前置き

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4月は希望に渦巻く人もいる一方で、世知辛い絶望に頬をぶん殴られる人もいると思う。

次のステージにいくということは、良くも悪くもそういうところがある。

その中でも、特にきついのが「就職活動」だと思う。

自分も少なからず、身の覚えのある、あの絶望の日々。

ES提出も個人面倒もグループワークも超絶ハードなデストロイなのに、蓋をあけるとお祈りメールがひとつだけ。

<またご縁がありましたら・・・・>という言葉に、どれほどの自尊心を生贄に捧げてきたことか。

とはいえ。

誰しも、何ら香の仕事に就いて、メシを食わなきゃならん現実はそこにあって。

その現実と向かい合わなきゃいけんわけです。

というわけで、この記事では、就活だりぃ〜なとか、就活やらなきゃいけないんだけど面倒くさいんだよな〜ってテンションになっている意識低めのあなたに、色んな角度から刺激を与える楽曲を紹介できればと思う。

では、どうぞ。

本編

MY FIRST STORY 「不可逆リプレイス」

人生って不可逆なんだよな〜やるしかないよな〜って気分にさせる一曲。

歌詞に「意識の高さ」が滲みまくっているし、そういう「意識の高さ」を気持ち良く鼓舞してくれるメロディーラインがとてもGOOD。

この歌に限らず、マイファスの歌は「よし。やってやんぞ」って気分にさせる歌が多い。

けれど、ロックバンド特有のカリスマ感出しながら、熱い歌を歌ってくれるので、変に説教臭くなくて、それもまたGOODだったりする感。

関連記事:MY FIRST STORYに関する個人的な雑感

UVERworld 「No.1」

意識高いモードになったUVERが送る意識高いソング。

基本は「自分語り」の歌なんだけど、この歌を聴いてると「俺たちもNo.1なんだよ。何が『ご縁はありませんでした』じゃ!死ね!」という気持ちになって、戦闘モードになる・・・・・人もいるはず。

まあ、ほとばしるエネルギーをもらえることは間違いない。

ソリッドなロックを奏でるバンドの歌詞は、意識高めのことが多いんだけど、この頃のUVERworldの意識の高さは、そういうスステレオタイプな意識の高さすらも貫いている節がある。

なんというか、意識の高さが天井を突き抜けているので、見習う部分はきっと多いはずなのだ。

関連記事:自分の中にあるUVERworldのイメージ

MOROHA 「革命」

なんかやりたいことあるけれど、自分なんかどうせダメなんだよ・・・ってテンションになってる人は、一度MOROHAのこの歌を聴いてみてほしい。

メロディーなんてない。

ただひたすら言葉を浴びせてくる感じ。

なんだけど、ずーっと聴いていると、MOROHAの独特の世界に放り込まれていき、気がついたら、「あれ、なんか意識変わったかも」ってなるはず。

メロディーが秀逸な歌ものだと言葉が入ってこないという人も、MOROHAの歌ならすーっと言葉が入ってくる説、もある。

内面に宿るバイブスを刺激する言葉が足りねえんだよ!誰か、俺に新たな刺激をくれ!!!という方にこそ、ぜひオススメしたいナンバー。

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中田ヤスタカ 「NANIMONO (feat.米津玄師)」

就活を題材に扱った「何者」という映画の主題歌ということもあり、就活にある何気ない違和感や葛藤が巧みに言葉に落とし込まれている。

仮に就活をしていて、全然上手くいかなくて、自分が嫌になりそうなときほど、この歌を聴いてみてほしい。

歌野中で紡ぐ言葉が、中田ヤスタカのクールな音楽が、米津玄師の歌声が、暗がりに満ちたあなたの自意識に、そっと寄り添ってくれるはずだから。

先ほどまで紹介していた歌のような「意識の高さ」はないのかもしれないけれど、この歌はよりリアルな目線で就活の実態について書いてくれているからこそ、より聴き手の気持ちにフィットする感覚が生まれる気がする。

