前説
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タイトルにあるように、ブラック・ミュージックな匂いのする音楽が好きな人にオススメしたいアーティストを紹介していきたい。
本編
Official髭男dism
今でこそ、ポップスの挙手となっているヒゲダンであるが、ブレイク初期の頃はブラック・ミュージックのエッセンスをまぶした楽曲を数多く披露していた。
結果的に今年の作品では、ブラック・ミュージック成分を薄めて、より大衆に開けたグッド・ミュージックを奏でるようになったわけだけど、こういうダンサンブルなナンバーはヒゲダンの魅力が出ているよなーと感じる。
さすがにヒゲダンを知らない音楽リスナーは少数だろうが、改めてここで紹介してみたく、名前を挙げさせてもらった。
Omoinotake
同じ島根のピアノバンドということで、当初はヒゲダンと親しい存在だったOmoinotake。
結果、ヒゲダンがポップバンドに変わったことで、Omoinotakeのポジションはより明確になったところがある。
透き通ったハイトーンボイスと、独特のグルーヴ。
紹介した楽曲もそうだけど、けっこう“バンド”としてゴリゴリに盛り上げてくるバンドでもある。
関連記事:2020年、大きく存在感を放つOmoinotakeについて
LUCKEY TAPES
楽曲によってトーンは大きく変わるんだけど、LUCKEY TAPESもブラック・ミュージックの空気を大きく吸い込んだバンドだと思う。
ギターのエフェクトのかけ方や、ドラムの音の抜き方が完全に「わかっている」バンドのそれである。
オシャレの括りに入れられていたバンドが、どんどん“オシャレ”から脱却する中で、LUCKEY TAPESはそこに対しては変わらずに音を鳴らしているように感じる。
とにかくギターの音がツボである。
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向井太一
次世代のR&Bシンガーという感じで、かなり色んなタイプの歌を歌うわけだが、きっと今まで紹介したアーティストのブラック・ミュージック的な空気が好きなリスナーならば、向井太一もハマると思う。
ってか、紹介したアーティスト全員、歌が上手いんだよなあ。
こういうスキマを感じさせるサウンドで盛り上げられるのは、ボーカルが力のあることの証明なんだよなーと思う。
向井太一も、間違いなくボーカル一本で魅了してしまうタイプのアーティストである。
SIRUP
アーティストというよりもジャルジャル感が強い。
けれど、ライブを観たら、ただただファンタスティックな姿勢に圧倒される。
見た目がしゅっとしているし、クールにライブをやるのかなーと思ったら、そんなことはないのだ。
けっこう積極的に煽ってくるし、その煽りが見合うようなエネルギッシュなパフォーマンスをするのである。
「LOOP」や「Do Well」は、10年代後半を代表するレベルの求心力のある楽曲だよなーと思う。
関連記事:オシャレ系アーティストの最前線・SIRUPについて
ビッケブランカ
来年もっともハネるのではないか?と思うアーティストの一人。
それがビッケブランカである。
「Ca Va?」のインパクトは壮絶だったよなあ、と改めて聴き直しても思うのである。
かかか、ってあんなにか行を連呼した歌を歌っているの、今年はビッケブランカくらいだと思うのだ。
当然、サビがもっともインパクト大なわけだけど、それ以外のパートもついつい聞き入ってしまう、そういう人懐っこいメロディーを展開する。
サウンドの展開、バリエーションも豊富で、サビでこっちに目をむかせたら、そのまま飽きさせることなく、最後まで曲を聴かせてしまうような強さを持っている。
新しくリリースされた「白熊」も、そういう楽曲だ。
「Ca Va?」と同様、キーボードのサウンドがベースにあるわけだけど、趣はまったく異なる。
始まりではタンバリンを取り入れてみたり、途中で主張強めなコーラス入れたり、サビはオール裏声で攻めてみたりと、とにかく聞き所が多い。
というか、サビがキャッチーという言葉における「キャッチー」の意味合いが他のアーティストとちょっと違うのだ。
そこがビッケブランカの音楽の凄さのひとつだよなーと思う。
アイデアは豊富、歌は上手いし、センスもある。
売れる要素が揃ったビッケブランカは来年、きっと想像超えたブレイクをみせて、どかーんっていく。
改めて、そう思うのである。
まとめ
というわけで、いくつかのアーティストを紹介してみました。
まあ、元々すでに界隈では話題になっているアーティストばかりなので、いまさら部分もあるかもしれないけれど、あんまり聴いてない人がいるやーって思う人は、ぜひこれをきっかけに聴いてもらえたら幸いである。
では、今回はこの辺で。
ではではでは。
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