【2026年下半期】いま聴いてほしいバンド・アーティスト12組|ロッキン・ライフ

年始に「2026年に飛躍しそうなバンド・アーティストは誰か?」という記事で、12組を紹介した。

せっかくなので、下半期(というにはちょっと遅いが)も、改めておすすめしたいバンド・アーティストをまとめてみたい。

まずは上半期に紹介した12組を振り返ってみたい。

年始に紹介した12組

前回取り上げたのは、以下の12組。

ガラクタ

らそんぶる

ミーマイナー

メリクレット

chef’s

前髪ぱっつん少年

カラノア

ちゃくら

セカンドバッカー

CLAN QUEEN

Chevon

Blue Mash

この12組の紹介はこちら。

すでに話題になっていたやんという人も意図的に入れ込みながらのラインナップという感じだが、ここからさらに飛躍をするはずという意味でもこの12組を紹介してみた。

そんな前置きを踏まえて、ここから2026年下半期に紹介したい12組をどどんと出してみる。

2026年下半期に改めて紹介したい12組

ねぎ塩豚丼

「Victory」にも代表されるように、等身大の姿をそのまま楽曲にしているような感じのトーンが良い。力強いバンドサウンドと、凛としたボーカルで展開される率直なギターロック。26年リリースの「夏の幻」「REBORN」もそんな根底を持ちながらも、バンドとしての表現の幅を広げている印象。サーキットイベントでも大きな話題を作っている印象で、そういう意味でもここからの躍進がより楽しみなバンド。

CRAZY BLUES

CRAZY BLUESは、バンドが根差したジャンル性が好き。シューゲイザーの感触を持ったギターサウンドのアプローチ、そしてその音の中で展開される繊細なコーラスワーク。大胆なのに、しっとりとした不思議な聴き心地。「夏、駆け抜けるような」では、疾走するサウンドと、情景が眼前に広がるようなメロディーラインが展開される。

セブンス・ベガ

懐かしいのに新しい、という不思議な心地よさがあるのがセブンス・ベガの音楽の特徴。歌謡曲のようなメロディーの親しみやすさと、シティポップに通じる都会的な雰囲気。その混ざり方が絶妙で、すっと耳に入ってくるのに、ちゃんとこのバンドの色が残る。「魔法がとける前に」はそんなセブンス・ベガの魅力が際立った一曲であるように感じる。

Aonowa

「Ready」では想像以上の洒脱さでかけぬけるAonowa。「おもかげ」時代からより進化したギターフレーズは切なさと楽しさの両方を描き切ってみせる。「ふたりの話」も、バンドのサウンドの中に煌めきを宿したアプローチが絶品で、バンドにある種のポップさが欲しい人にもぜひ勧めたいバンド。

オートコード

泥臭さもあるのに、良い意味で哀愁も感じさせるような絶妙な楽曲を生み出すオートコード。「ゲゲゲ」はそんなこのバンドの絶妙さを美しい形で音にしたような一曲である。「京都」や「サマータイムマシンブルース」も、そういうなんだか聴いていると泣けてくるような感情を揺さぶる魔法がかかったような世界に誘われる。

奏人心

良い意味でぼやけた写真のような、モノクロ時代のごつごつのフォントの看板のような。楽曲を聴くと、それだけで時代性すら感じさせてくれるような音楽体験を与えてくれるのがこのバンド。「それがすべて」も「小鳥」も、そんなギターロックだからこその切なさとボーカルの表情が絶妙である。

THE PINK MINDS

「じゃない、がしたい」は大森靖子が作詞・作曲、ヒダカトオルが編曲を手がけているということで。なんだか気になったのがTHE PINK MINDS。どのメンバーも個性的なボーカルを披露しているのが印象的。とはいえ、楽曲を聴けば聴くほど、パンチ力とか鋭さだけで魅了するわけではなくて、色んな表情で魅せるタイプであることに気づくあたりの充実具合も良いなーと感じる。

muk

言葉と音がむき出しになっているような作品が多い。「処女作」でも「さよなら生活」でも、良い意味で整っていなくて、爆撃のような独特の張り詰め感が音になっている感じがして好き。叫ぶように、感情を曝け出すようにボーカルが炸裂して、ざらざらとした音色で歌の世界を構築している感じ。

イノクロニクル

ライブの完成度が高く、音楽の作り込みにもこだわりを感じるイノクロニクル。キャッチーさもあり、ポップさもあり、でもライブバンドとしての迫力もあるのが良いし、メンバー全員の音楽を通じた表現力が秀逸だなーと感じる。

バチカン市国に愛されたい

バチカン市国に愛されたいは、荒々しい音の中に切実さがあるところが好きだ。「しあわせの定義」でも、オルタナの感触とパンクの衝動が重なって、音と一緒に感情までむき出しになっているように感じた。かっこよく整えようとする手前の、どうしても鳴らしたいものが曲に残っている。その生々しさがあるから、音の勢いがそのまま気持ちの強さになって届くのだと思う。

HIKAGE

HIKAGEは、ハードコアの衝動に、グランジやガレージロックのざらつきが重なるバンドだ。「YAIBA」には、SPARK!!SOUND!!SHOW!!のタナカユーキも参加しているということで、「こういうもの」が好きなリスナーにはとにかく刺さるようなエッジがある。「raw」も洪水のように繰り出される中毒的・爆発的なアンサンブルがたまらない。

Broken my toybox

ハイトーンなボーカルと、変幻自在の楽曲アレンジ、様々なタイプを描いて見せる幅広い楽曲の数々。自分のツボをたくさん持っているという意味で勝手に今年要注目しまくっているバンドである。その中でも特に個人的なツボが「鱗」という楽曲だったりする次第。

まとめにかえて

今回は、この12組を紹介した。気になる名前があったら、まずは上に置いたMVを再生してみてほしい。そこで好きな曲に出会えたら、別の曲も聴いてみる。ライブにも足を運んでみる。そんなふうに、好きな音楽がひとつ増えるきっかけになればうれしい。

では、今回はこの辺で。