前説

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2019年のロッキンも無事終了した。

日本一の集客力を誇るフェスということもあり、どのバンドの熱いライブをしたようだった。

Twitter上に流れてくるセトリをみては一喜一憂するのが、行けなかったフェスの楽しみ方になりがちなんだけど、幾つのバンドのセトリをみたとき?????ってなることがあった。

なんというか、メガフェスでありながら、初見ファンを無視した攻撃的なセトリを披露するバンドをいくつかみたからだ。

なんというか、捻くれているなーと思ったわけだけど、この記事ではそんな捻くれたバンドを紹介しようと思う。

本編

クリープハイプ

ロッキンのセトリ

1.HE IS MINE
2.鬼
3.おばけでいいからはやくきて
4.火まつり
5.週刊誌
6.ラブホテル
7.イト
8.栞
9.イノチミジカシコイセヨオトメ
10.憂、燦々

感想

いやあ〜捻くれているな〜と思った。

まずこのセトリ、実はシングル曲は三つしか披露していないのである。

まあまあシングルを発売しているバンドなのに、シングルはリハとかで消化するところに捻くれたものを感じるし、何より捻くれているのは、なぜか「週刊誌」というカップリング曲を唐突に披露するところ。

10代の女の子がファンが多いバンドなのに、セックスの歌を歌ったり、ピンサロの歌を歌ったり、ラブホの歌を歌ったり、ただでさえ変態的なセトリなのに、さらにそのセトリの変態濃度を強めていく仕様。

良い意味で、尾崎世界観の捻くれっぷりが前面に出たようなセトリで、やってくれたな!尾崎世界観!って感じ。

セトリの初手で「セックスしよう!」と叫ばせるなんて、クリープハイプ以外やったらセクハラ案件になってしまうもん。マジで。

本当に芸達者なバンドだなーと思う。

関連記事:クリープハイプを好きな理由について

UNISON SQUARE GARDEN

ロッキンのセトリ

1.Cheap Cheap Endroll
2.プログラムcontinued
3.オリオンをなぞる
4.君の瞳に恋してない
5.instant EGOIST
6.オトノバ中間試験
7.10% roll, 10% romance
8.BUSTER DICE MISERY
9.天国と地獄
10.シュガーソングとビターステップ

感想

よくみたらこのバンドもまあまあシングル曲をリリースしているはずなのに、そこからは三つしか披露していない。

捻くれている。

ただ、このバンドの最大の捻くれポイントは冒頭である。

このバンドも初手の曲が実にマニアックなんだけど、この歌のサビは「君が嫌い」になるということを連呼する歌なのだ。

アルバムがリリースしたときは、この嫌いになるという発言に物議を醸しだしたんだけど、おそらくは、ファン(のフリしたミーハー)に中指を突きつける歌となっている。

せっかく呼ばれたでっかいフェスであり、ミーハーに曲を披露するこの場で、トップにいきなりそんな歌を歌ってしまうところに捻くれたものしか感じない。

しかも、その次に歌うのが、そんな俺たちを祝ってくれという歌になっており、これまたひねくれ方が半端ない。

だいたい、ミーハーに向けて曲を歌うこの場で、どうみてもファンのためだけにメッセージを放つ歌を冒頭の2曲でやってみせるところに、捻くれたものしか感じない。

ベースの動きが派手なバンドは捻くれているという当ブログの調査結果も出ているんだけど、それは後述していきたいと思う。

関連記事:UNISON SQUARE GARDENの15周年ライブに行って祝ってきた結果

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四星球

ロッキンのセトリ

1.言うてますけども 〜 天体観測
encore
2.妖怪泣き笑い
encore2
3.マイクイズマイフレンド
4.クラーク博士と僕
danbore
5.鋼鉄の段ボーラーまさゆき
6.発明倶楽部 〜天体観測 〜 言うてますけども

感想

裏でライブやっているバンドの曲を2回も演奏しているセトリ。

セトリだけ見ても、何が起こったのか全然わからない。

ひねくれている。

というか、クレイジーである。

関連記事:最強のライブバンドは四星球

スピッツ

ロッキンのセトリ

1.海とピンク
2.運命の人
3.メモリーズ・カスタム
4.コメット
5.空も飛べるはず
6.前前前世 [ RADWIMPS cover ]
7.優しいあの子
8.トンガリ’95
9.8823
10.涙がキラリ☆

感想

カバー曲が「前前前世」だったところに注目が当たっているため、なんとなくスルーされているけれど、いくつものミリオンセラー曲を擁していて、国民的バンドとしてメガフェスに出演したバンドのセトリの頭が「海とピンク」という、シングルでもない売れる前のファーストアルバムに収録されている、実に際どい歌詞のマイナーソング始まりって、捻くれでしかないように思う。

確かにスピッツのライブに一度でも行ったことがある人なら「平常運転だなあ」としか思わないんだけど、ミリオンセラー曲のうち一つしか歌わず、セトリの半分しかシングル曲を歌わない朝ドラ主題歌を歌う国民的バンドなんて、スピッツくらいではないかと思う。

もちろん、ロックフェスにふさわしい、スピッツ的なロック寄りのセトリではあるんだけどね。

でも、どうみても捻くれていると思う。

それこそ朝ドラで久しぶりにスピッツを思い出して、「チェリー」や「ロビンソン」くらいしかスピッツのイメージしかない人に対しては、「前前前世」の披露によってバランスを取るというそのスタンス含めて捻くれいると思う。

何より、おそらくはクリープハイプやユニゾンと違って、捻くれたセトリをやろうとしてこれになったというよりも、ロックフェスだしロックっぽいセトリにしようというテンションでセトリをしたらこれになってしまったみたいな天然さがある。

本当に「トンガリ’95」の歌詞にあるように、どこまでも尖っているバンドだなーと感じる。

ベースがよく動くバンドは、基本どのバンドも尖っているのである。

関連記事:大好きなバンド、Spitzについて

まとめ

というわけで、このバンド、捻くれているなーと思うバンドをいくつか取り上げました。

もちろん、ここに紹介しているバンド以外でも捻くれているバンドはたくさんいると思うが、とりあえず、自分の目に付いたものを紹介しました。

これから先も夏フェスはたくさんあるので、ぜひセトリにも注目しながら夏フェスを楽しんでもらえたら幸いである。

ではではでは。

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