前説

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なんだかんだで自分が音楽を聴くうえで一番ぐっとくるポイントはメロディーである。

ボーカルの歌うメロディーがツボなら間違いなく、その歌は自分にとっての名曲となる。

かつ、そのメロディーを歌う声が自分好みなら、なおのこと最強。

ヘビロテの道をただただたどるのである。

この記事では、そんなメロディーとボーカルが好きだな〜と思うバンドを紹介したい。

本編

Mr.Children

ミスチルは間違いないバンドだ。

胸を突き刺す泣きメロを中毒性になる角度から繰り出してくる感じ。

ぱっと聴けば、単なる恋愛ソングに聞こえるんだけど、哲学的な匂いも感じさせる奥深さがある。

そして、なによりも良いのは、桜井の声だと思う。

どう言えばいいのかわからないんだけど、桜井の声って良い意味でハモリに適さない声なんだよなーと思うのだ。

声の存在感が強すぎて、ハモっていても主旋律のメインのボーカルの存在感を奪ってしまう、みたいなところがある。

そういう強さがある声なのだ。

どんな状況でも絶対に埋もれることのない声というか。

だからこそ、ハイトーンなのに圧倒的な力強さも感じるのだろうし、哲学的な歌を歌っても違和感を覚えさせないのだと思う。

ミスチルが長年、モンスターバンドである所以が、そこに詰まっている。

back number

back numberのメロディーもあまりに綺麗すぎる。

90年代に作り上げた王道的なメロディーラインを踏襲しつつ、そこからさらに歌詞に似合うようなドラマチック性を手に入れたような展開にゾクゾクさせられる。

back numberの歌はAメロ⇒Bメロ⇒サビの流れで組まれることが多く、その移動がとにかく綺麗なのである。

Aメロはあまりメロディーに起伏を作らず、穏やかな感じではじまる。

Bメロでそのメロディーラインに高低さを作り出し、揺らぎを感じさせる。

そして、サビで声のトーンをあげて、一気に盛り上がりをみせるのだ。

そういう美しい構造の中にメロディーが落とし込まれているから、とにかくぐっときてしまうのだと思う。

そして、メロディーの魅力が引き立つのは、ボーカルの声にもある。

これがナヨナヨ声のボーカルだったら、ちょっと違っていたと思うのだ。

でも、back numberのボーカルって、良い感じに声に太さを感じる。

甘さもあるんだけど、男らしさもあるという塩梅であり、恋愛ソングを歌う男性ボーカルとして、とても理想的な声をしているように思うのだ。

いわゆる歌メロなJ-POPが不在になりつつあるからこそ、back numberのど真ん中な感じが、よりぐっとくるんだよなーとも思う。

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sumika

back numberの声にさらなる男らしさを宿らせた印象をうける、片岡健太のボーカル。

ゴリゴリなロックソングでも冴え渡るような攻撃力のある歌声が、とても良い。

わりとメロディー重視のバンドって「綺麗さ」を重視して歌を披露することが多いイメージだけど、sumikaの場合、それだけではないものを感じさせる。

泥臭さという言葉にしてもいいし、パッションって言葉で表現してもいいのかもしれないけれど、ポップスでありながらロックみも感じさせる歌を披露するのだ。

見た目とボーカルの声にわりとギャップのあるバンドだと思うし、ライブのMCをみると、そこからさらなるギャップを痛感させる。

熱さと爽やかさと、綺麗さと男らしさを兼ね備えたsumika。

どおりで無敵なはずである。

マカロニえんぴつ

今、自分の中で、この「メロディー+ボーカルの声が最強」の流れに食い込もうとしているバンドがいる。

それがマカロニえんぴつだ。

なんというか、自分の中でマカえんって上記3組のバンドと通ずる何かを持っている気がするのだ。

もちろん、全然違う部分もあるんだけど、でも似ているものを感じていて。

例えば、ベースにグッドなメロディーがある。

で、ボーカルの響き方で、そこからさらにぐっと引き込んでしまう魅力を持っていて。

このメロディーとボーカルの声という2つの武器で、まずは圧倒的に魅了させてしまう力を感じさせるというか。

恋愛ソングなんだけど、そこからある種の哲学も感じさせる部分もあって、それは最初にあげたミスチルと通ずるところでもあるわけだし。

そういえば、2020年に発表された「恋人ごっこ」という歌もぐっとくる歌だ。

ゆったりとしたテンポ感でメロディーを繰り出していくるので、しっかりと“歌”を堪能することができるのだ。

この歌で勝負している感じがすごくするところが、この4組に感じる<通ずるもの>なのかなーって思う。

もちろん、それだけではないんだけど、まずは“歌”で魅せてしまう。

そこが強いし、そこを感じるから、これらのバンドがめっちゃ好きなんだよなーと思えるのである。

まとめ

結局何が言いたいかというと、今のマカえん、めっちゃ良くないですか?という話である。

バンドの場合、サウンドに着目することも面白いんだけど、やっぱり根本にある歌で引き込むバンドはやっぱりぐっとくる。

ミスチル、バクナン、sumika、マカえんは、そういう大いなる歌の魅力を感じるんだよなーという話なのである。

だから、きっとこれからの新曲も沼ってしまうんだろうなーと思うのだ。

きっと、その見立ては間違いないと思う。

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