前説

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ベースの日、らしい。

ということで、女性ベーシストがいる好きなバンドを紹介したい。

なお、いわゆるガールズバンドを入れるのは違うかな〜と思ったので、この記事ではそこは入れないようにしている。

本編

サカナクション

女性ベーシストを紹介する記事なのに、メンバーが出てこないMVの動画を貼ってみる。

サカナクションのベーシストといえば、草刈氏。

昔、何かのライブのMCで、他のメンバーは、上京前はちゃらんぽらんをしていたけど、草刈氏だけはきちんと仕事をしていて、上京を決意したとき、仕事を辞めてもらうようにお願いする形で上京してもらったので、草刈氏が結婚・出産するというニュースがとてもうれしかった、と一郎氏が語っていたことを思い出す。

そのため、自分の中で草刈氏はサカナクションの中でも、きっちりした人、というイメージができあがっている。(実際はよく知らない)

サカナクションの歌ってリズムがキーマンになっている歌がとても多いので、草刈氏が果たしている役割って大きいし、サカナクションが躍進してきた辺りから、男女混合バンドの存在感が強くなってきたイメージがある。

それまではバンドに女性がいても「男顔負け」みたいな、男主体の評価軸があったうえでの、みたいなところがあったけれど、サカナクションの躍進あたりからそこがフラットになった気がする。あくまでも自分のイメージとして。

そんなわけで、女性ベーシストとえば、サカナクションが一番に頭に浮かんできた次第。

関連記事:サカナクションのアルバムで好きな曲を一曲ずつ選ぶなら?選手権

Base Ball Bear

そういえば、昔はサカナクションとベボベってなんか近い距離にいたし、一郎氏と小出氏が一緒に何かをすることがなくなったよなーと思う。

また一緒に何かしてくれたらいいんだけどなーとふと思う。

それは、さておきベボベも女性がベーシストならで、ぱっと思い浮かべるバンドの代表格だと思う。

スリーピースになったからこそ、ベースがどういう位置で音を鳴らすのかが重要なバンドになってきたし、それ故、サウンド面における関根氏の存在感も強くなっている。

関連記事:湯浅脱退後にリリースされた、Base Ball Bear「光源」の感想とレビュー

凛として時雨

このバンドはシンプルに全バンドが暴力的なスキルをもっているので、なんかもう色々と存在感がエグいんだけど、凛として時雨の最大の唯一無二感はTKと345の男女ツインで鮮やかに彩られるボーカリングにあると思っている。

仮にこれがTKひとりのボーカルなら、ちょっと時雨の感じって違っていたんだろうなーと思うし、二人のボーカルが対照的な歌声(どっちも死ぬほど高いのは共通しているけど)で、歌い分けてみせるからこそ、よりグッと来るポイントが増えるのかなーと思っている。

ライブではめっちゃかっこいいし、プレイもアグレッシブなのに、ライブのMC(というか、物販の紹介)になった途端、急に345の攻撃力がゼロになるギャップが、個人的にすごく魅力的に感じる。

たぶん、初めてライブでみたら、345のプレイとプレイ外のときの佇まいの違いにびっくりすると思う。

関連記事:個性が強すぎるバンド凛として時雨

POLYSICS

あんまり語られることがなくなってきたけど、POLYSICSって日本のロックシーンを考えるうえで重要なバンドだよなーと思う。

ニュー・ウェイヴとかテクノポップも日本で知名度があるというか、そこまでロックと遠い距離の音楽じゃなくなったけれど、当時はそんな空気なかったように思うし、ポリが開拓してきた音楽性やシーンってとても大きいように思うのだ。

以降のバンドに与えた影響だって大きいように思うし、大きなロックフェスの流れをたどると、ポリが与えた影響って色濃く受け継がれている。

そのことは間違いない。

まあ、あんまりそういうことを言い切ってしまうと、リアルタイムでポリを聴いていないことがバレちゃうので、アレなんだけども。

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a flood of circle

もはや女性ベーシストと関係ない話だけど、テツが入ってからのa flood of circleが良い。

この「Lucky Lucky」は新加入したテツの作詞作曲だというから驚きだし、ボーカルも含めてテツの存在がフラッドにがっちりハマっている。

フラッドはメンバーの入れ替わりが激しいバンドで、その入れ替わりに苦しんでいた部分もあると思うけれど、今のフラッドの作品を聴いていると、テツというピースがバンドの中に完璧にハマっているように感じるのだ。

