2024年個人的ベストソングvol.1
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今年は定期的に、なるべく週に一回くらいは、ブログで今よく聴いている楽曲を紹介する記事を書こうと思っている。
というのも、昨今は情報の更新スピードが早い。
洪水のように情報が流れていくので、月に一回とか、年単位で良い曲を紹介する頃には、良い曲の多くが流れてしまっている。
それはちょっと勿体無い。
なので、自分はもっと短いスパンで良い曲を紹介したいなーと思ったのだった。
とはいえ、紹介することにスポットを当てすぎた結果、そこまでちゃんと聴いていない曲をリストアップして紹介している風になってしまうのも嫌なので、あくまでも自分が今よく聴いている楽曲をリストアップして並べたいし、紹介したい曲が1曲だけしかないならその1曲に全力を注ぐような形で挑みたい。
また、紹介するにあたって、シンプルにその曲のどこが好きなのかを簡単に触れるような形でまとめたいなーと思う次第。
で、早速そのvol.1を更新しようと思うんだけど、年始ということもあって、今回は12月に発表された曲も少しだけ織り交ぜながらリストアップしようと思う。
では、どうぞ。
本編
[Alexandros] 「todayyyyy」
[Alexandros]がリリースされた渾身の美メロソング。
とにかくメロディーの耳馴染みが半端ない。
一度耳にすると、メロディーもギターのリフも頭に残ってしまう。
かといって、ポップすぎるわけでもなくて、[Alexandros]としての器用で躍動感あるバンドアンサンブルを体感できるのも特徴。
イントロでも、間奏でもゴリゴリに尺を使うし、2番のサビ終わりのCメロでは英詞でビターなモードに染める感じも良い。
リリースとしては12月末ではあるが、あえてここで紹介させてもらった。
関連記事:[Alexandros]、「todayyyyy」のキラメキが尋常じゃない件
星野源 「光の跡」
『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』エンディング主題歌。
星野源らしい眼差しで紐解かれた、独特のドライさと不可思議な優しさに包まれたナンバー。
90’s前半のR&B/ヒップホップのビートに、80’s後半のR&Bミディアムバラードを合わさったサウンドがテーマになっていることもあり、どことなくノスタルジーな空気感をまとっているが、とはいえ、聴き心地として星野源らしい最新モードのポップソングという気配もある。
なにより、歌の中で描かれる物語の着地具合が、「ああ、星野源だなあ」と思わされるし、繊細かつ丁寧に歌声を紡ぐ星野源の歌声だからこその感涙が胸をうつ印象。
こちらも年末の一曲だが、紹介するタイミングを失ったので、ここで改めて紹介。
関連記事:星野源の「光の跡」、形容がムズいんだけどとにかく好きという話
アツキタケトモ 「匿名奇謀」
アツキタケトモの中でも、屈指の疾走感があって、良い意味でカオスな印象を与えるナンバー。
『BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-』の主題歌ということもあって、作品にシンクロするように音やジャンル性を選び、ミクスチャーロック寄りの手触りで「匿名奇謀」の世界を作り上げられたのかなーなんて思う。
んだけど、タイアップだから普段とまったく違う衣装で着飾った外行き音楽である・・・という感じでもなくて、タイアップソングとしての広がりを感じさせつつも、作品全体で捉えてみると、アツキタケトモ的な音楽的こだわりとか、アイデアを随所に感じられる気配もある。
転調するタイミングとか、メロとサビの表情の変わり方とか、そういう音楽的な面白さを入れ込む角度に、アツキタケトモ感を覚える自分。
あと、シンプルに自分はこういうテイストの歌が好きなんだよなーということもあって、曲が耳に入ったときのインパクトが強烈で、ぐいぐい作品世界に誘われるのが、ただただツボ。
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ACIDMAN 「輝けるもの」
汗臭くて、泥臭くて、でも神秘的。
ACIDMANって、そういう一見相反する要素をひとつの音楽に留める凄さがあるバンドだと思っている。
「輝けるもの」もまた、そういう匂いを感じさせる作品だ。
収音されているバンドの音は、どこまでもソリッドで衝動的。
拳を突き上げて、うおーってなるようなパンチ力がある。
でも、ボーカルが紡ぐメロディーや言葉の装いは、勢いだけでのりきるような類でもなく、あえて言えば、”宇宙”を見せてくれるような壮大さがある。
たまに、大木の声が、泣きそうなトーンでメロディーを紡いでいる印象もあって、切なさを漂わせているのもポイント。
「輝けるもの」は、どこまでも奥深い表情をのぞかせてくれる、そんな一曲。
NEE 「一揆」
NEEの音楽はいつ聴いても、NEE感が凄い。
ビートの感じ、音色、ベースのスラップ具合。
どれもが「NEEのワクワク感」にダイレクトに直結していく。
NEEらしさから一切ブレることなく、でも確かに新しい高揚感を生み出しながら、猛烈な勢いでNEEの中毒性を再現していく心地。
あと、個人的には1番と2番のメロで違う表情を魅せながら、サビへと突き進んでいく流れが好き。
関連記事:NEEの音楽を聴いていたら、クレヨンしんちゃんの話に行き着いた今
チョーキューメイ 「snowspring」
今、もっとも気に入っている楽曲のひとつが、これ。
チョーキューメイ 「snowspring」。
サウンドの華々しい感じと、そこから柔らかくふんわりと幻想的に画を描く心地がするのが、良い。
あと、メロからサビに至るタイミングで、音の流れ的に「ふわっ」とする心地があって、そのモードが切り替わる感じも、良い。
サウンドの展開にも聴き惚れている部分が多くて、鍵盤が軸をにぎるような構成になりつつ、ベースとドラムが器用なリズムアプローチをみせて、楽曲が持つ幻想感を鮮やかに表現しているのも、良い。
春の訪れをひっそりと待つ冬の今に、これほどまでにぴったりと合う楽曲もないように思う。
まとめに代えて
ということで、2024年に気にいっている楽曲として、今回下記6作品を紹介させてもらった。
[Alexandros] 「todayyyyy」
星野源 「光の跡」
アツキタケトモ 「匿名奇謀」
ACIDMAN 「輝けるもの」
NEE 「一揆」
チョーキューメイ 「snowspring」
ジャンルや魅せ方は楽曲によって違うので、刺さり具合は人によって異なるかもだが、もし聴いたことがない楽曲がある場合は、よかったらこのタイミングで聴いてみてほしいなーと思う次第。
では、今回はこの辺で。
ではではでは。
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