前説

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この歌って末永く愛されているし、そのバンドにとっての代表曲になっているなーと思う曲をいくつか紹介したい。

本編

サカナクション「新宝島」

まずは、この歌。

フェスなんかによく行く邦ロック好きなら、ほとんどの人がこの歌をしっていることだろう。

この歌は歌そのものの求心力もあるが、この歌を使って色んなクリエイターが“遊んでいる”のも特徴である。

あのテンポ感が中毒性を生んでいるのだろうし、新しさと懐かしさ、ダンスとロックを融合させたサカナクションの音楽だからこその広がりをみせているように思う。

一時活動休止していたため、存在感が少し下がっていたタイミングで、この歌をリリースして、再び圧倒的な存在感を示した当時のサカナクション。

あのタイミングで、こういうキャッチーな歌をリリースできるところが、このバンドの凄さだよなーと思う。

たぶん、2020年になっても、まだまだ聴かれる一曲なはず。

[Alexandros] 「ワタリドリ」

[Alexandros]が名実ともに日本の最高のロックバンドになった。

そんな印象を決定づけたこの歌。

もともとドロスは良くも悪くもビックマウスみたいなところがあったけれど、微妙にそこに足りない何かがあった。

そのひとつに、全ての人を魅了するような圧倒的な曲の不在もあったように思うのだ。

でも、この歌をリリースし、たくさんの人がこの歌をきっかけにドロスに魅了されていく姿をみると、ああ、ついにドロスはとても高いところにたどり着いたんだなーみたいな想いがあったのである。

いや〜今聴いても良い歌だよなーと思う。

WANIMA「ともに」

WANIMAはロックシーンに大きな影響を与えた存在だと思う。

そして、いわゆるメロコアみたいなサウンドを拡張させたところにもWANIMAの功績があると思うのだ。

リズムに対してどこまでも自由で、バンドサウンドでワクワクさせるビートを生み出したら、WANIMAは天下一品だよなーと思うのだ。

「ともに」はそんなWANIMAのひとつの集大成のような気がする。

だからこそ、こんなにもたくさんの人に、この歌は聴かれたのかなーなんて思う。

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RADWIMPS「前前前世 (movie ver.)」

10年代を総決算するうえでも重要な名曲だと思う。

この歌にかぎっては、音楽ファンのみならず、日本の大多数の人が受け入れたような大きな歌になったんじゃないかなーと思う。

すでに売れていたRADというバンドが、さらに大きく売れるなんて、誰が想像していたことだろう、と思うわけだ。

やっぱり、前前前世というタイトルが良い。

この言葉を含めて、言葉のひとつひとつが頭に残るのだ。

そういうキャッチーさもこの歌にある。

そして、なにより爽快さに舵を切った爽やかなテイスト。

RADが爽やかにコミットすると、こういう名曲ができるんだなーと思ったし、この歌のヒット以降、RADというバンドがより良くなっていた気がする。

King Gnu「白日」

まだリリースして一年も経っていないので、今後聴かれ続けるのか、というところまではわからないけれど、彼らのサードアルバムが12万枚を超えるセールスを叩き出したことからも、この歌が愛されているということ、この歌をきっかけに彼らの音楽に魅了される人がたくさん出てきたことを証明していると思う。

人によっては、ポップスに寄りすぎていると感じるのかもしれないが、King Gnuはそれを絶妙なバランスで着地させているなーと思うし、井口と常田が歌い分けることで、楽曲がより色鮮やかに描かれている、ということはあると思うのだ。

なんにせよ、この歌は名曲となった。

この事実だけは間違いないと思う。

King Gnuにとっては、この歌はあくまでも楽曲のひとつくらいの位置づけかもしれない。

それでも、この音楽をきっかけにして、色んな可能性を生み出したことは間違いないと思うわけだ。

まとめ

というわけで、色々書いてみましたが、実はこれらの歌には共通点があります。

というのも、どの歌もYouTube上での再生数が1億を超えているのだ。

こういったところからも、これらの歌が「聴かれ続けている名曲」と称しても、問題ないように思うのだ。

その昔、ミリオンセラーという言葉がヒット曲であるかどうかの指標に使われることがあったが、今だとYouTube再生数1億、というのがひとつの水準なのかなーと思ったりする。

果たして、今年そこに到達する歌がいくつ生まれるのだろうか。

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