前説

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楽曲の一番盛り上がる場面で壮大なコーラスが挿入される歌が好きすぎるのである。

というわけで、この記事では、そういう歌を紹介していきたい。

本編

サカナクション「さよならはエモーション」

最後の大サビになって、メンバーの声が重なる壮大なコーラスが始まる。

ミル ヨルヲヌケ
アスヲシル
ヒカリヲヌケ

ここの部分なんだけど、ここの部分がとにかくテンションが高ぶるのである。

サカナクションってわりと大サビでコーラスを持ってくる歌が多いけれど、「さよならはエモーション」は特にその盛り上がり方がずば抜けているように思う。

メンバーに男性も女性いるバンドだからこそのコーラスの厚みにぐっとくるし、前半の淡々としたイメージからこの壮大なサビに繋がるのは圧巻の一言だと思うのだ。

フレデリック「飄々とエモーション」

二番のサビが終わってから、シンガロングを沸き起こしそうな太いコーラスが挿入される。

「飄々とエモーション」が今までのフレデリックの中でも特に壮大なものに感じるのは、このコーラスパートがあるからだと思うし、この曲を聴くたびにフレデリックは大きなステージが似合うバンドになったことを実感するのである。

ひねくれたことをやりながらも、マスな人間に突き刺さる歌を作ってきたフレデリックならではの魅せ方に感じるのである。

こういう壮大な歌に「飄々と」という言葉をタイトルにつけるセンスも良いよなあと思ってしまう。

King Gnu 「飛行艇」

King Gnuの楽曲の中でもシンガロングが沸き立つそうな随一の楽曲だと思う。

どしどしとリズムを刻むドラムが、よりそういう心地にさせてくれているように感じる。

ラストのサビでは、それまでのサビと違って声の重ねる量が増えており、まるでコーラスが生み出されているような気分にさせられ、曲をさらに盛り上げていく。

こういうテンポ感の歌を、最後まで飽きさせずに魅了させるのは、King Gnuだからこそ。

常田と井口の声の絡み合いがとにかく聞き所である。

SUPER BEAVER「予感」

ライブではコールアンドレスポンスをすることも多いこの歌。

イントロや間奏でコーラスが差し込まれるわけだけど、このコーラスがこの歌を確固たる魅了にしているように感じる。

ちなみにこの歌はコーラスが印象的だけど、SUPER BEAVERの楽曲の中ではかなリズムも魅せ方の幅も広がった歌のように思う。

ドラムの叩き方のバリエーションが豊富だしね。

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BUMP OF CHICKEN 「supernova」

壮大なコーラスがあれば、歌詞すら不要になってしまうことを示した一曲。

美しい声の積み重ねが、ラララという言葉に多重な意味を膨らませていく。

壮大なコーラスってメインのボーカルがしっかりしているほど映えるように思う。

サカナクションもビーバーもそういう類だし、BUMPもまたそれは同じように思うのだ。

藤原のボーカルが個性的で圧倒的だからこそ、その声の包むようにコーラスが重なったときの爆発力ははかりしれないのだ。

ゆず「虹」

もともとゆずってハーモニーが魅力的である。

ただ、単に二人のハモリだけではなく、そこからお互いの声を多重に重ねたとき、その破壊力はさらなる境地になるのだ。

「虹」はそういう多重なハモリを随所に取り入れた楽曲である。

こうすることで、サビの岩沢の声の突き抜け具合がはっきりと見えるし、空にかかる虹にまで声が届きそうな気分になるのである。

まあ、この記事にアップしている動画は弾き語りverだから、多重なコーラスはなりを潜めているんだけどね。

Official髭男dism 「Pretender」

ヒゲダンのこの歌は色んなヒット・ソングのヒットしている要素を詰め込んだ、みたいなところがあるきがするのだ。

最後のサビが終わってコーラスが挿入されるのも、印象に残る歌は壮大なコーラスがあるということを見越したうえで挿入したのではないか、と個人的に勝手に思っている。

この歌においては、最後のコーラスはそこまで重要なものとして捉えている人は少ないかもしれないが、あのコーラスがあることでアウトロの余韻が大きなものになっている気がする。

最後の最後まで曲が引き締まっているというか。

飽きさせない作りになっているというか。

つくづく令和を代表する名曲だよなーと思ってしまうのである。

ONE OK ROCK 「Cry out」

ワンオクはコーラスが印象的な歌が多い。

でも、その中で自分が一曲選ぶとすれば、「Cry out」かなーと思うのである。

まだまだ鋭いギターロックを兼ね備えていた時代のワンオクだからこそ、随所で挿入される綺麗なコーラスがより映えて聞こえるのだ。

トゲトゲした部分と洗練された部分のコントラスが秀逸、とでも言えばいいだろうか。

壮大なコーラスがあるおかげで、曲の壮大さが3割以上増しているみたいなところ、あるもんなあ。

まとめ

ってか、こうやって並べたら、つくづく主張が強いボーカルばっかりが並んでいることに気がついた。

少なくとも、ボーカルが弱いバンドはまったくいない。

まあ、自分が好きな曲を並べたらそうなだけかもしれないが、ピンのボーカルがすごいからこそ、壮大なコーラスが映えるということは間違いないんだろうなーと思う。

で、重要な場面で壮大なコーラスがあるからこそ、より楽曲がドラマチックになるんだろうなーと思うのである。

ぜひ壮大なコーラスがある楽曲の沼に溺れてもらいたないーと思う次第。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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