前説
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このバンドとこのバンドはどこか似ているところがある。
そう思うバンドっていくつかいると思う。
この記事では、このバンドとこのバンドはなんか通ずるところがあるよなーと、なんとなく思うバンドをいくつか紹介したい。
異論があるケースもあると思うが、優しい目でみてもらえたら幸いである。
本編
Hi-STANDARDとWANIMA
ツインのボーカルが美しいメロディーを放つところ。
キャッチーでファストな歌なんだけど、侘び寂びも感じさせる歌であるところ。
リズム感がとにかくあって、世代問わずノリノリにさせてしまうところ。
そういうところが通ずるところだと思うのだ。
もちろん、曲の発想や魅せ方は違った部分もあるんだけど、元々WANIMAがハイスタに影響を受けている部分もあって、その楽曲にはハイスタのイズムを感じさせるところがあるのかなーと思うのである。
まあ、そういう意味でWANIMAはライブハウスのヒーローになるのかと思ったら、もっと大きいところを攻めていったところが意外といえば意外だったが、今のシーンをみてみるとなるべくしてなったのかとも感じる。
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ONE OK ROCKとELLEGARDEN
別に音楽性も活動のスタンスもまったく違うっちゃ違うんだけど、個人的にはどこか重なるところもある二バンド。
もしかしたら、ELLEGARDENの復活の裏にはONE OK ROCKがいたというエピソードに引き寄せられているからなのかもしれないが、シーンにおける熱狂のさせ方には似たような部分があると思うのだ。
ELLEGARDENって当時のバンドシーンでずば抜けた人気をもっていたし、その影響力は今の若手バンドにも脈々と受け継がれている。
ELLEGARDENをきっかけにしてバンドをはじめたというバンドマンも多いし、ELLEGARDENが青春だったという人も多いはずだ。
ONE OK ROCKもまたそういう立ち位置のバンドだったと思う。
世代的に、まだワンオクをきっかけにプロになりましたというバンドは少ないかもしれないが、ゆくゆくはそういう人だって増えてくるはずだし、他のバンドにはぐっとこないがワンオクだけにはぐってきてしまうという絶対無二世がエルレと親しいもののように思うのだ。
孤高の存在であり、カリスマ的な存在でもあった、とでも言えばいいだろうか。
何よりもボーカルの輝き方、ここがこのバンドはとっても似ているんだよなーと思うのである。
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UNISON SQUARE GARDENとスピッツ
ベースがライブ中によく動くことと、バンド内で内在する妙なひねくれ性が似ているように感じる。
あと、楽曲の歌詞が個性的な点も似ているし、わりとファン層も被っているのではないかと勝手に思っている・
バンドって王道なバンドもいれば、大衆に見つからないようにわざとそこを避けるバンドもいるけれど、ユニゾンとスピッツはまさしくそういうひねくれさが通じているのである。
ユニゾンでいえば、「オリオンをなぞる」や「シュガーソングとビターステップ」、スピッツでいえば「ロビンソン」や「チェリー」など、ファン以外にも認知されている代表曲があるのに、フェスのような場所でわざわざそれを歌わないように避ける傾向もあり、平気でマニアックなアルバム曲をさらっと演奏してしまうところも似ている気がする。
まあ、歌のテンポ感とか言葉の詰め込み方はまったく違うので、スタンス以外の部分はまったく異なるバンドではあるんだけどね。
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サンボマスターとMy Hair is Bad
ライブの熱量と迫力と汗臭さ。
このバンドの通ずる要素である。
マイヘアは恋愛ソングが多くて、ボーカルが整っているからちょっと違った見られ方をすることもあるけれど、ライブを一度でも見たことがある人はマイヘアは汗臭さと泥臭さを兼ね備えたロックバンドであると痛感するはずだ。
言葉の勢いが強く、その刹那的な迫力にぐっとのまれてしまうのである。
そう。
バンドの持つ圧倒的な強みがサンボマスターと似ているのだ。
「歌う」ことよりも「叫ぶ」ことがサマになる類のバンド。
この2つのバンドは、そういう魅力をひしひしと感じるのである。
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SEKAI NO OWARIとMrs. GREEN APPLE
英語で歌うこともある。
いわゆるロックバンドな音から、海外のボーイズグループのような歌まで披露できるサウンドの幅広さ。
甘く透き通ったボーカル。
年齢不詳の見た目。
などなど似ている部分を上げたら数しれず。
もちろん、もう少し根っこの部分まで掘り下げたら違う個性を持ったバンドにはなるんだけど、やっぱり通ずる部分もたくさんあるよなーと思ってしまうのだ。
何より、若い世代に与えた影響の大きさは計り知れないと思うし、あまりにも先鋭的すぎたゆえに誤解される一面もあった点も似ているように思うのだ。
今となってセカオワもミセスも「軽いバンド」と誤解する人は減っただろうけれど、常に二歩三歩先を見据える音楽性だったからこそ、理解されなかった部分はあったように思うのだ。
しかし、ようやく彼らは誤解されることは減って、正当に評価されるようになったように感じる。
ただ、まだまだ置きにいくことはないようだ。
今年リリースされた作品をみてもそのセンスをありありと感じさせるのである。
今後、独自の世界観でさらなるワクワクを提供させていく予感を感じさせるという意味でも、このバンドは似ているなーと思うのである。
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まとめ
似ているなーと思うバンドを紹介してみました。
何度も言うように、異なるバンドの似ている部分を抽出して強引に関連させている部分はあるので、異論がある方もいると思う。
でも、似ている部分を比べるからこそ、そのバンドの特徴も見えてくるわけで、悪いことではないと思うのだ。
自分が好きなバンドを並べてみて、好きになっている特徴を考えてみると、自分の好きな音楽を掘り下げることにも繋がって楽しかったりするので、個人的にはおすすめしていたりする。
というわけで、今回はこの辺で。
ではではでは。
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