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RADWIMPSの「夢灯籠」の歌詞について考えてみたい。

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この歌は「君の名は。」においてOP的位置で流れる歌である。

疾走感のある爽やかな印象を与える歌だが、この歌にはどんな意味が込められているのだろうか。

やはり映画を絡ませながらでないとこの歌は語れないので、映画を込みにして話していこうと思う(ネタバレがありますのでご注意ください)

作詞:野田洋次郎
作曲:野田洋次郎

あぁ このまま僕たちの声が 世界の端っこまで消えることなく
届いたりしたらいいのにな

聞こえますかブラジルの人、というサバンナの八木のボケが頭を一瞬ちらつくが、僕と君の距離とは、とても近いけれど、とても遠い距離にいるのだと思われる。

ただし、それは映画を見ることによって引き寄せられる考え方であるような気もするので、もう少し我慢強く次のフレーズをみていきたい。

そしたらねぇ 二人で どんな言葉を放とう
消えることない約束を 二人で「せーの」で 言おう

せーの、というフレーズはAimerに提供した「蝶々結び
にも出てくるキーワードである。

野田洋次郎はその昔、君を神のように崇める歌が多かったが、今は僕と君の立場を同じにすることで、協力プレイを誘発させるようなフレーズが多くなってきている印象を与える。

あぁ「願ったらなにがしかが叶う」
その言葉の眼をもう見れなくなったのは
一体いつからだろうか なにゆえだろうか

その言葉の眼とは、その言葉の本質とか真意って言葉に言い換えができそうである。

願ったらなにがしか叶うからこそ、願いを言葉にしていたのに、あるいは「きみを一緒大切にするよ」みたいな感じで決意の言葉を述べていたのに、それは空振りになってしまうことが多くなったのだろうか。

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続きをみてみよう。

あぁ 雨の止むまさにその切れ間と 虹の出発点 終点と
この命果てる場所に何かがあるって いつも言い張っていた

いつか行こう 全生命も未到 未開拓の
感情にハイタッチして 時間にキスを

5次元にからかわれて それでも君をみるよ
また「はじめまして」の合図を 決めよう
君の名を 今追いかけるよ

この歌って映画ではOPだけど、なんだか一つのエンディングを終えて、第2章を始めるような歌詞のような気がする。

最後のフレーズなんて、一度エンディングを知れば意味のなす言葉になるが、そうでないと「君の名」はどういう意味合いを持つのかはっきりってわからないと思うのだ。

時間にキスをする必要性も、未開拓の感情(つまりは本気で人を愛する気持ち)も、なぜ、もう知り合いのはずの君に「はじめまして」の合図をするのかも、映画を観れば辻褄があうが、初見のあのタイミングでみても何一つぴーんとはこないと思うのだ。

けれど、この辺の歌詞ってわりと微妙で、野田洋次郎はどれほど「君の名は。」の脚本を把握したうえで歌詞を書いたのかってわからないわけだ。

もしかすると、最後までよんでいなかったからこそ「前前前世」のような映画とはちょっとポイントのズレた歌ができたのかもしれない。

この歌もまた、幾つかのキーワードだけを決めて、野田洋次郎が純粋に「愛の歌」をかいただけなのかもしれない。

ちなみにタイトルの「夢灯籠」とは造語である。

夢+灯籠となる。

灯籠とは伝統的な照明器具であり、灯籠流しなんていうイベントがあるので、その画像検索すればどういう明かりを放つものなのかわかることだろう。

ちなみに宗教的に灯籠をつかうこともなく、その際は「真っ暗闇と言われているあの世で、祖霊が道に迷わないように、足元を照らしてあげる」なんて意味が込められていたりする。

思えば、まさしく死んでしまいそうになるヒロインを生きる道に導いたのは、まさしく迷子にさせずに灯籠で道をしっかり照らしてあげたからだと考えることもできる。

しかも、それは夢のような世界での話であったわけだ。

そんな思いが実はタイトルに込められているのかもしれない。

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