたくさんの人に彼らの音楽が届く気がしてならない。

なにより、届いたときに絶対に心をつかんで離さない中毒性があるから、きっと間違いないことになるんだろうなーと思わずにいられないわけだ。

変幻自在のバンドアンサンブル、リフレインするリズムメイク、キャッチーなメロディーライン。

下半期、バンドシーンを盛り上げるバンドのひとつにきっとなる。

ユアネス

ここ数年でいくつかのモードチェンジを経たユアネス。

でも、今のユアネスが一番圧倒的な存在感を放っていて、音楽的な求心力も強まっている印象を受ける。

MVにおけるアニメとの距離感も絶妙で、自分の音楽の世界へ引き込むための間口も良い感じに広くなっている気がするわけだ。

ここからさらに音楽を広めるためのドライブを強く踏むことを考えると、<圧倒的な飛躍を遂げる>とここで銘打っても間違いないだろう。

透明感のあるボーカルと美しいサウンドメイクが、素晴らしい。

マルシィ

楽曲の完成度が圧倒的で、存在さえ認知されたら話題になる要素しかないバンドだと思うマルシィ。

言葉選びや、言葉に乗せるためのメロディーの温度感が絶妙で、若いときにこういう人を聴いたら、そりゃあ刺さるしかないよなーと思う。

何より、いわゆるバンド音楽が好きじゃなくても聴きやすいようなポップさが音楽に宿っているのも良い。

すでに界隈で話題になっているバンドだけど、その界隈がより広がることになるのではないだろうか。

This iS LAST

去年の段階で間違いなく思っていたThis iS LAST。

今年改めて思うのは、その広がる輪っかを確実に大きくしている感じがあるというか。

刹那的な大きな話題を勝ち取る、というよりもその音楽に夢中にさせる輪を適切なスピードで丁寧に広げているような印象を受けるのだ。

サーキットイベントでの存在感とか、楽曲のコンスタントな需要のされ方をみていると、なんとなくそんなことを思うのである。

当たり外れとかなく、確実に毎回の楽曲にぐっとくるThis iS LASTの凄さを改めて感じる2021年だし、下半期もそのまま駆け抜けていくのかなーと勝手に思う次第。

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The Songbards

The Songbardsって本当に曲が良いバンドである。

いわゆる<中毒性>とか<わかりやすいフック>とかが見えやすいタイプではないのかもしれない、なんてことを思う。

でも、だからこそゆっくりと曲の世界に浸ったり、味わうように音楽を聴くと、その感動にじんわりと酔いしれていく。

澄み切った歌声、鮮やかなコーラスワークといった、即効性のある感動ではないからこそ、他のバンドでは代替できないものがそこにあるのだ。

こういうバンドって、強い。

時間が経てば経つほど、圧倒的な存在感を放つことになる。

そんなことを、強く思う。

カネヨリマサル

自分の観測範囲で話題にする人が増えている印象を受けるカネヨリマサル。

サーキットイベントでの存在感も大きくなっている印象を受けるし、こういうバンドは間違いなく圧倒的に飛躍する。

等身大のメッセージと、そのメッセージを鮮やかにするサウンドメイク。

ここからさらに、カネヨリマサルは、たくさんのリスナーに届くことになるように思う。

the engy

音楽としての完成度の高さ。

聴き心地のある洗練されたグルーヴ。

<こういうタイプの質感>が好きな人なら、間違いなく虜にされることになるだろう進化のレベル。

スタイリッシュなのに、パワフルという鬼に金棒状態の今のthe engyにこそ、<圧倒的な飛躍>という言葉はふさわしいのではないか。

そんなことを勝手に思うのである。

Kroi

Kroiの音楽は絶対知る人が増えれば増えるほどにファンになるでしょ。

個人的に、そう思わずにはいられないんだけど、どうだろうか。

例えば、CMに起用されたらそれだけで話題になるような求心力を放っているように思うわけだ。

Kroiのタイアップ事情がどうなっているのかは知らないけど、聴けばその凄さがわかるとしか言いようがない快楽。

ここからの飛躍が楽しみで仕方がないバンドである。

まとめ

というわけで、下半期、圧倒的に飛躍すると思う若手バンドたち、なのでした。

まあ、バンド好きからしたら今更なバンドも多かったかもだけど、もし知らないバンドがいたらこのタイミングに出会ってもらえたら嬉しい限り。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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