バンドマンは前髪が長め
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気がついたらライブハウスに立つバンドの多くが、入れ墨の入れたマッチョな感じの人たちではなくて、前髪の長いすらっと人たちになっていた。
もちろん、そうじゃない人だっていくらでもいるけれど、絶対数は絶対に増えていると思うのだ。
というわけで、この記事ではボーカルの前髪が長いなーと思うバンドを紹介してみたいと思う。
BUMP OF CHICKEN
ボーカルの前髪が長いバンドといえば、このバンドを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。
もちろん、その時々で前髪の長さは変わるんだけど、近年は目が隠れるくらいの前髪の長さになっている。
BUMPの場合、ボーカルのビジュアルと歌詞の世界観がマッチしているから、より良いんだろうなーと思う。
前髪は素晴らしい。
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sumika
sumikaのボーカルも前髪が長めである。
BUMPもそうだけど、メンバーが謙虚しそうにしているバンドに限って前髪が長い気がする。
あと、前髪が伸びれば伸びるほど対バンライブの数が減ってきたが気がするので、もしかしたら前髪の長さと対バンライブ数はリンクしているかもしれない。
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indigo la End
indigo la Endのボーカルも前髪が長いけれど、世間的なキャラクター的としては「謙虚」というよりも「メンタルが異常に強い」というイメージかもしれない。
インディーズの頃はいかにも「女ウケの良いバンド」という感じだったし、もしかしたら女ウケを良くするために前髪伸ばしていたかもしれないけれど、今となっては川谷絵音の音楽性やインディゴが生み出す音楽に女ウケも男ウケもなくなっているのは明らかだと思う。
ただし、川谷絵音にひとつだけ苦言を呈したくて、関連バンド多すぎてリリースが追えない。
そこだけが本当に困る。
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クリープハイプ
よく心理学なんかだと、前髪を隠すのは本心を隠すことを示すアイコンになるんだ、なんて話がある。
けれど、クリープハイプって、言わなくてもいいことを歌詞に書き、ライブのMCでも言わなくてもいいことをわざわざ本音でどかんとぶちまけたりする。
そういう身も蓋もないというか、安易に媚びないところがクリープハイプの良さだと思うんだけど、前髪の長さは本心を隠す隠さないに関係ないんだなーということを、クリープハイプを見て実感したのだった。
あと、前髪が長いバンドはチャラチャラしているというイメージもあるかもしれないが、少なくともクリープハイプはチャラチャラしているバンドとやっていることが真逆のバンドだし、世間的なボーカルの前髪が長いバンドのイメージを覆したバンドなのではないかと思っていたりする。
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WOMCADOLE
最近の前髪状況はよく知らないんだけど、MVを見ていると前髪が長そうなので、切ってあげたいなーと思う。
あと、前髪が長いバンドって草食系的というか、大人しいバンドというか、クールなバンドを連想する人も多いかもしれないけれど、WOMCADOLEをみていると必ずしもそうでないことに気づく。
音もうるさめだし、MVもわりと熱め。
そう、WOMCADOLEはわりと熱いバンドなのである。
Half time Old
すごい勝手なイメージだけど、この世代は前髪が長いバンドが多い気がするし、Dragon AshのKjみたいなタイプはめっきり少ない気がする。
わかんないけど。
話が逸れたので、Half time oldの話をすると、このバンドはそろそろブレイクしそうな気がして、でもまだ何とも言えないラインに居続けるんだけど、年々リリースする曲が良くなっているので、そろそろ本気でどかんとくる気がしなくもない。
まどろっこしい言い方をしたけれど、要は今後がますます楽しみなバンドということ。
ヤバイTシャツ屋さん
前髪は長いけれど、前髪の流し方が他のバンドのボーカルと違うので、前髪長めのボーカルバンドとしてはニュータイプ感がある。
音楽性だけでなく、見た目で差別化をはかることも重要だなーと感じさせられたりする。
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まとめ
前髪が長いバンドを上げたらきりがないので、一旦この辺で終わらせようと思うんだけど、個人的に面白いなーと思うのは前髪を伸ばすと見栄えが良くなる、という価値観そのものである。
基本的には自分たちをどうしたらより良く見せられるかを検証した結果が、長い前髪にするということだったのだと思っている。
まあ、顔を隠したいから前髪を伸ばすという人もいるし、髪の毛に無頓着で散髪に行くのが面倒だからカリメロみたいな髪の毛になっているバンドマンもいるとは思うけれど、でも、根底にあるのは「見栄え」を考えたうえでの選択だと思うのだ。
で、前髪を伸ばすと見栄えが良いという価値観の根底にあるのは、前髪を伸ばしている人をみると、かっこいいと感じる人が一定数いるという事実である。
これが不思議だなーと思うのだ。
例えば、筋肉に魅力を感じるのは理屈として、すごくわかる。
だって、筋肉は強さを示すアイコンになるし、守ってくれそうなイメージも与えてくれるから。
でも、前髪はそんなことない。
せいぜいミステリアスなイメージを与えるとか、幼さを与えるくらいなのではないかと思う。
では、なぜ前髪はここまで愛されるのだろうか。
まあ、人の好みなんて千差万別だし、前髪をおろしている男子は生理的に無理という人だってそれなりにいるだろうから、なんとも言えないんだけど。
で、どれだけ考えても、ここでは上手く回答ができないんだけれど。
ただ、自分の好きな歌を作る人がたまたま前髪を伸ばしていたから前髪の長い人が好きになったという説はあるのかなーと思っていて。
好きなバンドが前髪伸ばしていた→だから、前髪を伸ばしている人を見ると魅力を感じる
みたいなパターンはそれなりにあるのかなーと。
だって、量産型米津玄師がなぜかモテるのは、その人の価値がどうのこうのではなく、米津玄師に似ているからなわけで、で、なぜ米津玄師に似ているとモテるのかといえば、米津玄師が人気だからで、人気の理由の根底にあるのは良い曲をたくさん作ってきたからなわけで。
ちなみに、その米津玄師が前髪を長くしているのは、自分のコンプレックスが元になっているわけで、別にかっこつけているわけでもなければ、オシャレでもなかったりするわけだけども。
でも、気がついたらそれがかっこよさのアイコンになるのだから不思議な話である。
む。
何の話をしたいのかよくわかんなくなってきたけれど、生み出す音楽は見た目の価値を転覆させる可能性を持っているということだ。
よくわからん結論だけど、そういうことにしておこう。
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