前置き
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このブログでは色々とバンドのこと、好き勝手に書かせてもらってるんだけど、やっぱり「本物のファン」に勝てないよなーって思うことがあって。
熱量とか、どうしても負けちゃうもん。やっぱり。
というわけで、今回の記事は「本物のファン」にインタビューしてきて、そのバンドのことを掘り下げてもらいました。
今回のお相手は、ワンオクの大ファンであるいっちーくん。
こんなアイコンの方です。奥さんも邦ロック好きだそうで、生粋の邦ロック夫婦(この言い方が正しいかわかんないけど)なのです。
Twitterでは、参戦したワンオクレポをツイートしたりしているんだけど、どれも内容の濃いものばかりで、すげえなーと思った記憶があります。
今回は、そんなワンオクファンのいっちーくんに、ワンオクのお話を伺ってきました。
本編
インタビュー
「そもそも、ワンオクとの出会いって何だったんですか?」
(自分の)ワンオクとの出会いを語る上で切り離せないのが、エルレガーデンになるんですよ。
–ほう。
というのも、そもそも僕が音楽を聴くようになったのは、親が車の中で流してくれた「ゆず」なんですね。そこから、オレンジレンジ、ポルノグラフィティ、バンプっていう、「日本語」をメイン、というかほぼほぼ日本語で歌うアーティストにどんどんハマっていったんですね。
–なるほど。
だから、英語詞が入った曲を作るアーティスト・バンドを一切聞こうとしませんでした。何言ってるかわかんないし、学生の頃は英語の勉強も嫌いだったし、なんか「俺、英語の曲聞いてるんだぜ?(ドヤ)」みたいな人がいて、苦手だったのもあって。
–(笑)
でも、そんな僕に転機をくれたのがエルレガーデンで。
–そうなんですね。
何でもかんでも自分の好きなもの、ハマったものを押しつけがましいほどに勧めてくる友達(M君)がいるんですね。まぁ未だに仲良くて、一緒にフェス行ったり家遊びに行ったりしてるやつなんですけど。で、そいつが中3の時に「やべぇカッコいい!音楽があるぞ!」と。「これは聞かないと損だから聞け!」と、エルレガーデンを勧めてきまして。僕はいつも通り「はいはい」って感じで半分適当に返事して、彼のウォークマンで聞かせてもらったんですけど。そこで、今でも思い出せるくらいの衝撃を食らって。
「なにこれめっちゃカッコいいじゃん!!」
ってなったんですよね。細美さんの英語の発音も、声も、単純にギターの音とかメロディも全部いいじゃん!ってなりまして。
–うんうん。
今まで通学中とか家でBGMとして、ただ流して、静かに自分の世界で楽しんでいた音楽が、エルレ聞いた時は弾け飛ぶ感じといいますか、体が勝手に動き出す感じになって。
音楽の楽しみ方がグレードアップしたというか。大袈裟に言うとそんな感じになったんですよ。
で、そこから少しずつ英語詞のバンド、アーティストも聞くようになってて。本当に一気に好きな音楽の方向性が変わりました。
でも、せっかくハマったのに1年もせずエルレは活動休止してしまって。
だから、なんか他にもいいバンドないかなぁー、って色々聞いて漁りだすようになって。それで高1の冬、一緒に通学するようになってた友達(Y君)に「なんかオススメない?」って聞いて。
そしたら「ONE OK ROCKっていうバンドがいるんだけど…」って。
その場ですぐ、「ゼイタクビョウ」のアルバムに入ってる曲を一通り聞かせてもらったんです。
そしたら、エルレを初めて聞いた時と同じ気持ちを味わって!