イコール、裏バイブスソングとして君臨するのではないかというアレ。

関連記事:Perfumeより、きゃりーぱみゅぱみゅの方が「Future Pop」なのではないか説

キュウソネコカミ 「貧困ビジネス」

現実って世知辛いし、ダラダラして就活期間終わらせるわけにはいかないわ、ってテンションになる歌。

キュウソの歌は、リアルに社会の身もふたもなさを教えてくれるので、変に「頑張れ」と言われるよりも、「やらなきゃやばいことになる!」という気持ちを強めてくれる。

なぜ、自分たちは就活をしようとしているのか。

その根源に立ち返らせてくれるというか。

そうなのだ。

生きるって、金いるんですよ。

だから、何らかの形で<働く>ということを選ぶわけです。

キュウソの歌が、そういう基本の部分を教えてくれるし、だからこそ、止まったエンジンをふかしてくれる感。

関連記事:キュウソネコカミという推しのいる生活の話

Hi-STANDARD「STAY GOLD」

短い曲なのに、どんな意識高いソングよりもカッと動き出さなきゃいけないような衝動が生まれる。

歌詞が、良いのだ。

my life is a normal life
working day to day

これは、この歌の最初のセンテンスである。

自分の人生は普通にただ働いてるだけだ、っていうような意味のフレーズになる。

そこから、過去のことを回想していくんだけど、最終的にはサビでこういうフレーズに行き着く。

I won’t forget
I won’t forget
when you said to me “stay gold”
I won’t forget
always in my heart “stay gold”

この「あなた」っていうのは、きっと、誰のことでもいいんだと思っていて。

ここには、友達でも恋人でも、好きなミュージシャンでもいいから、自分の好きな<あなた>をはめたらいいんだと思う。

重要なのは、この歌は「輝き続けろ」とあなたに言われたことを忘れない、って言ってること。

いつぞや、ハイスタの難波が「STAY GOLG」を披露するとき、MCでこんなことを言っていた。

闇にいるなら光を探せ
光がないなら自分が輝け

人生は、自分のやり方次第で輝くものになるのだろうし、きっと輝ける場所を見つけることだってできるはずで。

闇に見えたその景色を、輝くものに変えていく術だってきっとあるはずで。

就活という闇の中、どうしようもないときこそ、ふとした言葉を忘れないでいるだけで、その景色の見え方、輝き方はきっと多く変わっていくのだと思う。

学校と社会の大きな違いのひとつとしてあるのは、明確なゴールと正解がなくなるということだ。

これをやれば偉いとか、これができないとダメだというものがなくなる。

それがある種の困難さだし、就活が大変な理由もまた<はっきりとした理由がわからない>からこそではあると思うのだ。

いきなりルールが改変した世界に飛び込んでしまうものだから、何をしたらいいのかわからなくなって、ついつい意識が低くなったりするのだと思うのだ。

でも。

ふとした言葉を思い出すだけで、そこからほんの少し行動を変えるだけで、意外と闇に見えていて景色は輝きに見えていく。

オンボロと思っていた自分の何かが輝き出したりするのだ。

この歌の主人公がそうであるように、時間が過ぎてしまった!というタイミングから思い直したって、きっと遅くはないと思う。

ちょっとしたきっかけで、人生は輝き出すのだ。

なーんて痛いことをつらつらと述べたくなるほどに、「STAY GOLD」は魅力的なんだよな、という話。

時代を超えても、名曲として君臨する理由が、ここにあり、である。

関連記事:Hi-STANDARDがカッコいいことを説明するだけの記事

まとめ

というわけで、意識低めな就活生オススメするバンドの楽曲特集なのでした。

まあ、各々のテンションをあげる歌ってあると思うけれど、ぜひこの記事も参考にしながら、低めの意識を鼓舞して就活に勤しんでみてくださいな。

では、今回はこの辺で。

ではではでは。

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