前説
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皆さんはご飯ですか?それともパン派ですか?
僕はパン派です。
この記事ではそんな朝ごはんの王様であるパンと、パンに関係するバンドたちを紹介していたきと思います。
とはいえ、「パンに関係する」と言っても、それはバンドごとに違いがありますので、きちんとそのバンドはどのようにパンと関わりがあるのかを紹介していきながら、そのバンドの魅力もお伝えできればなーと思います!
それでは早速みていきましょう!!
おいしくるメロンパン
バンド名をみてもらったら分かる通り、バンド名からパンと関連している。
ただ、バンドメンバーのインタビューを見ていると大してパンへの思い入れはないようだ。
日々、様々なパンをモリモリ食べている自分からしたら、仮にもあのメロンパン様をバンド名にしていながらにして、メロンパン様へのリスペクトがないとはどういう了見だこのヤローと思わなくもない。
例えるならば、そのバンドのことを一切知らない人が、ファッションでそのバンドTシャツを着ているみたいな話なのである。
自分の好きなバンドTシャツを着るなら、そのバンドのこと、少しは知っておいてほしいでしょ?
それと同じで、メロンパンをバンド名にするなら、メロンパンを愛してほしいわけだ。
バンドTを着るということは、そのバンドの看板を背負うことだと言うならば、メロンパンをバンド名にすることは、メロンパンの看板を背負うことと同義と思うのだ。
なのに……。
みんな、メロンパンがそこまで好きじゃないのかよ!!!ただのファッションメロンパンなのかよ!!!!メロンパン、こんなにもおいしいのに!!!!許せん!!!!!ちくしょおおお!!みたいな気持ちになるわけである。
まあ、冗談は置いとくとして、なんとなく女ウケを狙って「メロンパン」をバンド名を使ってみましたっていうの感じが透けて見えて、メロンパン好きな僕から言わせれば、やっぱりメロンパンへのリスペクトが足りないよなーって思っちゃうわけです。
ただ、声は甘くて、歌はキャッチーで、バンド音楽のツボを押さえた曲が多くて、バンドとしてはオススメなのも確か。
もしかしたら本気のブレイクになるかなーとずっと思っているバンドのひとつ。
関連記事:おいしいメロンパンとおいしくるメロンパンの魅力を比較してみた。
PAN
パンを代表するバンドといえば?という問いでPANをスルーするわけにはいかないと思う。
もちろん、バンド名がPAN=パンであるということもそうなのだが、このバンドはライブのキモは、パンを使ってオーディエンスを盛り上げるところにある。
どういうパフォーマンスなのかと言えば、パンをオーディエンスに投げて、それをオーディエンスに掴んでもらうというもの。
昔でいうところのビッキーズの飴ちゃん(これはバンドではなく芸人だが)、最近でいうところの打首獄門同好会のうまい棒的なパフォーマンスを行なっている、と捉えてもらえれば、基本は問題ないかと思う。
で、このパン投げは終始盛り上がるのだが、特に盛り上がるのが、後半に行われる食パン投げ。
ここが個人的に激アツなのだ。
この食パン投げではPANのボーカルである川さんが、パンを掴むオーディエンスを一人指名するくだりがある。
で、その指名された人はその場に立ったまま、ステージにいる川さんがほうり投げた食パンを掴むことになるのだ。
川さんと指名されたお客さんの間には、まあまあの距離があることが多い。
今までたくさんの食パンを投げてきた川さんのコントロールは精密ではあるものの、野外ライブなんかだと当然風も吹き荒れるし、成功するかわからない独特な緊張が生まれる。
なにより、川さんと指名されたお客さんの息が合うかは、やってみないとわからないわけで。
散々バンドが盛り上げて、その場にいる全員がその一挙手一投足を見守る中、色んな人の希望が詰め込まれた食パンを川さんがほうり投げる。
で、指名されたお客さんの手にその食パンざがっちり掴まれたときの感動は、言葉にはできないものがあるのだ。
ライブという真剣勝負の場だからこそ生まれる空気感だし、少なくともその瞬間はお互いが本気だからこそ、成功したときの熱狂はものすごいものになるわけだ。
ちなみにパンを掴んだお客さんは、だいたいそのパンをモリモリと食べる。
全国の(ごはんよりも)パン派の皆さんは、ぜひ一度PANのライブを見てほしいなと思う。
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D.W.ニコルズ
