フォーリミこと04 Limited SazabysのGENがリフト禁止を発表
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2015年のCOMIN’KOBEが終わったときに思ったことを書いておく。
あまり好意的な言葉でないかもしれないが、許してほしい。
本編
フォーリミこと04 Limited SazabysのGENがリフト禁止を発表
この年のカミコベも色んなバンドが素晴らしいライブを行っていた。
参加者の多くが募金もしっかりしていたし、みんなきちんとマナーも守っていたし、とても良いイベントだった。
可能ならば、来年以降も続けてほしいと思った。
けれど、気になる所もあった。
それは、04 Limited Sazabysのライブだ。
実はフォーリミのライブがあまりにも人気で、キャパオーバーの人が会場に入ってしまったのだ。
かなり人が混み合っていて危険な状態のなか、フォーリミのライブはスタートした。
音が鳴った瞬間、暴れたくてうずうずしていたファンの気持ちがピークに達す。
ライブキッズが無我夢中で前に押し込んでしまい、そこで将棋倒しが発生し、柵ごと崩れてしまったのだ。
これにより、ライブは一時中断。
10分ほど押してしまうことになる。
ライブにトラブルは付きものだ。
しかし、会場側から「このまま暴れてしまったら死亡者が出てしまうかもしれませんので、モッシュ・ダイブなどの危険行為はお止めください」とアナウンスされてしまう事態になった。
さすがにこれほどの騒動になってしまったのは、少し考えものである。
「危ないから止めろ」というのはよくある話だが、死ぬかもしれないとまでアナウンスされてしまうのは、さすがに普通ではないと思うし、そんなアナウンスがあったにも関わらず、何のためらいもなくモッシュ・ダイブをし続けているロックキッズが目立ってしまったのは問題のように思う。
幸い、今回は大きな事故にはならなかったが、こんな調子が続いていれば、いつか大きな問題が起きる恐れはある。
もちろん、来てる人のほとんどはマナーを守っているだろうし、やっている人だって悪気はないと思う。
しかし、悪気がないからこそ、一度改めて考えてみる必要がある。
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どうしたら、みんな幸せになるのだろうか?
某ロックフェスでは「ごめん」で済まない事故が起きてしまい、今ではダイブについて厳重に取り締まっている実態がある。
事故というのは、起こるときには起こってしまうものだ。
暴れているキッズは誰かを傷つけてしまい、億単位の賠償を払うハメになってしまったとき、どうするつもりなのか。
泣いて謝れば、許されると思っているのだろうか。
今の若者は先を見通す想像力が欠如しているとよく言われているが、このエピソードもそれを物語っている。
まあ個人的には、若者なんてマナーを少し破るくらいがちょうどいいし、それくらいの熱があるから日本のロックシーンはホットなのだと思うけども。
けれど、命の危険ともなれば、考えべきことがあるのも確かだ。
ルールを作らないようにするためには、個々人がモラルをもってマナーを守っていくしかない。
そんな流れの中で、2016年の1月、フォーリミのボーカルであるGENはライブ中のMCで、こんな公言をした。
「これからおれたちのライブではリフトは禁止」
リフトいうのは、簡単に言えば肩車である。
ライブ中に肩車をして、上に乗った人はダイブするタイミングで投げ飛ばされて、そのまま人の上をクラフドサーフをして、ごろごろと転がるというもの。
フォーミリの楽曲だと「Buster call」という楽曲で、特にこのリフトが大量発生する。
その発生具合は他のバンドの比ではなく、こんなにみんなが上に乗ってしまったら下にいる人は支えられないのではないか?そんなことを思ってしまうほど。
今の日本の年金構造を体現したような構図になる。
ある意味では、フォーリミの名物であったこの現象をボーカル自らが禁止と公言したのだ。
やはり、バンドマン自身もライブマナーについては思うところがあり、何か行動しなければならないと考えたのだろう。
この発言でどれだけライブのマナーが変わるかはわからないが、余計な不安を感じず、思いっきり遊べる空間にライブハウスがなればいいなあと、切に思う限りである。
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