前説
[ad]
この記事では、ぱっと名前が思いついた好きな男性ソロアーティストを紹介していきたい。
ただただ、ぱっと名前が思いついた人たちばかりなので、雑多かもしれないが、なにかの参考にしてもらえたら。
では、どうぞ。
本編
米津玄師
まずは、このお方から。
今更名前を挙げて何を語るんだ、という話ではあるけれど、やっぱりこの人の存在は別格だよなと思う。
変な歌もたくさん作れるし、実際、立場から考えると変な歌をたくさんリリースしているにも関わらず、日本で一番再生数を稼ぐアーティストになっている。
そういう立ち位置を築けていることがすごい。
音楽の咀嚼の仕方と、楽曲を彩る音使いのアイデアがずば抜けているのだ。
関連記事:米津玄師の「STRAY SHEEP」に対する軽薄すぎる感想と考察
岡崎体育
想像を超えたアイデアと、圧倒的な実力。
ふたつの基軸で魅了する男性ソロといえば、岡崎体育も忘れてはならない。
しかも、いわゆるYouTuber的なイメージを持つ人もいるが、場数を踏みまくっておりライブでこそ彼の本当に魅力が出る、というギャップもあったりする。
特に音楽的な岡崎の魅力は、ラップにあると思っている。
インの踏み方もそうだし、言葉をフロウするテクニックもずば抜けているように思う。
鬼才な奇才だよなーとつくづく思う。
香取慎吾
今年の男性ソロアーティストといえば、香取慎吾の名前を外すことはできないと思う。
今年の頭にリリースされたアルバムがずば抜けてよかったから。
あのアルバムは今年のアルバム作品でもきっと上位に入ると思う。
カラフルな音楽性と、どんな音楽も乗りこなしてしまうポテンシャルな高さ。
香取ってつくづく、クリエイティブな人間なんだよなーと実感するのである。
関連記事:香取慎吾のアルバム「20200101」がめっちゃ良かったから聴いてほしい
SIRUP
SIRUPの音楽の本質にはブラック・ミュージックがあると思うんだけど、単なる「おしゃれ系」で終わらない世界を見せてくれる。
というよりも、アカペラでも成立してしまう歌唱力があって、声そのものが引っ張っているような強さがあるのだ。
声そのものでリズムを打ち鳴らしているから、そこにさらなるビートが打たれていくことで、楽曲がダイナミズムになるというか。
使っている音はそんなに多くなくても、メリハリのある激しさを感じるのは、そういう要素が絡んでいるからなのかなーと思う。
関連記事:オシャレ系アーティストの最前線・SIRUPについて
[ad]
折坂悠太
声のクセが圧倒的に強い。
そして、その声は単にクセが強いだけじゃなくて、表現力も兼ね備えているのだ。
ほんと、ライブで聴けばわかるんだけど、この声って想像以上に遠くまで伸びているのである。
もちろん、魅力は声だけじゃない。
和楽のようなテイストもあるし、ジャズっぽい装いも兼ね備えた、ある種のミクスチャー性が彼の音楽には宿っている。
ここ最近はメロディーに脚光が浴びた歌が多いけれど、その分かりやすさと独特の個性が良い感じに混じり合っていて、個人的には今のモードがとても好きである。
秋山黄色
様々な記事で書いているけれど、歌の強さがずば抜けているのだ。
ロックなサウンドがここまで似合う男性ソロアーティストもいないと思う。
ロックって別にバンドだけのものじゃないぜ、って高らかに宣言するような強さが、彼の歌にはある。
とはいえ、いわゆるベタなロックをやるんじゃなくて、ポップスの面白さを忍ばせていたりするんだけどね。
「Caffeine」も激しさとテクニカルさを両立した、不思議な手触りの歌だしね。
関連記事:辛いときこそ胸に刺さる秋山黄色の話
星野源
今回の記事の最後に紹介したいのは、星野源。
星野源こそ、いまさらわざわざ取り上げるような人ではないのかもしれない。
けれど、ここまで「ベタ」な存在になってもなお、常に音楽業界に新しい風を流し込んでくれている。
「うちで踊ろう」の一連の流れだけでも、それを語ることができる。
良いも悪いも含めて、彼のまわりで色んなニュースが巻き起こるのは、彼が紛いもなく日本のポップスに大きな影響力を与えている存在だからだろう。
そして、なぜ彼がそういう存在になれたかというと、彼の楽曲が圧倒的に魅力的だったからだ。
しかも、その魅力は一回とか二回の話ではなく、新曲を出すたびに生まれてきていたという事実。
そして、毎回色んな「新しさ」を与えてくれるのに、どの作品にも通底した価値観も宿っている。
個人的には、それを「仲間はずれ」を作らない、という言葉で捉えているんだけど、とにかくマイノリティーに対する視座がどこまでも優しいのだ。
「恋」「Family Song」「ドラえもん」なんかには、特にそういうエッセンスを感じさせる。
星野源だから、それを簡単にやっているように見えるけれど、これをやるのって難しい。
安易な肯定は八方美人に見えてしまうし、そもそも主張として端切れが悪くなってしまうことが多くなるからだ。
でも、星野源の歌には、そういう要素がない。
全本位にしかるべき肯定感を与えながらも、きっちりそこに通底したメッセージを立たせる。
そういう難しいことを、飄々とした態度でやりきっていく。
それは外から想像がつかないほど難しいことだと思うけれど、そういうことを鮮やかにやってしまうところが星野源の凄さだ。
「Family Song」なんて、改めて聴いたらめっちゃ良い歌詞で、すげえ刺さったもんなあ。
これからもきっと、星野源はさらにワクワクする感動を与えてくれるんだろうなあと思う。
そのことだけは、間違いない。
まとめ
というわけで、この記事では男性ソロアーティストを切り口にして、色々と取り上げてみました。
なかなか男性ソロアーティスト、という切り口だと幅が広がってしまってまとめるのが難しいんだけど、今名前を出すならこの人たちかな、って視点で決めてみました。
興味がある方がいれば、ぜひ聴いてくださいな。
では、今回はこの辺では。
ではではでは。
[ad]