BMSG ALLSTARSの「New Chapter」が持つ爆裂的パンチ力
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仕事でバタバタしていると、リリース直後に楽曲を聴くことを忘れてしまうことがある。
で、落ち着いてしばらくしてから楽曲を聴いて、！？となるケースがある。
今、聴いているBMSG ALLSTARSの「New Chapter」もそんな楽曲のひとつだ。
この楽曲は、SKY-HI率いる「BMSG」に所属するアーティスト＆トレーニー総勢15名が参加したシングルとのこと。
確かに楽曲を聴くと、SKY-HIのイズムをビンビンと感じる。
その一方で、SKY-HI一人の作品ではない豪華さというか、迫力みたいなものも感じるのである。
というわけで、この記事ではそんな「New Chapter」の感想を簡単に書いてみたい。
本編
BMSGのアーティストの魅力
BMSGに所属しているアーティストって色んなタイプがいる。
Aile The Shotaは個人的に「AURORA TOKIO」のイメージが強いので、シティー感のある楽曲を綺麗な歌声で歌いこなすイメージが強い。
実際、BMSGを代表するシンガーでもあると思う。
Novel Coreは個人的に「独創ファンタジスタ」のイメージがあるので、ソリッド感の楽曲が記憶に残っているが、幅広い楽曲で魅了するBMSG所属のアーティストだ。
Aile The Shotaとの比較で考えると、Aile The Shotaはシンガーとして幅広いアウトプットをおこなっているが、Novel Coreはラッパーという立ち位置で幅広い楽曲を歌っている印象。
アッパーなナンバーも歌うし、メロウなナンバーも披露するが、根底はラッパーであり、自身が紡ぐラップにこそ大きな魅力が宿っている印象を受ける。
また、BE:FIRSTは7人組のボーイズグループということで、そもそもグループ内でも様々な個性を宿しているアーティストであるが、歌とラップとダンスの三つの軸で高いパフォーマンスを解き放つアーティストという印象がある。
ここで言いたいのは、BMSG所属のアーティストと一口に言っても、色んな個性が宿っているということである。
そもそもSKY-HIがアイドルと距離の近いアウトプットを行いつつも、ラッパーとしても高い評価を受けている稀有で無二性のあるアーティストでひとつの軸では語ることが難しい才能を秘めたアーティストである。
そんな人が中心になって様々な才能を集結させて、ひとつのアウトプットを行うのだ。
そりゃあ、とんでもない混在性を感じるのも当然というものである。
そのため、BMSGの看板をたてて楽曲をリリースする場合、色んな魅せ方をすることができたのだとは思う。
ただ、そういうことを踏まえたうえで、「New Chapter」って、ラップのかっこよさが際立ったナンバーだと思う。
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「New Chapter」の話
和楽器をベースに感じさせながらも、少ない音数で構築されたトラックは、不思議とヒリヒリとした緊張感を覚える。
そんな中で繰り出されるのは、ヒリヒリ感強めの硬派で切れ味鋭いフロウの数々。
そう。
一人一人のフロウがかっこよく、言葉の説得力を持ったままに言葉が繰り出されるのである。
リズムの残りこなしも絶妙だし、良い意味でどこまでも楽曲に緊張感が宿っているのである。
複数のアーティストが集結した単純なキャラクター性で魅了されるんじゃない。
細部の細部まで洗練された「芸」で魅了される心意気を感じさせてくれるのである。
だから、「New Chapter」がどこまでも喰らうし、”新章突入”を掲げるタイトルが説得力を持って響き渡るのである。
というか、メンバーそれぞれ全員がラップミュージックへの理解が深いからこその完成度なんだろうなーと感じるし、こういう聴き応えを感じるのはBMSGならではだからだと思う。
そして、サウンドの展開は大きく変えないまま、リズムの鋭さと演者のボーカルの破壊力だけで楽曲を高揚感を最大に持っていく。
BMSGと、BMSGに所属するアーティストのかっこよさをヒシヒシと感じることになるのである。
まとめに替えて
この歌はおそらく新章の始まりの一曲なのであって、ここからさらにゾクゾクさせる何かを見せてくれるんじゃないかと思っている。
SKY-HIが何を目指し、今後どういう展開をしていくのか、自分は細かく把握しているわけではないが、「New Chapter」の楽曲が持つかっこよさはビシバシに感じたので、他のアーティストとは異なるかっこよさを日本に、そして世界にみせつけていくんじゃないかと勝手ながらにワクワクしている。
なにより、同じテンション感やかっこよさを持っているアーティストっていないように思っていて、彼らにしか成し得ない高揚感を常に感じるからこそ、今後の活躍が楽しみで仕方がないのである。
「New Chapter」はそんな予感を爆上げしていく、そんな爆裂的なパンチ力を持った楽曲だなーと改めて感じた、そんな次第。
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