皆さん、ベーシスト好きですか?僕は中の上って感じです。

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でも、人によってはプーさんにとっての蜂蜜くらい、ベーシストが生きがいって人もいると思うんですよ。

ただ、ベーシストだったら何でもいいかと言われたらそんなことはないはず。

いつの時代も愛されるベーシストの特徴は「存在感の強さ」だと思います。どうしても、他の楽器に比べたら地味な楽器だからこそ、他の楽器隊よりも存在感を放つベーシストをみると、即刻恋に落ちる人もいると思うんですね。

そこで、この記事では「存在感が強め」なベーシストを紹介していきたいと思います。プレイ的な上手い下手よりも、とにかく存在感の強さ。

ここを重要な要素としながら、何人かのベーシストをピックアップしていきたい。

なお、ハードコアとかメタルとかのジャンルはなるべくスルーして、わりとポップスよりのバンドから選出しているので、そこだけご了承ください。

田村明浩 / スピッツ

知ってる人なら知ってると思うが、スピッツはとにかくベースがよく動く。

もちろん、これは技術的な話でもあり、昔、軽音部の高校生が軽いノリでスピッツをコピーしようとしたら、妙にベースだけ負担がデカくて「え?こんなん、俺、聞いてないんだけど?」ってベースの子が泣いてました。まあ、僕の友達なんですけどね。

スピッツの有名どころはミドルテンポの曲が多いため、ライブ映像を軽く観ても、基本的にはメンバー全員が落ち着いてプレイしているようにみえる。

が。

うっかりアップテンポの曲を披露したら流れが一気に変わる。客席からみて左手にいる、優しそうな顔をしたおじさんが途端に凶暴化するのだ。

映像が切り替わるので、何が起こっているかを把握するのが困難かもしれないが、ベース一人だけ挙動が違うことがお分かり頂けるだろうか?

蜂蜜が切れたプーさんですら、もうちょい理性のある行動を努めているはずだ。

闘争本能に火がついたベースの田村は、マジで誰も手に負えない化け物になってしまう。

彼を目で追ってもらったらわかるが、幼児期の子どものオモチャとの戯れですら、そこまで非道なことしないぜ?と突っ込みたくなるくらいに、周りにあるものをボコボコにしていく。

場合によっては、ベースそのものをステージに叩きつけるし、ベースがボコボコになっても御構い無しにステージを走りまくるし、最終的にボコボコになったベースを誇らしい顔で掲げたりもする。

その時の田村の表情は、極悪人のそれ。

マジでやりたい放題。メタルコアバンド顔負けのパフォーマンスの連続。2018年10月現在で51歳と思えないパワー。

スピッツって大人しいバンドでしょ?と思っている人は、ぜひ一度でもいいからライブを観て欲しい。

関連記事:大好きなバンド、Spitzについて

田淵 智也 / UNISON SQUARE GARDEN

存在感強めのベーシストのお手本のような存在。

MVだろうがTV出演だろうが、絵作りのことなんて一切無視するキングオブ自由人。

常に見切りまくる。

あのスピッツ田村に「このベースの子、よく動くね」と言わしめた逸材。

ただし、あまりにも突き抜けた動き方をしてきたせいで、他のバンドのベースが多少動いてもそこまで驚かなくなってしまった現状がある。

「存在感強めのベーシスト」のハードルを上げてしまった功罪は、平成が終わろうとしている今なお大きいように感じる。

これだけ動いているのに、プレイはけっこう丁寧で、器用にグリスを入れてきたりもするので、音的な意味も含めて、存在感が強いところが素晴らしい。

関連記事:UNISON SQUARE GARDENというバンドの功罪

KenKen / RIZE

ベーシストとしてみたら、もっとも知名度の高いプレイヤーの一人かもしれない。ゲームに出てきそうな特徴的風貌。365日ハロウィンパーティーに対応できそうな出で立ち。

ステージに直立不動しているだけでも、圧倒的な存在感を放つ。

もちろん、KenKenがより存在感を発揮するのは、ベースをプレイする時にある。

KenKenの最大の特徴は高速スラップ。

あの速さでスラップをするだけでもエグいのに、あの速度でスラップしているにも関わらず、余計なノイズは一切出さないし、リズムに対しても正確にプレイするから恐ろしい。

だから、KenKenのプレイに魅了されるリスナーはたくさんいるのだ。

ベースの音だけで「誰のプレイかわかる」という意味でも、もっとも存在感を示しているベーシストの一人だと思う。

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原 昌和 / the band apart

移動距離で言えば、ユニゾン田淵なんかと比べたら全然大したことないんだけど、バンアパの原はまた違った意味で存在感を放つベーシストである。

まず、ボディが少し豊満である。

で、ボディは逞しいのに、それに対してプレイ中の顔面はすごくキュートなのである。

図体はいかつくて笑顔はキュート。

ただでさえ混乱しそうなビジュアルなのに、ベースのプレイはすごく繊細で多彩という圧倒的なギャップ。

ちなみに、ライブ映像をみると、真ん中にいるギターがベースに対して背を向けているが、ギター曰く「ベースを自分の視界に入れたら笑いそうになってプレイに集中できない」というただそれだけの理由で、頑なに背を向けている。

身体の横幅的な意味で、とても存在感の強いベーシストなのである。

関連記事:バンアパことthe band apartを推していく記事!

まとめ

おいおいおい。SiMのSINさんはどうしたとか?明らかにあきらかにあきらは明らかに入れるべきでしょ?とか、休日課長の演奏は圧倒的存在を放ってるでしょ?とか、ハマくん(OKAMOTO’S)のいないベースランキングなんて無価値です!とか、ホ!ル!モ!ン!とか色んな指摘があるとは思うけど、今回はこの辺でまとめます。

で、インディーズで色々動けるベーシストを探してみたんだけど、先人たちの存在が大きすぎたので、今回はスルーしちゃいました。

tetoみたいにボーカルが一番目立つタイプの暴れるバンドは、またちょっとここのラインナップとは違う気がするので、その辺も今回はスルーしました。

ただ、総じて言えるのは、ベーシストが存在感を放つバンドはカッコイイということ。

これは紛いのない真理だと思う。

というわけで、ここでご紹介したバンドをひとつの取っ掛かりにしながら、ぜひあなたもベースの変態性に魅力されて、バンド沼にハマっていってほしい。

ベーシストラブな皆さんに、幸あれ。

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