2023年3月個人的なベストアルバム
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桜もちらちら咲き始め、少しずつ春の訪れを感じる昨今。
3月の終わりをしみじみと感じている自分がいる。
というわけで、月末なので、今月のベストアルバムを紹介してみたいと思う。
長々と書いても微妙なので、各作品の触りの触りだけ触れるようにして、話を進めていけたらと思う。
では、どうぞ。
本編
aiko 『今の二人をお互いが見てる』
aikoの15枚のオリジナルアルバム。
考えたら、15枚アルバムを出すって相当なはずだし、初期はアイデアに満ちていたとしても、これだけキャリアを重ねてしまったら、擦れに擦る作品になってしまう恐れだってある。
でも、エグいくらいに瑞々しいアルバムになっている。
かつ、さらっとした手触りながら、独特の音楽的嗅覚で緻密に楽曲を構築しているのも感じられて、良きアルバムである。
YAJICO GIRL 『Indoor Newtown Collective』
YAJICO GIRL初のフルアルバムとなる今作。
ベストアルバムにも近い重量感のある作品になっている印象で、YAJICO GIRLってどういうバンド、という問いに真っ向から答える作品のようにも感じる。
洗練されている印象を受ける一方で、ピシッとしているというよりは、もう少し気崩ししている感じもあって、そういう意味でも<Indoor>というワードが効果的に響く楽曲が並んでいる印象。
Penthouse 『Balcony』
今年最注目のアーティストのひとつであるPenthouse。
『Balcony』は、わりと全編キラキラ濃度に磨きがかかっており、アルバムを聴くと自然とハッピーな気分になる。
美しく混じり合う男女のツインボーカルや、リズミカルなバンドアプローチなど、聴きどころが多々ある楽曲が鮮やかな色合いで展開されていく。
kobore 『HUG』
メジャー3枚目となるフルアルバムの今作。
切ない感情を丁寧に言葉や音に落とし込んだ楽曲たちが印象的に響く。
透明感のあるギターの音色が、よりkoboreの世界観を立体的に作り出す印象。
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YOAKE 『YOAKE』
完全覆面アーティストの、名刺的なフルアルバム。
ただ、フルアルバムを聴くことで、このアーティストって一体何者・・・?という気分になる辺りが面白い。
ヤングスキニー 『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』
いわゆるZ世代から圧倒的な支持を集めるヤングスキニーのファーストフルアルバム。
「本当はね、」をはじめ、キラーチューンがずらりでスキがない。
若者バンドの代表、みたいな空気感もあるけれど、サウンドはどこか懐かしい色合いを感じさせるのも特徴。
Hakubi 『Eye』
Hakubiにとっては、2枚目のフルアルバムとなる今作。
どちらかというと、バラード調の歌が印象的で、<歌>や<言葉>のベクトルが強い楽曲が印象的に響く。
だからこそ、アルバムのタイトルにもなっている「Eye」が、より象徴的に聴こえる。
ポップ寄りのアプローチが増えた印象を覚えつつも、土台はスリーピースとしてのギターロックで衝動的に言葉を積み上げている印象。
ヤバイTシャツ屋さん 『Tank-top Flower for Friends』
コミック性も批評性もパンキッシュ性もより磨きをかけたヤバTのアルバム。
進化するけれど、良い意味で変わらない感じが良い。
個人的な推し曲は、「インターネットだいすきマン」。
まとめに替えて
aiko 『今の二人をお互いが見てる』
YAJICO GIRL 『Indoor Newtown Collective』
Penthouse 『Balcony』
kobore 『HUG』
YOAKE 『YOAKE』
ヤングスキニー 『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』
Hakubi 『Eye』
ヤバイTシャツ屋さん 『Tank-top Flower for Friends』
というわけで、今月は上記8枚のアルバムを選んでみた。
基本はバンドの作品が好きなので、そういう色合いの作品をベースで選んでいる感はある。
まあ、よかったら参考にしてもらえたら幸いである。
では、今回はこの辺で。
ではではでは。
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