なぜ自分がJO1の「WHERE DO WE GO」に惹かれたのかのレビュー
もし2024年9月の今、最近の新譜でドライブ中に車内にかけると、とてもシーンとマッチしそうな音楽って何か?という問いがあるとすれば、自分はこの歌を紹介したい。
JO1の「WHERE DO WE GO」の話
JO1の「WHERE DO WE GO」だ。
楽曲を聴いていて思うんだけど、この歌のグルーヴが気持ちよくて、ドライブのリズムとシンクロしそうな印象を受けるのだ。
この歌は、まずギターのカッティングが印象的な洒脱なイントロから始まる。
その後、ゆったりとしたテンポながらも、身体を動かしたくなるようなリズムアプローチで楽曲が進んでいく。
JO1のボーカルのリレーも巧みで、アレンジが生み出すグルーヴの気持ち良さと溶け合いながら、歌が持つ心地よさを最大限にしていく印象。
la la laというフレーズでメロディーを紡ぐパートのリズムの緩急も絶妙だし、クライマックスにかけてのギターのフレーズと合間って、ボーカルもリズムを乗りこなしながら畳み掛ける構成も見事である。
最近のJO1の楽曲は、個人的にボーカルの流れの秀逸さに注目することが多かったんだけど、今作は楽曲のグルーヴと、ボーカルのグルーヴの繋がりにぐっと心を惹かれたのだった。
JO1の「WHERE DO WE GO」の歌割りが魅力的
「WHERE DO WE GO」において、歌割りの展開も魅力のひとつだなーと思っているんだけど、楽曲の中でひとつのブロックがあるとすれば、それを等分するような形で歌が構成されているのがいいなーと思う。
例えば、
Ooh la la la la la la la la
Where do you wanna go?
La la la la la la la la
Where do you wanna go?
引用:JO1の「WHERE DO WE GO」の歌詞から
上記のブロックがあった場合、前半と後半で歌い手を分けていることが確認できる。
さらに最初の出てくるこのブロックと、次に出てくるこのブロックでは歌い手が分かれることで、楽曲の展開が作れているのも印象的だし、2分半ほどの楽曲の中でも濃密な展開を感じることができる。
これは「WHERE DO WE GO」に限らず、JO1のどの楽曲にも感じる要素ではあるんだけど、ミドルテンポの聴かせる楽曲ではなく、「WHERE DO WE GO」のような軽快でグルーヴの気持ち良さが際立つ楽曲でも、ボーカルの流れが生み出す素晴らしさを体感できるあたりに、JO1としてのグループの歌の強さを改めて感じるに至ったのだった。
ちなみに自分は
より一層 輝こう 僕らのyeah
引用:JO1の「WHERE DO WE GO」の歌詞から
というパートのリズムの乗りこなしが特に好きで、メロディーとしては固まりになって連なっているパートで、リズミカルに歌いこなせるかどうかがそうとう重要になる流れにおいても、ある種テクニカルな楽器のようにメロディーに命を吹き込んでいるボーカルに触れることで、より惹かれるものを覚えたのだった。
全体の流れも秀逸であるならば、こういう細かいフレーズのひとつひとつの歌いこなしも輝いているからこそ、「WHERE DO WE GO」という楽曲全体を聴いたときの気持ちよさも際立つんだろうなーと、そんなことを改めて感じた自分がいるのだった。
まとめに代えて
なお、「WHERE DO WE GO」はepに収録されており、epでは他の楽曲も堪能できるようである。
おそらく楽曲ごとに魅力も変わっていると思うので、その辺も10月の楽しみながら、今後の動向を追っていきたい。
そんなことを改めて感じた、そんな夜。
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