だから、ぐっとくる作品がとにかく増えた。

佐々木がソロとして、バンドから距離を置いたような作品をリリースしたりとかも含めて、色んなことがピースとしてバンドにかっちりハマっている。

だからこそ、よりフラッドの音楽が、やりたいことが具体的になってきた気がするし、それが良い音楽に繋がっている気がする。

関連記事:a flood of circleという硬派なバンドの話

打首獄門同好会

junko氏の場合、もはや女性ベーシストであるとかではなく、それ以外の部分で魅了している部分が多い。

そんな打首。

打首って「同じ歴くらいの他のバンドより年の重ねている」からこそのサウンドとパフォーマンスをしているよなーと思うことがあって。

最初にライブでみたときから、そんなにキャピキャピしていないというか、庶民派的な歌詞も含めて、不思議とラウドなんだけどなんだか落ち着けるような感じがあって、それって「年の重ね方が素敵」だからこそ、生み出せる魅力なんだろうなーなんて思ったりするのだ。

まあ、バンド的には年の話ばっかりされても面白くないのかもしれないし、実際年なんて関係ないんだよな〜と思わせてくれるのが打首の良さだと思うんだけどね。

個人的には、お米よりパン派なので、いつかキラーチューンで、パン派のリスナーに寄り添ってくれる歌を歌ってくれることを期待している。

関連記事:話題だらけのバンド・打首獄門同好会

バックドロップシンデレラ

ネタ曲をリリースしたかと思えば、急に真面目でかっこいい歌をリリースする、振り幅がとてもすごいバンド。

今年の10月頭にリリースされた「祝え!朝が来るまで」は、そんなバクシンの振り幅の広さを体感できるようなアルバムになっている。

ちなみに、ベーシストがどんな人か気になる人は動画をみてたら、動画をみていたら映るはずなので、知らない人はチェックしてみてほしい。

個人的に、バンドのサウンドとベーシストの雰囲気にものすごいギャップを感じたのも、このバンドの思い出のひとつだったりする。

関連記事:バズらせない天才・バックドロップシンデレラの話

ヤバイTシャツ屋さん

もしかしたら一番最初に頭に浮かべ女性ベーシストがありぼぼという人も多いのではないだろうか?

特に10代のロック好きに限定したら、かなりありぼぼの名前をあげる率が高い気がする。

そして、ヤバTの躍進が「女性ベーシスト」のイメージを変えたみたいなところもある気がする。

なんというか、ボーカルに対してクール、というのが女性ベーシストのイメージだった人も多かった気がするし、ベースの場合、プレイやパフォーマンスはアグレッシブだとしても、不思議とその佇まいには「クール」の言葉が、くっつくことも多かったのではないかと勝手に思っている。

しかし、ありぼぼは、なんというか今までのロックバンドにおける女性ベーシストとは、まったく違う存在感を発揮している。

そもそも一般的には「女性ベーシスト」というのが、わりと肩書になりえたりするけど、ありぼぼの場合、わざわざそういう肩書をつけなくてもいい存在がある、とでも言えばいいだろうか。

ヤバTって色んな意味で、バンド界における革命児みたいなところがあるけれど、ありぼぼの存在もまた、そういう革命的な要素が強いのかなーと勝手に思っている。

関連記事:ヤバイTシャツ屋さんが持つユーモアとかっこよさについて

まとめ

というわけで、色んな女性ベーシストがいるバンドを紹介してみました。

まあ、個人的には男性とか女性とかはどうでもいいので、これをひとつの切り口にして、普段聴いたことがないバンドに触れてもらえたらなーと思う次第。

ではではでは。

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