前説
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昨年は紅白に出演したことで話題になったLittle Glee Monster。
正直、今までLittle Glee Monsterは積極的に聴いてこなかった人間である。
ただ、テレビで彼女たちのパフォーマンスをみるたびに、記憶に残っていた。
そこで、個人的に思うLittle Glee Monsterの良さについて、記事を書いてみたい。
本編
ハーモニーが美しい
Little Glee Monsterの最大の特徴は5人のハーモニーの美しさにあると思う。
ガールズグループというのは日本にもたくさんいて、それぞれの良さを発揮している。
でも、多くのガールズグループはそれぞれのパートを割って歌い、サビではユニゾンになって歌声を響かせることが多い。
つまり、ハモったり、コーラスを響かせることはあまり行わないわけだ。
しかし、Little Glee Monsterはハモリやコーラスでも魅了してくる歌が多い。
トータルで言えば、Little Glee Monsterの5人のハーモニーを美しい響かせてくるのである。
ハーモニーを軸にして、楽曲の良さを表現してくるのはLittle Glee Monsterならではの魅力だと思う。
もちろん、ハーモニーが美しく響くのは、個々の歌唱力がすば抜けているからにほかならない。
多くのガールズグループは、それぞれのボーカルが個性的ではあるが、上手さにおいては差がある印象を受ける。
そのため、ハーモニーを響かせた歌の魅せ方、というのはあまり得意ではないことが多い。
しかし、Little Glee Monsterはそれがない。
メンバーの声と名前が一致できていない人間が、個々の歌唱力について申し上げるのは傲慢な話かもしれないが、楽曲としてトータルで聴いたとき、聴こえてくるボーカルが全て高いレベルであることを実感するのである。
おそらく、メンバー全員のボーカルが優れているからなのだと思うし、故に美しいハーモニーを響かせるのだろうなーと思う。
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歌が上手さの安定感
歌が上手い、をウリにしているボーカルグループは正直いって、たくさんいる。
全員がプロとしてやっている以上、正直「上手い」だけでは差別化できない現実がある。
でも、Little Glee Monsterはその「上手さ」で差別化できている稀有なアーティストだと思う。
その理由というか秘密は、自分の記事の冒頭に返ってくると感じる。
どういうことかといえば、Little Glee Monsterの歌の上手さはいつだって安定的なのである。
例えば、歌番組での歌唱の披露。
歌番組って劣悪な環境で歌を披露することも多く、音源と比べると歌がボロボロになってしまうアーティストが多い。
歌唱力の上手さを標榜するアーティストでも歌の上手さを発揮できていないことが多いし、ハーモニーを奏でる段になると音のバランスにバラツキが出て、そのパフォーマンスにスキが出るアーティストも多い。
しかし、Little Glee Monsterはそういう時のパフォーマンスでも乱れがほとんどないのだ。
乱れるどころか、音源以上に洗練された歌声をお茶の間に届けることも多い。
ここがLittle Glee Monsterの凄さなのだと思う。
安定的に音源を超えるパフォーマンスをしてくる。
難易度が高い偉業を、Little Glee Monsterは簡単にやり遂げるのである。
バラードもアップテンポの歌も似合う歌声
「ECHO」のようなパワフルなボーカルを魅せつける歌もあれば、「足跡」のようなしっとりとした歌声を披露する歌もある。
「世界はあなたに笑いかけている」のような形容なナンバーを歌いこなすこともあれば、「明日へ」のように凛として歌声で突き抜けることもある。
そうなのだ。
彼女たちの歌の上手さのベクトルは、楽曲ごとに切り替わる。
この歌はどういう歌なのかを的確に汲み取り、その良さを表現するにどうすればいいのかを適切に調整し、歌声のアウトプット方法を変えていくのである。
虹のように歌声の色を変えていくのだ。
だからこそ、Little Glee Monsterはどんな歌でも輝かせることができるのである。
歌声を単に「上手い」だけの一辺倒にはせず、そこにオリジナル表現力を備える。
だからこそ、Little Glee Monsterの歌は、他のボーカルグループとは違う輝きを放つのである。
まとめ
正直、自分はLittle Glee Monsterを細かく聴いてきた人間ではない。
そのため、まだまだ掘り下げられていない部分だってたくさんあるとは思う。
でも、自分が思うLittle Glee Monsterの魅力はここに言葉にできたのではないかと思う。
ある程度キャリアを積んできた彼女たちは、これからもきっと新しい音楽を世に放ってくれるのではないかと、そう思うのである。
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