このバンドは珍しいことに、フランスパンをタイトルにした歌を発信している。
タイトルは「フランスパンのうた」である。
歌詞のちょっとしたセンテンスでパンのことを一瞬間言及するバンドはいても、歌の中心にパンを据えるバンドはそう多くない。
それを成し遂げたのが、D.W.ニコルズなのである。
しかも、目を瞠るのはフランスパンの登場のさせ方である。
この歌はサビの一つの結論として「バランスが大切」と言い切ってみせるのだが、そのあとに「人生は長い」と言い、「長いといえばフランパン」という謎の着地をみせるのだ。
マジでこの歌を初めて聴いたときは、なぜサビの最後のセンテンスでフランスパンが登場させたのか理解できなかった。
なんなら今でも全然理解できていなかったりするし、どう考えても「長いはフランスパン」のフレーズはない方が締まりがいいと思う。
んだけど、逆に言えば、この歌のお尻に「長いはフランスパン」というフレーズがなければ、あまりにもメッセージの強すぎる歌になる気もするのだ。
つまり、この歌のメッセージのひとつである「バランスが大切」の意に反することになってしまう。
サビの前半にメッセージの強いフレーズを持ってきたから、そのバランスを取るために意味のないフレーズを置く必要があった。
だから、唐突にフランスパンを意味のわからない形で登場なのではないか?と思っている。(この歌に関してD.W.ニコルズがどこかで言及しているのかもしれないが、この記事ではそれを抑えず個人の所感で言葉にしております)
兎にも角にも、フランスパンを歌に登場させたバンドという意味で、パンとバンドの歴史を語るうえで重要なバンドなのである。
あと、ニコルズはシンプルに着眼点が面白い歌が多いので、あまり聴いたことがない人も、代表曲だけでも聴いてみてもらえたら嬉しいなーなんて思う。
UNISON SQUARE GARDEN
このバンドにはいくつかマスコットキャラクターのようなものがいる。
そのひとつのしょくぱんくんというキャラクターだ。
このキャラクターはバンド界隈におけるマスコットキャラクターのビジュアル偏差値を大きく下げているのだが、なぜかファンからは大人気。
きもかわいいという、にわかに信じられない地位を築いている。
まあ、このキャラクターはギターボーカルの斎藤宏介が手掛けたものであり、親の七光りのおかげで人気であるというフシは否めない。
また、このキャラクターは定期的に開催されるユニゾンの自主企画イベントの開催時にだけグッズ化されるため、そのプレミア感が人気を後押ししているフシもある。
そもそも、このグッズが生まれたのは「fun time」というイベント名をバンドのベーシストである田淵が<パンタイム>と聞き違えたところにあるらしく、それ故、このキャラクターのグッズは、このイベントのみで販売されるという背景があるようだ。
いずれにしても、しょくぱんくんのグッズはレアアイテム化する傾向があるのだ。
だから、なぜか大人気になってしまうし、あのビジュアルでありながら、メルカリではまあまあの値段で取引されていたりする。
しかし、パン好きの自分にとって、このマスコットキャラクターはライバルのような存在である。
なぜなら、自分はこのキャラクターを可愛いとは思えないから。
どれだけファンがこのキャラクターを持ち上げようとも、自分は「こいつをかわいいと思うセンス」とは対立していきたいし、その姿勢はこれからもブログを中心に表明していきたいと思う。
まあ、バンド自体のかっこよさは間違いないんだけどね。
関連記事:そろそろ、しょくぱんくんにユニゾンのマスコットキャラを担うのは荷が重すぎるのでは説!
関連記事:「ロック」バンドのマスコットキャラクターに限って見た目が怖い説
まとめ
というわけで、バンド界隈でパンに関連するアレコレをいくつか取り上げてみました。
個人的に好きなパンはクロワッサンと塩パンで、その二つを今回取り上げることができなかったのは、残念で仕方がありません。
アンパンマンの世界では、少しずつ山寺宏一が勢力を伸ばしているという話もありますが、バンド界隈におけるパンの世界はこれからもよりどりみどりになるはずで、様々なパンが主役になれる未来がきたら嬉しいなーなんて思っております。
パンに所縁のあるバンドたちと、パン好きのバンドファンの全ての未来に幸あれ。
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