バンドはみんな、働きすぎだと思う。

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朝は栃木にいたのに、その日の夜には大阪でライブをしているから、朝と深夜と次の日でライブをする場所が変わるというバンドもいる。

50歳以上のメンバーで構成をされた、本当なら大御所と呼ばれるべきバンドが、全国あちらこちらでライブをしていたりする。

毎週フェスはあるし、取材とかもクソほどあるし、新曲もすごいペースでリリースされていく。

みんな働きすぎだよなーと思う。

もちろん、バンドなんて時給でお金がもらえる仕事でもないから、とにかく行動あるのみなのはよくわかるし、声をかけられるうちが華なのだからたくさんライブをしないといけないのもよくわかる。

ただ、単なる音楽ファンからそういうサマをハタみていると、単純に心配になるのである。

大丈夫かなーと。

実際、身体がガタにきたり、喉にポリープができたりして、一時期的に活動休止になるバンドがたくさんいる。

毎年のようにいる。

それすらも乗り越えるからこそ、ちゃんとした実力が身につくんだという話だろうし、それくらいもできないバンドなんて、どうせ売れないのだ、という話かもしれない。

でも、オリンピック選手ですら根性論で乗り切らなくなったこの時代に、どこまでも死にものぐるいで活動しているバンドマンをみると心配になる。

だって、人間誰しも限界ってあるはずだし。

動けるときもあれば、動けないときもあるはずだし。

パッとみには働きすぎちゃうというスケジュール感のバンドを見ると、心配になってしまうのだ。

まあ、まだ新幹線で移動できるバンドは恵まれているのかもしれないなーとは思う。

インディーズバンドとかなら自分たちで車を運転して、移動したりするわけで、仕事外の時間も体力をゴリゴリ削っているわけだし。

そういうのをみると余計に心配になる。

頑張っているだけなら美談になり得るだろうけれど、それで事故でも起ころうものなら大変なわけだし、どんなバンドでも、いつなん時「大変な状態」になるかわからないことは、バンド好きの多くの方なら、知っていることだと思う。

もちろん、これはバンドだけの話じゃない。

周りにかかっているスタッフだってきっと大変だろうしね。

まあ、別に辛辣な話をしようってわけじゃなくて。

バンドマン、頑張りすぎなんやから、あんまり無理してほしいなーって思うのと、そういう頑張りに対して優しい眼差しでいれる人でありたいなーということである。

なんというか、この時勢ってすぐにギスギスしちゃうし、わりと人間って嫉妬深いから「うえ〜い」ってなってそうなバンドマンをみると、ついつい安易な言葉で叩いちゃったりするわけである。

ツイッターであれ音楽ブログであれ。

そして、そういうのが溢れるとついつい精神的にも摩耗しちゃったりするけである。

そういうのってなんか嫌だなーと思うので、頑張っている人にはなんか優しい目でみたいし、頑張ってる人を温かい目で応援できればなーなんておもったりする次第。

なんというか、そういうことの繰り返しが不必要なまでの頑張りを減らすことになるのかなーって。思ったり思わなかったり。

何の話かよくわかんなくなったけれど、暑いなか、フェスとかライブでゴリゴリパフォーマンスしている人たちは、本当にお疲れ様だなーと思う、そういう話。

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