前説
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一応、聴いている音楽のジャンルでいえば、自分はバンドものが多いと思う。
一週間の音楽視聴時間すべてにジャンルを分けたら、きっとバンドに派生するジャンルが半分以上を占めていると思う。
自分は、そういう人間である。
でも。
バンドしか聴かないのかといえば、そんなことはなくて。
ガツーンと心打たれる音楽はジャンル問わず、複数存在しているわけで。
最近でいえば、こんな歌にぐっときていたことを思い出す。
どんな歌か?
それは、後述で説明できたらと思う。
この記事では、とあるダンサンブルな楽曲について書いてみたい。
本編
Hey! Say! JUMPのダンス・チューンの魅力
というのも、最近、Hey! Say! JUMPの「ネガティブファイター」にぐっときているのだ。
人懐っこいメロディーが印象的なカラフルなポップチューン。
ちょっとメロディーを聴いただけでも、ぐっと楽曲の世界に放り込まれる心地を覚える。
まあ、自分はHey! Say! JUMPはリースした楽曲は全部聴きまくる!!!!!!という温度感のアーティストではなかったりする。
なので、必ずしもゴリゴリに聴き込んでいるアーティストではない・・・・・・んだけど、この「ネガティブファイター」には心惹かれてしまうのである。
なぜ、こんなにも心惹かれるのか。
順を追って説明してみたい。
Hey! Say! JUMPの魅力っていくつもあると思うんだけど、大きな魅力のひとつとして<しっかりと踊れる>という強みがあると思う。
そして、そういうグループだからこそ、リズムが生み出す切れ味が鋭いのである。
簡単に言えば、ダンスナンバーを歌ったときの破壊力が凄いわけだ。
「ネガティブファイター」はさらっと聴くことができる、爽やかなポップチューンである。
でも、単なるポップソングかといえば、そんなことはなくて。
細かなリズムフックが効果的に響いていて、それが楽曲に圧倒的な中毒性を増しているのだと思っている。
例えば、最初のサビ。
ここでは、ハンドクラップのリズムが印象的に響く。
シンプルなサウンドの装いの中、ハンドクラップが印象的に響くことで、早速楽曲はある種の求心力を生み出していく。
そして、このテンポのままで楽曲が進むのかと思えば、イントロに入ると、また別のリズムが存在感を示していく。
そうなのだ。
この歌はパートごとに違うリズムが存在感を示していき、その度に楽曲世界の奥深くへ誘っていくのである。
最初は何気なくメロディーの上澄みを聴いていただけなのに、気がつくと楽曲のリズムにのせられた身体ごと<聴いてしまっている>状態になっているというか。
これこそが、この楽曲が持つ中毒性の正体なのだと勝手に思っている。
サビのリズムアプローチも素晴らしい。
「fight fight fight」や「CRY CRY CRY」のリズムのハマり方が軽妙でGOOD。
こういうリズムを丁寧に差し挟むことで、楽曲の高揚感がどんどん強まっていくわけだ。
そして、こういうリズムフックが力強く印象に残るのは、Hey! Say! JUMPの卓越したリズムアプローチがあるからこそ。
楽曲の途中で挟まれるラップパートだって一見すると軽やかに歌っているようにみえる。
けれど、この部分が<軽やかである>ということは、それだけナチュラルに楽曲の展開を変えているということである。
なぜ、そんなことができるのか。
そこを深堀りしていくと、行き着くのはHey! Say! JUMPならではの卓越したリズムアプローチがあるからこそ。
つまり、ダンスチューンとしてのかっこよさを残しつつも、周到に綺羅びやかなポップチューンに落とし込んでいるのはHey! Say! JUMPだからこそである、と言えるわけだ。
Hey! Say! JUMPのダンスチューンは、本当に素晴らしい楽曲が多い。
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リズムに対する切れ味の鋭さ
先程の項目ではHey! Say! JUMPが持つリズムの切れ味について述べてみた。
が、Hey! Say! JUMPが持つリズムの切れ味の鋭さをより強く体感するなら「Try & error」を強くオススメしたい。
というのも、このナンバー、めっちゃかっこいいのだ。
聴いてもらうとわかるけれど、全方位からダンスナンバーとしてかっこよさを兼ね備えた楽曲になっている。
クールとホットの両面を持っているナンバー。
静かな闘志をメラメラさせるパートがあるかと思えば、果敢にアグレッシブな表現をするパートもありで。
トータルで聴くと、目と耳で楽しむことができる超越ダンスナンバーになっている、というわけなのである。
「ネガティブファイター」はメロディーベースの中毒性があったけれど、「Try & error」はよりシンプルにリズムの強さを提示している、とでも言えばいいだろうか。
サビはメロディーレスで、躍動するリズムが存在感を示しているのが何よりの証である。
ほんと、大人数で展開するダンスは圧巻で、躍動感のあるダンスは圧巻そのものなのである。
Hey! Say! JUMPだからこそ紡ぐことができるヒリヒリしたダンスナンバーであると言えるだろう。
まとめ
Hey! Say! JUMPのダンスナンバーは間違いなくかっこいい。
今回のHey! Say! JUMPの新譜を聴いて、改めてそのことを思ったわけである。
とりあえず、まだ楽曲を聴いていない人は、ぜひ聴いてみてほしいと思う。
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