UNISON SQUARE GARDEN「mix juiceのいうとおり」の歌詞の意味は?解釈と考察

UNISON SQUARE GARDENがリリースしたニューアルバム『Dr.Izzy』。

そこに収録されている「mix juiceのいうとおり」の歌詞について取り上げてみたいと思う。

作詞:田淵智也
作曲:田淵智也

end of question?~お気に入り

end of questionとは疑問の終わりとかそんな意味だろうか。

疑問を片付けたはずなのに、まだ疑問が沸き起こるという感じか。

like an illusionとはイリュージョン(奇術)のようなものという意味だろう。

ハンプティダンプティとは不思議の国のアリスとかに登場する変なキャラクターである。

こんなやつだ。

ハンプティダンプティは卵みたいなキャラクターであり、まさしく「半人前」のようなキャラクターである。

要は、まだ未熟なのに意味を問い続けている「あなた」を描いている、と読める。

次のフレーズをみてみよう。

不安を生きる道理も~思いはしないかしら

日々を生きることについて、不安を抱えながら予防線を張り、本音を隠して保身に走る生き方を、まるでままごとのようだと見ている、と読める。

そんなことより、とりあえず希望を抱き、いつかそれが叶うと信じて努力しながら日々を生きていく方がいいじゃん、と語りかけているように思える。

「贅沢な暇つぶし」という言い方からは、予防線を張る生き方よりも、希望に賭ける姿勢を肯定しているように感じられる。

そして、サビである。

昨日の理想が今日~て眠らなくちゃ

trustとは、信頼といった意味である。

「昨日の理想」は夢や希望の言い換えで、夢が叶わなかった、希望が潰えた、といったニュアンスだろう。それでも机の奥=心の中に仕舞い込もう、と歌っているように聞こえる。

英語部分は「心の中では信じたままで」といった意味合いだろう。

「ちゃちな理性」は窮屈な理屈のことで、頭でっかちになって言い訳ばかりして動けないくらいなら、とりあえずチャレンジする方がいい、と言っているように思える。

周りの陰口も無視して、進もうよといっている。

それをジューサースイッチが果実や牛乳なんかを混ぜてミックスジュースにするような光景に似ていて、それを比喩にしちゃうところが田淵の凄さである。

2番をみてみよう。

last of mission?~おしなべて年を取る

「最後のミッション?」と問うている一方で、ミッションは終わらないとも言っている。

人生生きている限り問題は山積みで、ひとつ解決してももう終わったかな?と思ってもまたすぐにやって来るよと言っているわけだ。

これで終わりっしょ!なんて生意気言ってすみませんとは、誰が誰に言った言葉なんだよとツッコミたくなるが、その「わからなさ」こそがユニゾンの歌詞世界なのである。

explosionは爆発という意味である。

ビッグバンによって宇宙が生まれたイメージに重ねて、「explosion」を何かが生まれるきっかけとして使い、そんなことを繰り返しながら時代は作られていく、と言っているのだろう。

目先ばかりの興味~去っちまえ

目先の欲には興味がなくて、もっと未来を見据えて大きな野暮を目論んでいる、と言っている。

ただし、私情はすぐに移ろいやすいので、今はとても大事な夢も、時間が経てばゴミになることだってある。

そんな心の移ろいを予報通りもないし、と表現しているわけだ。

で、にわか雨とは突発的なトラブルのことだろうし、短絡さとは「努力すれば夢はきっと叶う!」みたいな安易な考え方のことだろう。

「一見でも断るはずないけれどエゴイズムで邪魔すんならいの一着で去っちまえ」

ここのフレーズがわかりにくいかもしれないが、「一見でも断るはずない」とは、相手の考えが突飛に見えても、頭ごなしに否定したりはしない、という意味だろう。

ただし、これは逆接の「けれど」で繋げている。

要は、相手の考えをすぐには否定しないけれど、そのエゴでこちらの歩みを邪魔するなら、すぐに去ってくれという強い拒絶だろう。

逆接を使うということは、当然の前の文章と後ろの文章の意味が逆になるわけで、そういうところに目をつければ、なんとなく意味が追えるのではないか。

今日の悲しみが明日を拒むなら~次の一歩は別物でしょ

そして、ここから一番の繰り返し。

不安を生きる道理~思いはしないかしら

そして、最後のサビである。

昨日の理想が今日~右往左往したい

以上である。