前説

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バンドを褒める言葉として、このバンドは「ライブバンド」だ、という言葉がある。

当然ながら、多くのバンドはライブでこそ魅力が発揮されがちだと思うんだけど、「ライブが良い」って言葉と「このバンドはライブバンド」というふたつの褒め言葉には微妙に隔たりがあるように思うのだ。

その隔たりを言葉にするのは難しいけれど、簡単に言えば、音源の再現性が高いからこそ褒められるバンドと、再現性自体は決して高くないんだけど、別のベクトルで良さが付与されるから、音源とはまったく違う興奮をライブで与えてくれる、くらいのニュアンスの違いがあるように思うのだ。

いや、再現性というよりも身体性が感化される、って言葉の方が言い回しとして近いのかな。

うずうずしてしまう何かをライブで与えてくれるバンド=ライブバンドみたいなところあるし。

なんにせよ、ライブだからこそ魅力がバク上がりするバンドっているよね、ってことが言いたいし、そういうバンドこそ「ライブバンド」って言葉が相応しいよな、と思うわけだ。

ってわけで、ライブバンドだなあ、と思うバンドをいくつか紹介していきたい。

本編

ハルカミライ

客席すらもステージにしてしまう迫力がある。

他のバンドなら無茶苦茶に見える所業もアリにしてしまう説得力がある。

ストレートなロックをストレートに歌い切る強さもあって、メッセージの全て力強く聞こえてくる。

だからこそ、ハルカミライのライブは圧巻なのだ。

ライブバンドという言葉がこんなにも似合うバンドは、そうはいない。

SIX LOUNGE

かっこいい音を鳴らすバンドであること。

これがライブバンドの条件のひとつだと思うけれど、SIX LOUNGEもそういう類のバンドだと思う。

リズムで「踊らせる」ではなく、かっこいいギタ−の音で身体が動いてしまう。

そういうタイプの衝動を喚起させるバンドなのだ。

ギターロックであることのストレートさが良いんだなあと思うのだ。

ENTH

激しい音なんだけど、どこか優しさも感じさせる。

そういう印象を受けるバンド。

音の足し算はしないのに高揚感を感じさせるのは、リズムアプローチがシビアで細かな変化を加えていっているからだと思う。

単純そうにきこえるけれど、かなり細部までこだわって作り込まれている歌である印象を受けるのだ。

そして、細かいところにこだわってるからこそ、サウンドを爆発させるところがぐっとくるというか。

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TETORA

「今日くらいは」はちょっとレゲエっぽさも内包しているので、どこかエモさを感じる仕上がりになっている。

このバンドはボーカルの声がとにかく個性的で、その声から紡がれる言葉が印象に残るバンドなのだ。

必ずしもスピーディーな歌を歌うバンドこそがライブ・バンドというわけではなく、エモさを歓喜させるハートフルな歌でがつーんときて、ライブバンドの印象を決定づけるバンドもいる。

TETORAはそういう類のバンドだと個人的には思う。

LONGMAN

男女ツインボーカルが鮮やかなこのバンド。

ポップなロックを鳴らすバンドで、音源を聴くと少し軽い印象を与えるかもしれないが、ライブで見るとその迫力はなかなかのもの。

音源だけではまったく想像できないのが、ライブバンドの魅了なのだと痛感させられる。

にしても、LONGMANは屈託ない明るい歌がよく似合うよなーと思う。

サンボマスター

 

 

 

 

 

色褪せることのない最強のライブバンドの一角である。

まとめ

というわけで、個人的にライブバンドだなーと思うバンドを紹介してみました。

音源もかっこいいバンドばかりなので、よかったら聴いてみてくださいな。

では、今回はこの辺で。

ではではではではでは。

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