前説

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あまり意味のない駄文を書いてみたいと思う。

本編

好きな音楽のジャンルについて

好きな音楽のジャンルって、各々にあると思う。

ロックが好きな人もいれば、ヒッポホップが好きな人もいると思う。

当然ながら、自分の好みに近い音楽ほど刺さりやすいということはあると思う。

思春期にがつんとやられた音楽に与えられた影響は大きいだろうし、そこをベースに自分の音楽的な趣味は構成されるというところがある。

でも、ある程度これが進んでいくと、いつしか音楽をカテゴライズして選別するようになってしまう。

そして、いつしかあのカテゴリーは素晴らしくて、あのカテゴリーはこのカテゴリーよりも下なんだ、みたいな話をしてしまいがちである。

例えば、アイドルは自分で作詞作曲を手掛けているわけではないから、ちゃんと自分で楽曲を作っている人よりも下なんだ、みたいな考えはそのひとつだろう。

あるいは、色んなジャンルに手を出しているバンドを「軽い」みたいな言い方をして、同じタイプの音を研ぎ澄ましているバンドを上げたりする人もいる。

もちろん、好みはあって然るべきだ。

一度固まった好みはそう簡単に変わることもないだろうし、無理に変える必要もないとは思う。

でも。

安易に音楽にカテゴライズしてしまって、安易になんらかの価値を決めてしますのは、ちょっと違うんじゃないか。

そう思うことが多い。

アイドルの音楽ってこういうものでしょ、というイメージがあるのだとしたら、その想像の何倍もアイドルの音楽は潤沢である。

最近の若いバンドはつまらん、というイメージがあるのだとしたら、その想像の何倍も若いバンドのやる音楽は多様だし、刺激的である。

○○の音楽は昔の焼き直しのポップソングだみたいな言い方しているとしたら、そのカテゴライズの中できっと重要なものを削ぎ落としている。

もちろん、好みはある。

だけど、その好みのフィルターで安易にカテゴライズしたとき、重要なものを見落としている可能性は高いし、カテゴライズして断言できるほどその対象を広く見渡すなんてそもそも不可能に近い。

そんなことをふと思うのだ。

カテゴライズの話でいえば、インディーズとメジャーの対比で好きな音楽を語る人もいるけれど、これも自分的にはちょっと違うんじゃないかと思っている。

いや、結果的にインディーズのバンドが好きっていうならそれは素敵なことだし、大手に所属しないからこそ自由な発想で作品を作る魅力が溢れていることがインディーズに多いことは確かだ。

でも、メジャーとインディーズの対比としたうえでのインディーズ好きなのだとしたら、それは本当に音楽が土台での好きなのかなーというのは気になる。

別にインディーズって、音楽のジャンルではない。

メジャーでもDIY精神で作品を作っている人だっているし、インディーズと一括でいってもその制作環境はアーティストごとに大きく違う。

インディーズというワードを自分が音楽を聴く上でのカテゴライズにしているのは、ちょっと違うのかもなーというのが自分の考えだったりするわけだ。

何がいいたいか

何でもかんでも聴きましょう、褒めましょう、という話ではない。

好みは当然にあるし、好みの結果として選別していくことは悪いことではないと思う。

ただ、カテゴライズが先立ってしまって、そもそもそれに触れていないのにわかったような口を聞くのだとしたら、それはちょっと違うと思うわけだ。

往々にして、自分が作ったカテゴライズは、新たな経験の中で崩壊していくのが常だから。

若いバンドはつまらん、自分が青春時代のバンドの方が素晴らしいと思っていたときもあったけれど、若いバンドの音楽に触れていくにつれて、違うことを実感した。

あまり聴いてこなかったカテゴリーの音楽でも、ちゃんと聴けば面白いところがたくさんあることに気づいたからだ。

音楽って、そういう底なしの面白さがあるからやめられないよなーと思うのだ。

まあ、これはこれで自分の「カテゴリー」の押しつけなのかもしれないとは思うけれどね・・・。

まとめ

なーんてことをふとぼんやりと考えてしまった一日。

まあ、難しいことは気にせず、楽しく色んな音楽を聴けたらいいよなーなんてことをふと思うのでした。

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