前説
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知らないバンドと出会うきっかけって人によって色々あると思う。
サーキットイベントかもしれないし、タワレコの特集かもしれないし、ラジオかもしれないし。
このブログも、そういうきっかけのひとつになれたらいいなということで、この記事ではまだ「大多数」には見つかっていないと思われるバンドを紹介したい。
では、どうぞ。
なお、一部インディーズじゃなかったり、バンドじゃない人もいますが、流れで読んでもらえますと幸いです!
本編
クジラ夜の街
今、とにかく勢いがあるインディーズバンドの一組ではないだろうか。
あと2〜3年で一気に頭角を現してくる予感を覚える。
キャッチーなメロディーと、一回に聴くと耳に残るメロディー。
わりとシンプルにバンド音楽の良さを形にしたようなサウンドが個人的なツボ。
音にメリハリがあって、ギターとベースとドラムのそれぞれの良さが際立っているのだ。
特にドラムの表現力が良い。
新しいインディーズバンドを探したいなーという人には、まずはオススメしたいバンドのひとつ。
KALMA
同じく、今勢いがあるバンドの一組であるKALMA。
どっしりとした力強いボーカルが印象的なバンドで、その真っ直ぐなボーカルに心を掴まれる人も多いと思う。
サビでバンドメンバーが同じメロディーラインをコーラスするバンドっているじゃないですか?
昔でいえばTHE BLUE HEARTS、今で言えばハルカミライみたいな。
ああいう形がサマになるのって、それだけメロディー良くてボーカルがしっかりしているからだと思うんだけど。
KALMAも、まさしくそういう類のバンドなのである。
楽曲から感じるちょっと酸っぱい青春性も、青い感じがして個人的にはツボだったりする。
インナージャーニー
インナージャーニーは、とにかくボーカルに雰囲気がある。
声ひとつで世界観を作り出せてしまうというか、バンドが作る世界に巻き込んでしまう強さを感じるのだ。
身体的なパフォーマンスは要さず、声ひとつでガラッと空気を変えられるバンドは強い。
インナージャーニーからは、そういう強さを感じるのである。
だから「来世」という重たい空気の歌を歌っても、妙な軽さも感じず、かといってしんどい空気にもならず、きっちりインナージャーニーの世界が作り出せるのかなーと思うのである。
あるくとーーふ
ハイトーンな女性ボーカルが印象的なバンド。
「ハニーレモン・ジンジャー」は、洒脱なギターのカッティングやジャジーな歌の展開が印象的。
ライブで聴いたら、楽しく踊り出せそうな曲である。
年齢を考えると、すでにこの完成度になっているのが末恐ろしくなる。
たぶん、色んなサウンドアプローチができるバンドなんで、これからどのように武器を磨いていくのが楽しみである。
藍色アポロ
切なさを感じるバンド音楽は大好物という人なら、きっと刺さるのではないだろうか。
バンド名に「藍色」という単語を入れるだけあって、楽曲全体がどことなく哀愁にも似たものを感じるのである。
00年代のバンド音楽に影響を受け、そこから10年代の感性でバンドを解釈しなおしたって感じがして、それがたまらない。
透明感があるんだけど、透き通っているわけじゃなくて、すべての要素にこのバンドならではの色が付いているのだ。
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Conton Candy
https://youtu.be/DN3_3zuCQTc
あと数年したら絶対すごく化ける。
そういう可能性をギターの音色から感じるのである。
上手く言えないんだけど、こういう形でギターの音を響かせて、そのギターの響きを壊さないボーカルは間違いない、という持論があるのだ。
音が鳴っている空気も大事にしているし、無音の部分すらも自分の音楽にできていると言えば、いいだろうか。
暗いサウンドなんだけど、じめじめとした暗さを感じさせないところも良い。
Organic Call
紹介している「朝焼けに染まった街へ」は2年前の歌にはなるんだけど、このタイミングで紹介したかったので、紹介してみる。
いや、マジで聴いてみてほしいのだ。
イントロがめっちゃ壮大で、残響的なギターのアルペジオに心が掴まれる。
ここからどんな展開になるんだろう、どんなボーカルで幕を開けるのだろうと期待して歌が始まると、良い意味で期待を裏切られるのだ。
ああ、そうきたか、でもこの感じ、めっちゃ良いぞ、っていう感じで。
今から見つけても遅くないので、今からぜひ聴いてみてほしい。
どんぐりず
心地の良い違和感を覚える楽曲。
変って言えば変なんだけど、その「変」がヤミツキになる感じ。
他にはなかったタイプの楽曲を歌う。
つまりは、唯一無二性のある楽曲を歌うということ。
若いアーティストの歌は、どの楽曲もありきたりなんだよと文句を垂れる人は、まず、どんぐりずの音楽に触れてほしい。
PK shampoo
個性的といえば、PK shampooも外せないだろう。
空間を塗りつぶすようなノイズのようなサウンド。
でも、その音は無秩序ではなく、ある種の芸術性を兼ね備えている。
荒々しいのに、繊細さも感じる不思議な歌を作るのだ。
売れるか売れないかみたいな尺度ではかるのが野暮になってしまうような、そういう類の音楽。
プッシュプルポット
ラストに紹介するのは、プッシュプルポット。
もし今回紹介したバンドを全部順番に聴いてくれる奇特な人がいるならば、このバンドを最後に置きたかった気持ちがわかてもらえる気がする。
「13歳の夜」は、流れをきちんとまとめることができるような説得力と空気感を持った歌なのである。
静かなパートから、熱いパートへと変化していくタイプの歌なんだけど、その静と動の使い分けが巧みで、故に説得力のあるエモーショナルが楽曲全体からほとばしるのである。
金沢が生んだ、期待のバンド。
岩手県出身、当時13歳だった人間が書く、2011年3月11日についての歌。
赤裸々に書かれた豊かで率直な言葉に、一度酔いしれてほしい。
まとめ
まとめるのは野暮なので、ぜひ気になる歌があったら聴いてみてほしいし、よかったら掘り下げてみてほしいです。
以上、「まだ大多数には見つかっていないオススメのインディーズバンド10選」なのでした。(一部、メジャーなバンドいるし、バンドではない人もいるけどね)
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