少し入ってた英語詞も、その時の僕には関係ないものになっていたし、もうただただ曲がカッコいいなぁ、って。
あと「内秘心書」っていう曲が、反抗期真っ盛りだった僕にはビシッときたり、「カゲロウ」って曲が片想いをちょうどしてた時だったので響いたり。
とにかく思春期の僕の全てが満たされる感じがしたんですよね。あー!これだぁ!ってなって。エルレロスから解放してくれたのもワンオクだと思います。
「なぜ、そこまでワンオクを好きになったのか、もう少し深く聞かせてください」
出会いの項目でも少し話したんですが、やっぱり歌詞がちょうど良い意味でも悪い意味でも無知で、無茶苦茶だった思春期の自分に響いたからだと思います。
–なるほど。
ガツガツと食ってかかる感じの、エネルギーを感じる曲が多くて、それが当時の自分には凄く合って。今でも馬鹿だし、厨二病みたいなとこあるんですけど、当時はもっとオッシャ!やってやるぞ!みたいな感じだったんで。
–うんうん。
あと、曲だけじゃなくてメンバーの姿勢も攻撃的で、それが良かったっていうのもあるとは思いますけどね。曲を好きになる理由って、単純にメロディが好きだからとか、歌ってる人が好きだからとか、色々あると思うんですけど、僕は歌詞が自分の気持ちと重ねやすかったから。これが、ワンオクを好きになった(大きな)理由です。
「歌詞が好きだからワンオクを好きになったというお話がありましたが、そんなワンオクの魅力をあえて言葉にするとしたら、どんなものになりますか?」
いつでも自分たちに『素直』な所です。やってる音楽も、その時に自分たちがやりたいこと、カッコいいと思っていることを詰め込んでいるし、人間としても、日頃のメンバーのやり取りとか見てても、素直だなぁ、って。
曲はのめり込んで熱くなれるのに、普段のメンバーの姿は、見てる側がほのぼのする時もあるし、それはやっぱり常にワンオクが素直に生き続けているからだと思います。
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「それでは、ワンオクの中で一番好きな作品を教えてください」
これは一番難しい質問かもしれないです。
どれも大好きで、1枚の作品に対して最低でも1.2時間は語れるくらいにはどの楽曲も大好きなので。
でも、あえて、あえて一つだけあげなければいけないのなら「Nicheシンドローム」というアルバムかなぁ、と思いますね。
自分で初めて買ったワンオクの作品ということもありますし、1番聞き込んでるアルバムだと思うので。
「Introduction」から最後の「Nobody’s Home」まで、激しい曲と静かな曲のバランスも良くて、彼らの素直さ、真っ直ぐさが詰まったアルバムだと思います。
「Riot!!!」とか大好きで、良く自作のプレイリストでは1番目の曲にしてますね。
「完全感覚Dreamer」や「Wherever you are」など、ワンオクをほんの少ししか知らない人でも知っているような曲もたくさん入っているので、初めてワンオクを聞く人にもオススメしやすいと思います。
「なるほどですね。そんなワンオクはここ最近、洋楽を意識した変化をしていると思いますが、その辺りについてはどう思いますか?」
僕は、ずっと海外で勝負したい!とメンバーが公言していたので、最近の洋ロックバンドのようになっていったワンオクの変化を悪いこととは思いません。
変化後の曲が良いからそう言い切れるんだとは思いますが、単純に、自分たちに素直な彼らが今、やりたいことに素直に向き合ってやっている結果がこれだと思うので。
洋楽寄りになって、たしかに僕の周りにも、ワンオクを聞かなくなった友達は何人もいますけど、それを寂しいとは思わないし、むしろ自分の大好きなバンドが、自分たちの望むものを作れているから起きてることだと思いますし。
この変化を、リアルタイムで味わってる世代だから、そういう友達もいるだけで、最近ワンオクを知った人たちはむしろどんな感じに思っているのかの方が気になるかもです。
最初から洋楽寄りのバンドとしてワンオクを見てないので。
「では、ファンとして、今後のワンオクに期待することは何ですか?」
今までの日本のロックバンドがたどり着いたことのないところまで突き進んでほしいです!
グラミー賞ももちろん取ってほしいし、アメリカとかでも2.3万人も入るキャパでのライブを当たり前のように行うバンドになっていってほしいです。
ずっとずっとワンオクに背中を押されてここまで生きてきたので!
その彼らが夢を叶えていく姿は、もう他人事とは思えないので、どこまでも突き抜けてほしいです。
「まとめに替えて」
たぶん、本当はもっと語りたいことがあったんだろうけど、今回は勇み足でワンオクとの馴れ初め、好きなポイント、今後の彼らに対して思うことを語ってもらいました。
やっぱり、僕がワンオクについて言葉にするのとは全然違うなーって思ったのと、ワンオクが好きなんだぜ!っていうのが言葉の節々から滲み出ていました。
ここで僕がまとめると蛇足になっちゃうからワンオクには触れないけど、これをきっかけにワンオクを改めて聴いてもらえたら幸いです。
ではではではでは
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